見出し画像

一般質問全文掲載 3 再質問

議長:3番、飯塚達央君。


飯塚:
再質問ということでお聞きしたいと思います。

今、町長から答弁で、東川町は多様なハードとソフト両面のサービス対応ができ、とありました。

確かに多様だと認識しております。

ただ、その多様さゆえ、住民のサービス向上が置いてけぼりにされているんじゃないかと感じてしまっている民意があるということなんです。

例えば、子育て支援、子育てママさんへのサポート、雨の日や冬に子どもたちの遊び場がないといったことなどです。

多様であることよりも、町民から求められていることを優先して取り組んでほしい。そう感じている町民が少なからずいます。

日本語学校のような稼げる事業を行い、そのお金で住民サービスを行っているということを認識している町民は、まだ少ないと思います。

直面している課題は何なのか。そのために打つ施策は何なのか。

町民にわかりやすく伝えることが必要だと思います。

新年度の広報で町の行政執行方針を述べられていますが、継続して詳細にわかりやすく書き伝える方法、或いは、例えばYouTubeなどで定期的に映像として伝えるとか、仰られている多様なハードとソフト両面のサービス対応の中身を適宜町民に伝えるということについて、その必要性も含め、町長の考えはいかがでしょうか。

以上質問です。



議長:町長、松岡市郎君。

町長:
今、再質問いただきましたけれども、お答えを申し上げたいと思います。

まず、情報を住民の皆さん方にお伝えをするということ、これも大切なことだろうと思うんですね。

それは、どこまで細かくお出しをすることがいいのかということが一つあります。

やはり、色々な経費の問題等もございますので、簡潔にわかりやすくということが1番良いのと、そして、常に住民の皆さんが目の届くような方法で配布をする、お知らせをすると。

一つは、若い世代にはインターネットのものを通じるということ。それからまた、インターネットを持ち得ないような、慣れていない方々については紙面ということになると思いますが、その紙面も別冊のような形がいいのか、それとも広報の中に簡潔にお知らせをするのがいいのかということがございますので、どちらかというと、やはりインターネットと広報の中でお知らせをしていく。しかも簡潔にお知らせをするようなことをするのがいいのかなと。

もう少し突っ込んで詳しく知りたいという場合は、私共にお知らせをいただくとか、言っていただければ出前をしてお知らせをするとかということは可能でございますので、その辺はそういう対応ができるように今後とも引き続いて進めていきたいと思います。

住民への情報提供というのは必要なことだと認識をいたしております。

それから、サービス低下と。色んなことに事業を展開しているので、それは住民のサービス低下に繋がっているんではないかと。こういうご指摘で、二つほどご指摘をいただきました。

子育て支援が上手くいってないんじゃないかと。甘いんじゃないかと。或いは、子どもの遊び場が足りないんではないかと。こういうようなお話をいただきましたけれども、確かに要望としてはございます。

現在、遊び場がないのかというと、そんなことはなくて、遊び場は色々ある訳です。

例えば、子育て支援センターがある、或いは改善センターがある、或いはせんとぴゅあがある、或いはふれ愛の郷があったり、様々な所がある訳でございますので、そういう中から選択をして遊んでいただくということも可能ではないかと思っていますし、特に、子育て支援センターについては、時間が限られているというようなことがございますので、この辺は、終日というか、ある程度の時間の幅を持って使えるようなことを今検討しようとしておりますが、如何せん福祉人材が不足をしているということでございまして、保育士なんかも不足をしているということでございますので、そういう人材が確保できればもう少し充実をしようということで今担当の方とはお話を申し上げている訳でございます。

子どもの遊び場、町長の手紙の中でも相当いただく訳でございますけれども、今どういう形で進めるのがいいのか。

せんとぴゅあの一室のようなものを利用するのがいいのか、或いはせんとぴゅあⅡの方の施設を利用するのがいいのか、子育て支援センターをもっと充実するということがいいのか、総合的に考えていきたいと思います。

ご理解をお願いしたいと思います。


議長:3番、飯塚達央君。

飯塚:
もう一つ、町の財政白書を作成するという答弁をいただきまして、これが11月ぐらいを目途にということで、非常に期待したいと感じました。

ただ、その中身は果たして事業別のお金の使い道を書いたものになるのでしょうか。

というのも、今の私たち議員とかがいただく予算書の中身というのは、事業別になってはいないんですね。

料理で例えるなら、材料を幾ら幾らで買います、調理器具を幾らで買います、としか書いていないので、果たして何の料理を作るのかが非常にわかりづらいものになっていると感じてます。

町民に財政白書という形で広くお知らせするなら、町が何をやろうとしているのか、そのために幾ら使うのか、それが、誰が見てもわかるものにしてほしいものです。

こちらにあるのが、ニセコ町の「もっと知りたいことしの仕事」という冊子でが、この中身には、お金の使途、さらには町政の方向性、町がどこに何をしようとしているのかということが非常にわかりやすく書かれた冊子で、これはニセコ町全世帯に配布されてます。そして、町外の方にも一冊千円で購入することができるようになっていて、とても良い参考事例だと思い、今回上げさせていただきました。

東川町の11月にやられる町の財政白書に関しては、事業別になっているのかどうか、町政の方向性がそれを読めばわかるものになっているのかということに関してはいかがでしょうか。


議長:町長、松岡市郎君。

町長:
まちづくりの基本的な方向性については、毎年私は行政執行方針の中で、こういう方針でやりますということを述べさせていただいております。

その細かい事業、例えば子育て支援事業がどうしたとか、或いは道路整備をどうするとか、色んな目的はあるんでしょうけども、その目的がわかりづらいと。事業名を見てですね。どんなことをやるのかわかりづらいというようなところが仮にあったとすれば、それは関心のある人たちにはお伝えをする必要があるのかなと思いますけれども、全ての町民がそういうことを望んでいるのかということについては、多少疑問なところがある訳でございまして、以前もそのようなものをお配りいたしましたけれども、残念ながら見られている家庭が非常に少ないというようなことがございました。

ですから、どういう形でお知らせをするのがいいのか。地域へ行って、関心のある方は来ていただいて、そこで直接顔を突き合わせながらご説明申し上げるということも一つの方法ではないかと思うんです。

事業の目的というのは、細かくは言っていませんけども、方向性の中で、例えば子育て支援をやっていきますとか、或いは町の活性化をやっていきますとか、ということを言っておりますので、どういう事業の中身を住民の皆さんに告知をした方が良いと仰っているのかちょっとわかりませんけども、例えば道路とか公園なんていうのは決まってる訳ですから、それをいちいちここの道路をこうやりましてこうやって財源は国から持ってきて借金は何ぼだというようなところまで望んでおられるのかちょっとわかりませんけども、我々が財政白書として示したいというのは、住民の皆さんが今回の選挙を通じて非常に関心をお持ちなのは、将来の負担をつけ回すんじゃないかと。

先程ご質問の中にもありましたけれども、孫やその孫に借金を負担させるのではないかというようなご心配があるということ。その辺はわかりやすくひとつ説明をしなければいけないと思いますし、それから、身の丈にあったというようなお話がございましたね。
身の丈とはどういう丈なのか。やはり支払いが可能なもの、恒常的に支払いが可能なんだよというようなところもしっかりお話をしていきたいと思いますし、例えば多額の費用を投下したものというのは、じゃあその作りはどういう財源でもってどう作られ、使われているのか、その辺をきちんとご説明していくという必要があるんではないかと思いますし、それから、今進めてることが、時代をにらんだといいましょうか、いわゆる少子化なり人口減少なり、或いは高齢化、そういうところに向かって今から対応する事業なんですよというような新たな事業。特に新たな事業は、今お話がございましたように、そういう目的をしっかりとお知らせをしていくということ。

そして、その目的に合った財源というのは、他のことには使えない財源であるというようなこと。

例えば、日本学校が4億円お金があると。その4億円を他の福祉に使ったらいいじゃないかという話があるかもしれません。しかし、それは使えないんです。その4億円を使って、他の財源に、先程お話がありましたように、授業料とか、或いは住民が納める所得税に変えていただいて、それを使って子育て支援とか、公園とか、そういうふうに使っていくということになりますので、その辺のご説明なんかもしながら、ご理解いただくように進めていきたいと思います。


議長:飯塚議員、これで再々質問まで出ましたので終了してください。

3番、飯塚達央君。

飯塚:
はい。

町民に対しての丁寧な説明というのは、行政のみならず、我々議会議員としても今後積極的に進めていく必要があるなというふうに思っているところでありますので、引き続き、町長をはじめとする行政側に積極的な姿勢で町民の方へのご理解をいただけるよう努めていただきたいなと思いまして、私の質問を終えたいと思います。