タチバナ

VTuberについて備忘録的に書いてます。

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これは、ヤバーシー!? アイドル部学力テストで見えた「企業勢」の本気

 2019年度が始まる4月1日0時、YouTubeで超大作動画がプレミア公開された。株式会社アップランドが運営するVTuber事務所.LIVEに所属するグループであるアイドル部の学力テスト動画である。以下、今回の学力テストの何が凄かったのかを説明していく。なるべくテスト結果のネタバレにならないように努めるが、できればまずは下記のYouTube動画か、ニコニコに公式に投稿された動画を観て欲しい。  「学力テスト」とは何か? そもそもVTuberにとって学力テストは定番の企画で

    • 何故アイドル部のサイドチェストはFAVRICのオーディエンスを沸かせたのか

       テレビアニメ『ダンベル何キロ持てる?』のブームにより、VTuber界隈でもOPテーマである『お願いマッスル』の歌ってみた動画が流行った。単純に曲自体の人気が高いということもあったが、歌部分と合いの手部分をそれぞれ別のVTuberが担当することで事実上のコラボ動画になることも人気の秘訣だったのだろう。  とりわけホロライブ組による動画は完成度も高かった。17人で合唱という規模は収録もさることながら、一部2DのVTuberも混じっているとは言え、多数の3Dモデルを動作させると

      • ファンのためになることをする必要も別にない

        「アンチの相手をしてる暇があるなら、ファンのためになることをしろ」  一見、正しく見えるこの意見だが、アンチにやられて思考と精神が弱っているVTuberに対して「アンチの相手をする or ファンのためになることをする」という二択しかないと思い込ませるのは一種の洗脳だろう。  もちろん本人が「ファンのためになることがしたい」と思って活動することはいいことだ。しかしながら、何故無関係な第三者に「ファンのためになることをしろ」などと言われなければならないのだろうか。それこそ一体ど

        • それでもばあちゃるの代わりはいない

           .LIVE(どっとライブ)所属VTuberのばあちゃるが8/30に配信を行い、リスナーの一部を「モンスターペアレント」とする発言にて炎上した。この炎上に関しては彼に対してのみならず、どっとライブ全体のチャンネル登録者数、動画再生数、配信同時接続数、低評価数などにも影響がみられている。  炎上の経緯や批判されている点については下記のふたつの記事が詳しい。(特にひとつ目の記事に関して)一部補足や訂正をしたい点、同意しかねる点などもあるが、本記事ではその点については特に触れない

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        これは、ヤバーシー!? アイドル部学力テストで見えた「企業勢」の本気

          「ファン」だとか「アンチ」だとか「ファンチ」だとか

           別にどうでもよくない? ……と思うのだが、一部のVTuberや、VTuber視聴者にとっては、意見や感想を発している人間が「ファン」なのか「アンチ」なのか「ファンチ」なのかが重要で、話の内容に関してはどうでもいいようなのだ。極めて理解に苦しむ思想だが、この問題を考えてみると、いくつかの気付きがあったため、ここに記しておこうと思う。  VTuber界隈における「ファンチ」とは まずは上記の女帝セツナの記事と、そこで取り上げられている屍鬼の動画を観ていただきたい。ここでは「フ

          「ファン」だとか「アンチ」だとか「ファンチ」だとか

          株式会社アップランドは2018年1月4日に行われた勉強会で「収益化の計画はこれから立てる」という趣旨の発言をしています。こうした経緯から「頭アップランド」と称されましたが、「キズナアイを見て儲かると思って始めた」という認識の人がいるとは驚きです。悪質なデマを流すのはやめましょう。

          株式会社アップランドは2018年1月4日に行われた勉強会で「収益化の計画はこれから立てる」という趣旨の発言をしています。こうした経緯から「頭アップランド」と称されましたが、「キズナアイを見て儲かると思って始めた」という認識の人がいるとは驚きです。悪質なデマを流すのはやめましょう。

          「運営とのトラブルにより声優変更された」という話であれば、反発があるのは当然で、そのトラブルと「VTuberの声優変更はありか否か」という議題は切り離して考えないといけない。個人的にはありなのだけど、良くない事例が先に出てしまったことで、この議論は一時停滞するだろうなと思う。

          「運営とのトラブルにより声優変更された」という話であれば、反発があるのは当然で、そのトラブルと「VTuberの声優変更はありか否か」という議題は切り離して考えないといけない。個人的にはありなのだけど、良くない事例が先に出てしまったことで、この議論は一時停滞するだろうなと思う。

          当たり前のことを言うのって凄く大事で、「そんなこと誰でもわかってるよ」と言われることもあるかもしれないけど、言語化することで新たな気付きが生まれることもあるんですよね。誤解も生まれにくくなりますし。

          当たり前のことを言うのって凄く大事で、「そんなこと誰でもわかってるよ」と言われることもあるかもしれないけど、言語化することで新たな気付きが生まれることもあるんですよね。誤解も生まれにくくなりますし。

          ひとりでニコニコ動画をやっている織田信姫をひたすら褒める記事

           本能寺のようにたびたび炎上するが(本能寺の変以前にも本能寺は炎上している)、何故か多くのファン(家臣)を得ているVTuberがいる。それが尾張の戦国武将バーチャルYouTuber・織田信姫だ。 YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCGcD5iUDG8xiywZeeDxye-A/featured FANBOX:https://www.pixiv.net/fanbox/creator/34731446  彼女に関して、以前の記事

          ひとりでニコニコ動画をやっている織田信姫をひたすら褒める記事

          VTuberが活動終了するとき、我々はどうするべきか

           今回はあまり具体性もなく、読む価値もない記事かと思うが、以下備忘録としてここに記す。  VTuberには魂がある。それはすなわちアニメキャラクターのように半永久的に活動し続けるわけではないということである。機械音声の場合などでは代替わりがまったく考えられないとは言わないが、概ね受け入れられることはないと思う。世代交代が可能か否かは今回の議題ではないため、捨て置く。  いずれにせよVTuberの活動にはいつか終わりがくるものだと考えるべきだろう。それを引退と表現するか、卒

          VTuberが活動終了するとき、我々はどうするべきか

          VTuber界隈の膨大な情報を精査する難しさについて

           VTuberの総数が8000人を突破したこと、そして現在のVTuber界隈が生配信主体であることは、これまでの記事でも述べた。本記事では、その是非に関して触れるつもりはないが、情報が膨大に膨れ上がり「真偽」を確認するのが非常に困難になっていることには触れておきたい。  もはやにじさんじのライバーだけに限定しても、70人以上存在し、それぞれが1回の配信につき数時間程度のアーカイブを残すのである。静凛や叶などともなると、もはや追うのをひとりに絞っても、すべてのアーカイブを視聴

          VTuber界隈の膨大な情報を精査する難しさについて

          因幡はねると織田信姫は何故本田圭佑にクソリプを送ったのか?

           2019年5月末、サッカーの本田圭佑選手(以下、敬称略)のTwitterに下記のようなツイートが投稿された。非常にシンプルだが、彼のサッカーに対する熱い想いと、サッカー業界発展の願いが込められた情熱的なツイートである。  だが、これに対して、因幡はねる、織田信姫ら、多くのVTuberはクソリプを送っている。そして、その結果、そのリプライのツリーではプチ炎上のような形となり、批判されている。何故彼女たちはこのようなクソリプを送ってしまったのだろうか、というのが本記事の議題で

          因幡はねると織田信姫は何故本田圭佑にクソリプを送ったのか?

          朱宮キキちゃんの件。とある筋からの情報ですが、転生はしてないし、今後VTuberとして活動することも考えていないそうです。寂しいですが、どこかであの歌声が聴けるといいですね。

          朱宮キキちゃんの件。とある筋からの情報ですが、転生はしてないし、今後VTuberとして活動することも考えていないそうです。寂しいですが、どこかであの歌声が聴けるといいですね。

          男性VTuberの明日はどっちだ!? 女性優位社会でどう立ち回るのか

           前回の記事【ホロスターズ設立騒動は騒動ではない。見えない敵と戦う人への対処法】では、男性VTuber事務所『ホロスターズ』にまつわる話に触れた。今後、男性VTuberとして台頭することに大いに期待したいものである。  しかしながら、現実問題としてVTuber界隈は圧倒的な女性優位社会であり、男性VTuberは女性VTuber以上に高度な立ち回りを求められているという現状がある。本記事では男性VTuberの成功例について触れるとともに、それぞれをタイプ別に分けて考察していこ

          男性VTuberの明日はどっちだ!? 女性優位社会でどう立ち回るのか

          ホロスターズ設立騒動は騒動ではない。見えない敵と戦う人への対処法

           先日、カバー株式会社より男性VTuber事務所『ホロスターズ』を設立するとともに、オーディション応募の受付を開始したとのアナウンスがなされた。カバー株式会社はかねてより女性VTuber『ホロライブ』を設立および運営しており、その設立当初は統一性の見えない運営方針などで不安ある声もあったが、ビリビリ動画(bilibili)への進出や、3Dモデルおよびトラッキング技術において高品質を実現するなどし、今やにじさんじ、アイドル部に並ぶ三大VTuber勢力の一つであることは疑いようが

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          はんぱないパッションに行ってきた話

           2019年5月19日、VTuberグループのアイドル部のライブ『はんぱないパッション』に行ってきた。他の方はライブの感想などを主に書かれているようだが、運良く(と言ってもチケット取得のコツを予め調べていたこともあって、早い整理番号を獲得できた)現地参加できた者として、本記事では現地の様子を伝えていきたい。  まず私は名古屋からの夜行バスに乗り新宿で降りた。そこから、ほぼ始発くらいの電車で会場となるZepp DiverCity TOKYOへ向かった。東京テレポート駅でもすで

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