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ぽこん、と筆が止まるとき

 ……が、ある。

 それはリアル生活の多忙ゆえか、タスクの多さゆえか、はたまた執筆上の障害ゆえか、いっそその全てが原因か。

 エディタを開いてもなにも書けないどころか、「書き始められない瞬間」というのが、ある。

 本来筆が止まるときというのは「ぴたり」とかの擬音が良いのだろうけど、なんだろうな、「ぽこん」という擬音がしっくりくる。

 今書いている刻命戦隊クロノソルジャーに関しては割と原因がわかっているのでそこまで不安視はしていない。海外出張やらのリアル多忙と、キャラクターデザイン(変身後ビジュアル)が思いつかないからだ。

 次のパートでレッド以外の変身後の姿が登場するところまできたのだけど、コンセプトがイマイチ定まらない。僕の中でも定まっていないおかげで、デザインしてくれると名乗り出てくれた友人も焦点を絞れず悶々としている状態で、ヤバーイってなってる。

 考えてみると、アマガサもこんなときがあった。ヒーローの変身後の姿というのは非日常的なもので、かつ非日常的なものの中でもとりわけ特殊なものであるので、毎回どうしても障壁になるのだろう。

「ビジュアルの部分の記述を飛ばしてそこから先だけ書けば良いではないか」と自分でも思うのだけど、なぜかそれができない。なんだろうな、たぶんテンションの問題だろうなこれは。どうにもこう、引っかから感じがして進めないか、進んだとしても後から書き直したりすることになりがち(アマガサでもグラライザーでも経験した)

 ……そういう見切り発車、そろそろやめなきゃなぁとは思うのだけどねぇ。書きたくなっちゃうからしょうがない。

 でも昨日デザインの友人に「次のパートで変身するんだけど」って言ったら「は??? 思ってたより早い!?!?」って怒られたので気をつけます……。

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