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フォトグラファーのための iPad活用法 3

CaptureOneでのテザー撮影にiPadを使う

第3回目はCaptureOne(以下C1)でのテザー撮影時にiPadを使うから解説していきます。
後半は
「iPadを他人に手渡すときの設定」
「iPadのアクセス制限」
「iPadPro2018で「Assistive Touch」を使う

が付属しています。

C1はRAW現像ソフトでもありますが、プロカメラマンで最も使われているテザー撮影のアプリケーションでもあります。

C1は元々はPhase One社のデジタルバックを使うために作られてたアプリケーションで、同社以外のカメラでも使えるように汎用性を持たせて来た歴史があります。当初よりニコン、キヤノンのカメラとプロカメラマンに最も使われているメーカーのカメラをサポートしてきて、ソニーαが出たときにはα7もサポート、2018年にはフジのGFXもサポートに入りました。

僕はバージョン1から使っているユーザーです。キヤノン1Ds初代機で仕事をしていた時代で、当時のキヤノン純正アプリケーションがあまりにも使いにくかったので、プロショップに相談したところ、薦められたのがこのC1でした。デジタルフォトの黎明期、35mmタイプのデジタル一眼レフもまだまだ少ない時代で、テザー撮影が出来るというか、デジタルバックはその単体だけでは撮影不可能なものだったので、必然的にテザー撮影するしかなく、その延長戦でキヤノンのカメラもC1で使えたという感じでした。

最新バージョンは12になっていて、着実に進化しているアプリケーションの1つです。(2019年現在)

僕はこのC1の公式解説本を執筆していたり、「CaptureOne徹底使いこなし術」という連載も書いていたので、日本の中でもC1に詳しい一人だと自負しています。

テザー撮影についてはこのiPad活用とは別にそれだけをまとめたものを書くつもりですのでお楽しみに。

ということで、テザー撮影自体はここでは解説いたしません。C1でテザー撮影出来ている前提での解説になります。

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