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2024年において、プロフィール写真を撮ってもらうということ

   最近、またあらためてプロフィール写真をとってもらった。
おもしろい経験だったので、メモをしておこうと思う。
 プロフィール写真をあらためて撮ってわかった事。
 これは要するに自分を楽しんでいる今を記録しておきたかったということだと思う。

 そもそも、本の著者にとってはプロフィール写真はたまに撮るものではある。
 あるいは、すでにあるプロフィール写真を、その書籍に流用する。
 
 ともあれ、この数年の自分は、それとは無関係に自分の写真を誰かに撮ってもらったりしていた。
 そしてそれとは別に、「今日のオレ」と題して、主に自撮りのファッションスナップを撮り、facebookにアップしたりしていたのだ。

 で、これは一体どういう意図によってなされた事なのかを自分なりに分析しておきたい。

 要するに自分を楽しんでいる今というものを記録しておきたかったのだと思う。
 自分の服装や、それを用意した自分。さらに撮ってくれる人。そのロケーション。
 その全てをフル活用して画像として定着させる。
 
 撮影をしたのは、'24年1月28日。午後1番の時間で設定した。だが実際には早く到着。カメラマン氏もやはり早く到着して早めに撮影がはじまった。
 場所は、藤沢市の湘南海岸公園。江ノ島が大きく見える。浜辺そばや公園の敷地などいろいろ背景やロケーションを変更しながら撮った。歩いたり、ポーズをつけたり。砂浜の波打ち際ギリギリに行ったり。
 で、途中からはなぜか調子に乗ってきてしまった。シャッターが切られるたびに表情やポーズをどんどん変えていった。それはたのしかったし、カメラマンの方からもうまいですねと言われた。
 で、実際いろいろなカットを撮ってもらった。撮影は予定よりも早く始められたけれど、予定をオーバーして撮ってもらった。これは被写体としての自分もカメラマンの方も乗っていたからだと思う。正直、もっともっとそういうのをやりたいと思った。

 まあ、こんなおっさんにモデルのオファーがあるかどうかはかなり疑問ですが。

プロフィール写真を撮る意味

 で、プロフィールの写真を撮るってどういうことなのかを考えてみた。
 現時点の自分は、確かに書籍(Kindle版)を書いているけれど、そこに著者近影がのる予定はない。
 なので、これは純粋に現時点の自分の記録だ。
 で、繰り返しになるけれど、これは今の自分を楽しんでいることの記録でもある。
 背格好やファッションなどが2024年1月の時点でどんな感じなのか。
 これは、あとから記憶で思い出そうとしても、正確に思い出すのはほぼ無理だ。
 そうではなく、ありのままに撮ってもらう。いや実際にはかっこつけたりポーズ付けたりしているので、ありのままではないが。ともあれ、持っていないものはさすがにうつらない。なので、持っているものだけ。
 いいとししたおっさんが、こんな格好で写真を撮るって、まあ、それだけでもネタなわけですが、おかげさまでそれはそれで好評だった。公表が好評ですね。

みんなに見てもらうことの意味

 で、現代において写真を撮られるってのは、≓公開、みたいなことだとも思う。そもそも、デジタルデータとネットは、親和性が高い。
 デジタルカメラやスマホで撮った写真は、プリントしてアルバムに貼るって人は、あまりいないだろう。それよりは、すぐにSNSなどにアップされることになる。つまり、撮られるが、(原理的に)全世界に公開されるとほぼ同義なわけだ。人類はこういう状態を経験するようになってからまだ十数年しかたっていない。
 それはさておき、そこからいろいろな反応・感想が得られた。曰く
 「とてもすてきな写真です」「雑誌のインタビュー記事かと思いました」などなど。おおむね好評なのだ。確かにファッションはやや意気込んで、勝負パンツ(ボトムって意味の方ね)みたいな格好ではあったが、ここまで好評を得られるとは思わなかった。
 中には、まあまあ疎遠な友人からついたいいねもあった。
 かつて写真が銀塩カメラに装填したパトロネから巻き取ったフィルムを現像したものであった時代。その時代には多くの人が見る写真は、一握りのカメラマンだけのものだった。新聞や雑誌などに掲載されて多人数に見られる。そういう写真は被写体も特別な人だったはずだ。例えば、モデル、芸能人、スポーツ選手などだ。
 だが、2024年においては、誰でも被写体になり、多くの人に見てもらえる。もちろん、写真のでき自体を左右するのはカメラマンの腕である事は変わらない。ともあれ、被写体とみる人数は大きく変わったと言える。

2024/05/07 追記
 先日日刊SPA!に取材をされました。それがこの記事。

 で、この中にプロフィール写真が利用されています。ライターの方にプロフィール写真を用意するように言われて送ったのですが、上記の撮影の写真の1カットがうまくまにあったわけです。
 写真を撮っておくとこういうこともあるのだなと思った次第です。

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