メモ(基礎科学研究)

大学研究は、企業やベンチャーキャピタルですら投資を行うにはリスクが高すぎて挑戦しない領域であることが多く、成功して価値を生み出すようになったとしてもあまりにもその価値が高すぎて企業が1社では独占できず、人類全体にその成果が享受されるであろうことがら
そうゆうものだからこそ、公的資金で行われる価値がある
このことを説いた、バラクオバマ元大統領はアメリカの学術機関(National Academy of Sciences)にて以下のようなことを口にした

実際、特定の物理的、化学的、生物学的プロセスの研究は、1年あるいは 10年行っても報われないこともありますし、あるいは全く報われない可能性だってあります。そして、それが報われるときは、その報酬は広く共有され、そのコストを負担した人々だけでなく、負担していない人々にも享受されるのです。これこそが、企業などの民間のセクターが基礎科学に十分な投資をしない理由であり、公共のセクターがこの種の研究に投資する理由である。もちろんこの分野に大きく予算を配分するリスクは大きい
かもしれませんが、私たちの経済や社会にとっての報酬も同様に大きい(※一部日本語訳により原文とは少し異なる)

つまり、基礎科学研究とは国家によるハイリスクハイリターンの投資であるとは言えないだろうか?
多くの国民はこの分野への投資を無駄と思うかもしれないが、イノベーションを起こさなければ社会変革につながらない
挑戦なくして進歩はない

しかしながら、いくら理想を語っても現実としてそこに予算を配分できる限度はある

現在の20歳くらいの人口を考えると、今ある大学の数はあまりにも多く、与えられる予算が多くの研究に分散してしまう

何が将来的に成功するかわからないものから結局は選ばなければならい

あちらたてればこちらがたたぬ

結局は、プレゼン勝負の口がうまいやつが勝つ世界になっていくのだろうか?

もちろんそれが悪いとは言わない、相手に自分のやっていることがいかに凄いかアピールできる能力が高いことは大事なスキルでもある

しかし、期待を裏切れば詐欺師のような目を向けられる

挑戦しても失敗する可能性が非常に高い分野というものは、とても難しい

貧すれば鈍する、より、貧乏になると性質や頭の働きまでも鈍くなる。 また、貧乏するとどんな人でもさもしい心をもつようになる

コロナが節目を迎えたことでヒト・モノ・カネの行き来は増えた、現在のコストプッシュ型のインフレと金融緩和政策により、通貨価値の下落は所得の低い人の生活がさらに苦しくなってしまう

政策を実行する立場の方々には、世間に惑わさず目先の利益ばかりに執着することのない判断ができるといいのですが

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