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【クリマvol.49②】今さらレポ!汗 クリマvol.49の総括

 先日(もうだいぶ前ですが汗)、12月9日(土)/12月10日(日)、クリエイターズマーケットvol.49がポートメッセなごやで開かれました。

 出展されたクリエイター様がた、本当にお疲れ様でした!

 ぼくは初参加のうえ、二日目は体調を崩して不参加という体たらくになってしまいましたが、一日だけの参加でも非常に実りのあるイベントだったと思います。

 次回のクリマ出展や、イベントへの参加をご検討されている方、また今回のイベントについて参加者の目線での意見が欲しい方向けに、レポートをまとめていきたいと思います。


 まず、下記がクリマvol.49の概要でした!

【概要】
・分野:ハンドメイド作品を中心とした、オリジナル作品。イラスト、雑貨、服、クラフト、家具、アート、写真など
・出展数:約2,000ブース
・参加者数:約20,000人(公式サイトの情報より)
・場所:ポートメッセなごや2号館、3号館
・日時:12月9日(土)/12月10日(日)
※ともに11:00~18:00
・参加費:
①前売り1日券:800円
②前売り2日券:1,500円
③当日1日券:1,000円
④当日2日券:1,800円

「東海地区最大級のアート&ハンドメイドイベント」とうたっているだけあって、ブースの数はとてつもなかったです!

 また、参加者は多くいつつも、会場が広いため、人口密度が高すぎると感じることはありませんでした。

クリマの強み

 特筆すべき点は、以下の4つでした!!

【特筆すべきクリマの強み】
①「ハンドメイド作品を中心としたオリジナル商品をテーマとしていること」
②客層に偏りがなく、家族連れを含め、老若男女を問わないお客さんがいたこと
③質の高い作品を展示されているクリエイター様が多かったこと
④フードトラックなど、ご飯が充実している

①「ハンドメイド作品を中心としたオリジナル商品をテーマとしていること」

 まずは、テーマの特徴です。
 文面から、一次創作のみを対象としていることは明らかですが、注目すべきは「~を中心としたオリジナル商品」の部分。

 要するに、ハンドメイド作品のみならず、手に取れる一次創作の商品であれば、かなり広い分野から応募できるわけです。

 また、基本的にアダルト作品を抜きにしているところも特徴的でしょう。

・二次創作を認めるかどうか
・アダルト作品を認めるかどうか

 この二点に対しどういうスタンスを取るかによって、客層は明らかに変化します。

 二次創作やアダルト作品が良い悪いというわけではありません。展示してもらうクリエイティブの絞り方が、イベント全体のコンセプトやメッセージ性を大きく左右するということです。

アダルト抜きの一次創作のみ」としているのは、49回にものぼるイベントを重ねてきたクリマ運営様ならではの方針であり、かつイベント運営の目的がはっきりしていることの表れかと思います。

 一次創作をされている個人クリエイター様と出会いたかった、ぼくのような人間にとっても、この絞り方は非常にありがたいものでした!

②客層に偏りがなく、家族連れを含め、老若男女を問わないお客さんがいたこと

 これは、複数のクリエイティブイベントに参加して、最も驚いた点です!!

 即売会の形式を取るイベントは、だいたい客層が限定されます。
 コミケのレポートで大きいお兄さんたちが多い印象をもたれている方もいらっしゃると思いますし、ビジネス寄りのイベントだと参加者も業界人ばかりになります。

 しかし、クリマは本当に偏りを感じませんでした!!
 即売会というよりも、むしろ「大きくて穏やかなテーマパーク」に来たような感覚になったほど。

 アニメルックな作品へ高齢者の方が興味を示されていたり、あちこちで家族連れのお客さんが楽しまれていたりと、ぼくの中の「即売会」のイメージをいい意味で覆してくれました!

 この要因は、①でも触れた「展示物の絞り方」が大きく影響しているのではないかと思います。

 アダルト作品をOKにしてしまうと、家族連れや高齢者の方々には抵抗が生じやすくなるでしょう。仮にアダルト作品だけを区画分けしても、狙った客層とクリエイター様のミスマッチになりかねません。

 また、家族連れの方が楽しめる大きなテーマが「ハンドメイド作品」というところ。会場には、見た目が派手なだけでなく、手に取って触れたり、一部では「体験」をメインにしたブースもありました。そして、あちこちで子どもたちが目を輝かせていたわけです。

 これは、イベントの周知がお客様およびクリエイター様の双方へ成功している証拠かもしれません。

 ポートメッセなごやは、名古屋駅からJRあおなみ線で24分かかる海辺にあります(東京ビッグサイトなども海辺ですよね)。車で来るにせよ、電車で来るにせよ、名古屋の中心部からでさえ、なかなかの距離を移動しなければいけません。

 そんな中、ベビーカーを押してまで参加されているお客さんの多いこと。少なくとも、東海地域における他の即売会では見ることができない光景でしょう。
 クリエイター様にとっては、幅広い層のお客さんに作品を見てもらえる貴重な場だと感じました。

③質の高い作品を展示されているクリエイター様が多かったこと

 クリマで感じた3つめの印象は、「出展者の質が高い」こと。

 ほとんどすべての即売会において、出展の際には審査があります。ただし、この審査でどれくらいのクオリティ管理が行われ、どの基準で出展が許可されるかは非公開であることが基本

 クリマも例外ではなく、審査があり、かつ基準は非公開です。しかし、それを踏まえたうえでも、出展されているクリエイター様の作品クオリティは平均値が高めに感じました。

 イベントに際し、出展されていたクリエイター様にアンケートを取りましたが、クリマ全体のクオリティが高めであると感じられていた方は多かったようです。

 もちろん、各回によって波はあると思いますが、参加を検討される方に自信を持ってオススメできるイベントとなっているでしょう。

クリマの「ちょっと惜しい!」部分

 さて。
 ここまで、クリマの回し者であるかのように、良いことばかりを連ねて参りました。

 しかし、どんなイベントも、良いことだけではありません。クリマも例に漏れず、「ここはどうにかならないかな……汗」と感じる部分もありました。

 それが、以下の部分。

【ちょっと惜しい!泣】
①Webサイトが使いづらい
②2号館の戦慄「ほぼ全部Mやんけ!!!!」
③行き帰りのしんどさ

 先に申し上げておくと、これらは大規模なイベントにありがちな問題ばかりです。逆に言えば、クリマ特有と感じる不自由さはほとんどありませんでした!
(もちろん、別の方の視点から見ると、ユニークな問題が浮き上がってくるかと思いますが汗)

①Webサイトが使いづらい

 これはもう、お金のある企業が主催していない限り必ずつきまとう問題でしょう。

 東京のデザフェスもそうでしたが、まずもって、出展者様の情報が検索しづらい。これはUIが見づらいのではなく、主にUXの問題です。

 特に「これはツラいなあ……」と感じたのは、↓

【公式サイトのツラいUXポイント】
・マイページがない
・お気に入り登録の機能がない
・SNSの共有ボタンが使いづらい

 2,000という大規模な出展者数でありながら、参加者用のマイページ機能がないのは、個人的にかなり大変でした。
 マイページがないということは、「お気に入り登録」の機能がないのも順当な話。

 しかし、クリマに出展されるクリエイター様は、さっきも触れたように質が高め。「この人のブースに行きたい!」と思えるクリエイター様はわんさかいます。
 ぼくは最終的に50ブース程度まで的を絞りましたが、それでもお目当てのクリエイター様について、情報を整理するのはめちゃくちゃ大変でした……汗

 また、各出展者様の情報ページにあるSNS共有ボタンが使いにくいのも難しいところ。正直、各SNSに飛んで自分でリンクを貼るほうが共有しやすいです。

「URLと作品画像を貼りつけて投稿すればいい」と言ったらそれまでなのですが、出展者情報ページのSNS共有ボタンがどれくらい役立っているのかは謎でした……。

 コミケなどもそうですが、即売会というのは、基本的にお金をかけずに運営されます。スタッフの方も、ボランティアがほとんど。当然、Webサイトにかけるお金もないでしょう。
 これに関しては、リーズナブルかつノーコードで作れるようなWebサイト構築サービスが育つのを待つしかないのかもしれません……。

②2号館の戦慄「ほぼ全部Mやんけ!!」

 ぼくは事前にお目当てのクリエイター様と、出展ブースの番号をリストアップして当日に臨みました。

 クリマのブースの分け方は、ジャンルごとに「アルファベット+番号」がついているもの。大規模な即売会だと、似たような分け方が多いでしょう。

 最初に3号館を訪れたぼくは、A~●まで適度に区分けされているのを見て、「思ったより探しやすいな」と感じていました。

 そして──運命の2号館。
 実際の図を見てもらったほうが早いでしょう。
 下記です。

出典:筆者撮影

 ぼくの心に住んでいる小さなぼくが、思わず心中で叫びました。

「ほぼ全部Mやんけ!!!!」

 ただ、これもしょうがないことです。

 2,000という出展者数を適切に配置しようと思ったら、どうしてもミニブースの割合が多くなります。明確に分けるのは、困難となるでしょう。

 さらに、各クリエイター様がさまざまな商品を同時に販売しているわけなので、「明らかにこの分野である」と断言できない限り、ブースをはっきりと区切ることはできません。

 ちなみに、無数のMブースの外周には「ものづくり体験」などをメインとしている「J」ブースがあるのですが、マップ上ではほぼ壁と同化しています汗

 これはさすがに運営様も放置するわけにはいかなかったようで、Jブースだけはパンフレットに画像が記載されるという、異例の対応となっています。

 なおさら、①のマイページがほしくなるパンフレットでした……。

③行き帰りのしんどさ

 東京ビッグサイト、幕張メッセ、ポートメッセなごや……。

 大規模なイベント会場というのは、とにかく建てる場所がありません。というわけで、基本的には都会と言っても中心部からは離れた海辺にあるわけです。

 ビッグサイトにしろ、ポートメッセにしろ、中心となる新幹線の駅からは最低でも30分ほどの移動時間がかかります。

 ここで発生するのが、「行き帰りのしんどさ」問題。

 行きはまだ体力がありますが、帰りはイベントで歩き疲れた後。しかも、だいたいイベント会場へつながる路線は1~2本の電車またはバスなので、帰りは大混雑します。

 また、ビッグサイトはまだしも、ポートメッセは近くに宿泊施設がなく、遠方からお越しの出展者様やお客様にとってはかなりの苦労があるでしょう。

 実際、アンケートにご回答いただいたクリエイター様からも「ホテルが遠くて困った」という声をいただきました。

 クリマというよりもポートメッセの問題ではありますが、商品の搬入やブースの組み立てを考えると、遠方からの出展者様にとっては死活問題ですね汗
 今後の出展を考えていらっしゃる方は、搬入について念入りに対策をしておいたほうがよさそうです。

 以上です!
 次回は、クリエイター様のアンケートを基に、クリマの傾向と対策を分析していこうと思います! よろしくおねがいします!

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