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バイデン政権がラマダン期間中の神殿の丘への立入制限についてイスラエルに圧力をかける

バイデン政権は、係争中の聖地で暴力が勃発する可能性があるとの懸念にもかかわらず、来たるイスラム教の聖月ラマダン期間中、神殿の丘へのイスラム教徒の立ち入りに制限を課すことのないよう、イスラエルに求めているそうです。

3月10日に始まり4月9日までを予定されているラマダンに際し、ネタニヤフ政権は神殿の丘への訪問者数を制限する計画を検討していると伝えられています。

ガザで進行中の戦争、ヒズボラとの紛争の激化、ユダヤとサマリアでの緊張の高まりを考慮して、イスラエルのイタマール・ベン・グヴィル国家安全保障大臣(オツマ・イェフディット党)は、ラマダン期間中の神殿の丘への立ち入りについて広範な制限を求めました。グヴィル大臣が求める制限の対象は、パレスチナ系アラブ人だけでなく、アラブ系イスラエル人も含まれます。

米国国務省のマシュー・ミラー報道官は、提案されている制限を非難し、イスラエルに対し「過去の慣例に沿って、ラマダン期間中の平和的な礼拝者が神殿の丘へアクセスできるようにする」よう要求しました。

水曜日のイスラエルのチャンネル12の報道によると、ネタニヤフ首相の戦時内閣は、ラマダン期間中の神殿の丘へのアラブ系イスラエル人の立ち入りを制限するというベン・グヴィル首相の計画に拒否権を発動しました。

その代わりに、政府は神殿の丘での祈りへの総出席数に単純に上限を課すことにしています。報告書によると、当初の数字は5万人から6万人になる可能性が高く、警察はラマダン初日に暴力行為が報告されなければ、聖地で許可される参拝者数を増やす意向であるとのことです。

水曜日の朝、ハマスの指導者イスマイル・ハニヤはアラブ人の暴徒に対し、神殿の丘への訪問が制限される可能性を無視してアル・アクサ・モスク内にバリケードを築くよう呼び掛けました。

資料:https://worldisraelnews.com/biden-administration-demands-israel-not-limit-ramadan-access-to-temple-mount/

画像:https://www.jpost.com/israel-hamas-war/article-788620

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