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家庭連合(旧統一教会)を解散させてはならないーー太田朝久『踏みにじられた信教の自由』(光言社、2008年)を読み終えてーー

もう一度、この本を紹介したいと思います。著書の太田朝久氏は、家庭連合(旧統一教会)の本部で伝道教育部長や広報部長を務めてこられた方です。キリスト教の教理や歴史を広く深く学びながら、反対派の牧師たちによって仕掛けられた多様な論争に対して、しっかりとした教養と信仰に基づいて反論してこられました。太田氏は、家庭連合に対する悪評のほとんどが根拠のないものであることを明らかにしています。普通の人なら、悪意も持って攻撃してきた日本基督教団の学者たちが書いたものなど読みたくないという感情に支配されてしまうでしょう。ところが、太田氏はそうではありませんでした。この本の最終章「日本にも信教の自由の確立を」の中で、太田氏は日本基督教団の牧師養成機関である東京神学大学で私が直接指導を受けた大木英夫教授や古屋安雄教授の著書を引用しながら、ピューリタンたちが信教の自由の確立のために涙ぐましい努力をしたことを明らかにしています。敵をも愛し、尊敬する心を持っていなければ、このような労作を世に残すことはできなかったでありましょう。家庭連合にはこのような尊敬すべき指導者の存在があることを、世間の人々は知らなければなりません。日本における信教の自由の確立のために、家庭連合は存続する必要があります。日本政府は決して家庭連合を解散させてはならないのです。

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