アニソンってなんぞや

アニソン談義がが盛り上がってるので
過去にアニソンについて研究したこ事を発表したい

まずアニソンの元祖 それはアニメの元祖
『鉄腕アトム』を例に出したい
♪空を超えて ラララ星の彼方〜
内容はアトムがどう言うキャラクターかを説明している
つまりコレから視聴する人に向けた解説であり、今まで見た事が無い人にも興味を持ってもらう趣旨で作られた歌だ
コレはある意味『名刺』と同じ
『肩書きがあって
どんな仕事をしていて
名前が書かれていて
⁺αで何かメッセージが添えられている』
それにメロディーが付いていれば覚えも良い事この上ない
この系統の【シンプル設定説明アニソン】は『新造人間キャシャーン』『デビルマン』『マジンガーZ』等々かなり沢山作られる
たが、流石にそれだけでは飽きられてしまうので効果音重視だったり視点変換(主観・2人称・3人称)といったアレンジが生まれる
余談だがこの自己紹介名刺アニソンでとてつもなく尖った曲を改めて紹介したい
『ルパン三世その1』
♪ルパーン ルパーン(中略)ルパンthe3rd ルパンthe3rd(中略) ルパンthe3rd ルパンthe3rd…
何と割り切った自己紹介ソング‼
名前だけでも憶えてくださいにも程がある!
明らかに限界の壁にタッチして帰ってきた有能なゴールデンレトリバーだ!
同じ怪盗系のキャッツ・アイのOPで比較して見よう
♪(街は煌めくパッションフルーツ)
このテンポでキャッツ・アイのみを連呼したらと思うと このルパン三世の曲がどれ程尖っていたか分かっていただけるだろう

話は戻して
シンプル設定を説明するアニソンは『作品の世界観のみ』を歌う様になり進化を遂げる
『アルプスの少女ハイジ』や『フランダースの犬』『あしたのジョー』の様にコレから始まる空間・空気感・世界観だけに特化して歌うことで本編を見る頃にはその世界の住人に既になっていると言う物凄いテクニックだ!
この【世界観ソング】の凄い所はアニメのタイトルすら言わなかったり、主人公の名前も言わない曲なのに《そのアニメの名刺としての役割を存分にはたす》事である
その進化は《アニソン黄金時代》を呼び起こすと共に《熱くないアニソン》が生まれる切っ掛けにもなるのだった…
【匂わせアニソン】の誕生である

匂わせアニソンとは【バチピタでそのアニメの事を歌ってる訳では無いけども 何となく作品との共通点(匂い)を感じるアニソン】
例を出してみると
『北斗の拳』『名探偵ホームズ』『シティハンター』『エヴァンゲリオン』
これらの『世界観を匂わるけキーワードは忍ばせつつ実はその作品を何も説明していない(諸説あります)曲』
この《匂い》と言うのが実は物凄かった!
最初に『名刺』に例えて説明させて貰いました、この匂わせアニソンは名刺に書くべき事柄がそもそも存在しない
だがしかし! 『香り』はするんです!
出来るビジネスマンは名刺にも香水を振ると聞いたことがあります
そうすると名刺入れに入れてもその香りでそのビジネスマンの事を連想するとかしないとか
つまり、アニメタイトルや必殺技を連呼しないアニソンは街中の至るところで環境音楽として再生され その『匂い』を感じ取れる人にだけ作品を連想させる
バリエーションも豊富になり、とにかく『キーワード』になる何かさえ差し込めればどんな曲でも『アニソン』に早変わり!
そのなかで作られた曲の一部がいわゆる『熱くないアニソン(主観による)』になってしまったと考えます
(この匂いの付け方も試行錯誤を繰り返し、キーワードも何も無いけどもOP映像でキャラが曲に合わせて踊る事で無理矢理匂いを付けると言う離れ技まで作られた)
そんなこんなで 『そもそもアニソンは作品の名刺だったが長々と作品の事を書き留められるよりは連想して頭に残る方が色んな人に認知されつつ目的も果たせられるので今の形になった』と結論付けるに至りました
長々とお付き合い有難う御座いました


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?