後編 リチュア・スプライトについて(デュエリストカップ)

●デュエリストカップ1stでレベルMAXにいくために
今回のデュエリストカップはクシャトリラ、ピュアリィ、ラビュリンスといったデッキと対戦する可能性が高い環境であった

他のデッキとしては

斬機
ドラゴン・リンク
スケアクロー
ヴァリアンツ
P.U.N.K.と何かを混ぜ合わせたデッキ(例ティアラメンツやクシャトリラ)
御巫(みかんこ)
烙印
スプライトと何かを混ぜ合わせたデッキ(リチュア)

他多数

●デッキ構築のポイント
今回の環境では増殖するGや灰流うらら、無限泡影といったカードを使われることが多くそういった妨害を乗り越えてフィールドにモンスターを並べていきたい

基本的にはグリムリチュアからスプライトエルフにつなげイビリチュア・ネーレイマナスの召喚を狙う

グリムリチュアに灰流うららといった妨害カードを撃たれたときにも対応できるようにスプライトカードを駆使して展開を継続できるようデッキにカードを採用することになるだろう

スプライト・ブルーはイビリチュア・ネーレイマナスによってリチュア・アビスを特殊召喚した際にも手札にいてほしいカードなので相性が良い

●リチュアカードについて
先ほど述べたグリム・リチュアからリチュア・アビスを特殊召喚することを狙いたいので
グリム・リチュアは3枚デッキ入れたい
グリム・リチュアはデッキからしかモンスターを特殊召喚できないため、それから特殊召喚したリチュア・アビスは手札に来た時を考えると2枚以上は入れたい
リチュア・アビスから儀式モンスターと儀式魔法のどちらも手札に加えられるようにヴィジョン・リチュアとシャドウ・リチュアは1枚以上確定、そこから手札に加えたいイビリチュア・ネーレイマナスとイビリチュア・ネーレイマナスを出すための儀式魔法カードリチュアの儀水鏡とリチュアの氷魔鏡が候補となる

●採用する儀式魔法
イビリチュア・ネーレイマナスを出すための儀式カードは4種類程度あるのだが、墓地回収効果のついたリチュアの儀水鏡と相手モンスターをコストとして使える効果が強力なリチュアの氷魔鏡はほぼ採用は確定、この2つだけでもいいのだがリチュアの写魂鏡も採用候補となる。5000ライフポイントを払えばリリースの必要なくイビリチュア・ネーレイマナスを特殊召喚できるため高コストながら採用している人も見かけるものの1回のデュエルで1度しか使えないことと発動してしまうとリチュアの氷魔鏡によるライフコストも払えなくなることから今回は採用を見送った。

ネーレイマナスをリリースしてネーレイマナスを出すとリチュアの儀水鏡によってネーレイマナスを墓地から手札に加えられることからネーレイマナスは最低でも2枚以上は必要
そしてどんなリチュアモンスターでもサーチ可能な儀水鏡の集光は前述したとおりグリム・リチュアをなるべく召喚したい都合から3枚確定

リチュアの儀水鏡によってネーレイマナスを回収できることからデッキから儀式魔法を加えたい場面が多いので

サーチしたいのは
儀式魔法 > 儀式モンスター
である状況である可能性が高い

よってシャドウ・リチュアの方が優先的にデッキに採用したい、リチュア・アビスをスプライト・エルフを使うことで複数回効果を使うことを考えると、ヴィジョン・リチュアとシャドウ・リチュアそれぞれ2枚以上ある方が手札に応じたサーチ先に対応できる

もちろん、ヴィジョンリチュアを3枚採用しても構わない

よって
グリムリチュア3
リチュアアビス2~3
イビリチュアネーレイマナス2~3
ヴィジョンリチュア2~3
シャドウリチュア3
リチュアの儀水鏡1
リチュアの氷魔鏡1

●スプライト要素
そして、ここからスプライト要素を加えていく
相手に灰流うららを撃たれても展開を続けていくことができるスプライト・ブルーは手札に来てほしいカードなので、採用できる最大枚数である2枚の採用
スプライト・ジェット
スプライト・ジェットからのサーチ先であるスプライト・スターター、またスプライト・スターターは手札にスプライト・ブルーが来たのと同じような働きをしてくれる
スプライト・スターターからssしたいスプライトレッドとスプライトキャロットを採用
残りの枠で環境に応じたカードを採用していくことになる

スプライトブルー2
スプライトジェット1
スプライトスターター2
スプライトレッド1
スプライトキャロット1

採用候補カードと悩むデッキに採用すべきカードとその理由ポイント
リチュアの写魂鏡については採用に値するカードである


メルフィー要素について
クシャトリラやピュアリィが多いことを考えると、左上のエクストラモンスターゾーンにスプライトエルフ、もっとも左側のモンスターゾーンにピットナイトアーリィ、ピットナイトアーリィのリンク先にメルフィー・キャシィを置いて対応することを考え付いた

⚫︎マスカレーナによるリンクモンスターの選択肢
スプライトエルフは出したターンはリンク素材に使えないが、相手のターンになればリンク素材にすることが可能なので
スプライトエルフとマスカレーナ、スプライトエルフから釣り上げるモンスターを素材として
リンク2からリンク5まで幅広く、相手ターンに出しても役立つモンスターを考え採用を検討できる
・閃刀姫ーアザレア
・大儺主水(ダイナ・モンド)
・スケアクロー・トライヒハート
・ヴァレルコード・ドラゴン
・閉ザサレシ世界ノ冥神(サロス=エレス・クルヌギアス)
・ヴァレルエンド・ドラゴン
・天威の龍拳聖
・破械雙王神ライゴウ
・トポロジック・ゼロヴォロス
・召命の神弓-アポロウーサ
・リンクメイル・デーモン
などが候補となる

⚫︎後攻でも勝つための工夫
⚫︎クシャトリラの存在を考えると禁じられた一滴や月女神の鏃(アルティメット・スレイ)みたいな墓地へ送らないと使えないカードの採用は怖い、せっかくスプライトエルフと天霆號アーゼウスが入っているのならコントロール奪取カードを使って相手のエクシーズモンスターを利用するのが良いだろう

例、クシャトリラアライズハートを心変わりで奪ってアーゼウスをエクシーズ召喚

⚫︎対策カードの話
深淵の宣告者
三戦の才
サンダーボルト
増殖するG
灰流うらら
無限泡影


⚫︎デッキの強みと弱点

⚫︎強み
リチュアの氷魔鏡というカードの存在により相手モンスターを除去しつつイビリチュア・ネーレイマナス(ATK3000)を出せること

例、スケアクロー・トライヒハートを除去できる

スプライト・エルフがいることで無理なくスプライトレッドに対象耐性がつけられること

ネーレマナスがデッキに戻す効果なので、墓地へ送ってしまうと再利用されるモンスターに対して撃っても強いこと

三戦の号からサーチしたい、テーマサーチカード儀水鏡の集光の存在があること

⚫︎弱み

グリムリチュアによって、アーゼウスを作るのが難しいこと

今はクシャトリラによって展開された盤面をクシャトリラバースを含めて除去しなければならないのでグリムリチュアの召喚時効果が後攻では使い物にならないこと

暗黒界は「捨てるカード」と「捨てられて機能するカード」の2つがちゃんと噛み合わないといけないのと同じように

儀式デッキの宿命として、「儀式モンスター」と「儀式魔法」、そして、「儀式のためのコスト」を揃える必要があり、

単体では動けないカードが多いことが手札事故を起こしやすく

後攻で、手札誘発を投げて4枚くらいの手札で動こうとした場合にグリムリチュアの効果が使えないとなると、デッキとしてかなりの弱みがある

ライフポイントを失ってしまうこと

ネーレイマナスを出すのに氷魔鏡を使って3000のライフを失ってしまうと

ネーレイマナスを出して相手の動きを妨害しても、イマナスは手札に返っていくので、相手の残りの手札で5000点のライフを削り切られることがある

ネーレイマナスが場に残らないことと、ライフが少なくてクシャトリラにすぐに5000点ダメージは出されてしまうことが弱い

最初に出されたクシャトリラフェンリルかクシャトリラユニコーンにネーレイマナスを当てた後に、スケアクロークシャトリラとクシャトリラバースから出したモンスターでだいたい5000点以上のダメージを受ける

スプライトの動きだけになると打点不足になり簡単に1ターンで8000点のダメージを与えきることができず、相手が次のターン1ドローで手札が増えるたびに不利になっていくこともある
最高でも打点がギガンテックスプライトの3200、リンクモンスターを素材にしづらい構築なら1600しかない

ギガンテックスプライトが3200にならない場合、最高打点はネーレイマナスの3000、限定的な戦闘破壊耐性を持つので 相手によっては相打ちも可能だが

現環境ではラビュリンスの存在があり、迷宮城の白銀姫(レディ・オブ・ザ・ラビュリンス)を戦闘破壊を狙えるカードが無いことが苦しい


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