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こんな夢を見た20230425

こんな夢を見た。
大宴会場のような大きな畳敷の部屋にたくさんの人がいる。
ほとんどの人がテーブルに向かっている中、幾人かの年配の男性たちがとある席のあたりに集まっている。
「何で○○が(名前がよく聞き取れない)」と口々に言っている。
そのテーブルには遺影らしき写真と酒の入った湯呑みが置かれている。
「いくらそれが決まりとはいえ○○が死ぬことはないのに」
その席の隣に座る若い男がこちらを見上げる。
そこにいるのが辛そうだから連れ出そうか、と思った。
部屋の向こうではまた別の年配の男たちが何かを話している。少し怒っているようだった。
そこで全ての事情を知った。
先に起きた事件で女性が幾人か殺された。本家だけでなく分家の女性までもが犠牲になった。
次の事件の際、今そこで遺影になっている男性が本家の誰かの身代わりとなったのだ。
こちらを見ている若い男(中高生ぐらい)は本家の人間だが、その亡くなった男性をとても慕っていた。
「いくら決まりとはいえ、○○が亡くなったら●●(分家の屋号のようだ)はどうなるんだ?」
そこに集まっていた者たちは皆分家の人間だ。
つまり、●●がこのまま途絶えてしまったら身代わりの順番が自分たちに家に回ってくることを懸念しているのだ。
そう思うと余計、その若い本家の男をここに置いとくわけにはいかない。
連れ出そうと声をかけ、部屋の外に向かった。

そこでふと夢を見ていた自分の意識が起き上がった。
これ何か話にできないかなぁ?と考えている。
若い男を連れ出そうとしていた男(さっきまでの自分)と目が合う。
その男は遺影の男に似ていた。
あぁ、この男の身代わりか…と思った。

…と、思って目が覚めた。


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