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解放2

真夏の影
小麦色の素肌
麦わら帽子に
傾きかけた
昨日の後悔
 
言葉は
いつものように
他人事のように
頭にこだまする
渦を巻いた
コップの底で
透明になるまで
待っている
釣り人のように
 
嵐のような
今日が終わり
つかの間の
孤独という名の
解放を浴びる
 
おやすみなさい
子どものように
世界に溶けていくような
眠りの中で
 
明日がぼやけていても
今日しかないと
知っているのは
いつからだっただろう
 
知らない人は
すべて
真夏の影
蜃気楼
この世の夢
通り過ぎる
情報量を
削ぎ落した
入道雲に飲まれていく
儚い運命
 
残りものを
孤独がすくう
滴る夢のひと時が
明日の命を
揺らしていく
 
 
 
 

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