いないものや
たりないものを
数えて
あるものには
なかなか気づかない
いつかそれらが
いなくなったら
また
いないものや
たりないものに
数えていく
しあわせは
悟るほど
深く沈んだところに
あるのだろう
すぐ近くが
遠いままに
彷徨い続けて
僕らの文化は
成熟のような
爛熟を天に捧げる
スタートラインが
ゴールテープに重なって見えて
何を切って
どこへ向かうのか
人それぞれで
出会いは無数の流れ星
暗闇に光る
一瞬をかき集めて
生きるに足る何かを
生み出して
何とか
今日をサバイバル
明日の朝日が昇るまで
悩んだことのすべてを
夜のJAZZに委ねて
今夜は早めに
おやすみなさい──