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10年は、全部9月に置いてきた。

10年、好きだった人がいます。

メールがくるたびにドキドキして、
電話が鳴るたびにドキドキして、
会う前は緊張でお腹が痛くなり、
会ってからも緊張してて、デートなのに1回も自分から目を合わせることができない。
それくらい好きな人。

19歳のときに出会って付き合って
20歳の時に別れて
27歳のときに再会して付き合って…。

付き合ってない期間も
ずっとずっと、心の中にいて
「この人以上は現れないな」って
本気で思っていましたし、
今でも現れてはいません。

でも、 その人のことを
好きでいつづけるのは幸せと同時に
とても辛いことでした。

一緒にいる瞬間や近くに感じる瞬間は
最大級の幸せをもらっているけれど
離れると、不安に襲われます。
毎日、毎日、
自分を落ち着かせるための言葉や要素を探さないといけません。

もちろん、
そーいうタイプの人だということが
分かったうえで一緒にいたので、後悔はしてません。

ただ、
疲れたんです。

1日1日を積み重ねることで
未来は出来上がっていくけれど、
あまりにも見えなさすぎる未来の中に
2年ちょっともいると
「一生、この靄の中を走り続けないといけないのかな?」という恐怖感を感じ、
それがどんどん大きくなってきていました。

でも、好きだから。
離れていくという選択以外で
どうにかならないかと。
毎日、毎日
必死になって探したけれど
答えは見つかりませんでした。

残ったのは
未来への恐怖と好きという気持ちだけ。

正直、好きだけでは
何もできません。
現実は、なにも動かないんです。


だから、
9月に置いてきました。
好きとありがとうと、見えなさすぎた2人での未来と一緒に。

もしかしたら
一生忘れることは出来なくて
一生同じような感覚を味あわせてくれる人には出会わないかもしれないけれど。

10年、好きでいさせてくれて
ありがとう。
サヨナラ。

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辰巳まみ。

ライター。コラム/体験記事/レポート記事/インタビュー記事/スピーチ原稿/電子書籍の企画・執筆を担当。ジャンルは恋愛/結婚/ダイエット/海外セレブ/仮想通貨など。 海などの水辺とカフェラテ、洋画に海外ドラマが癒やしの30歳です。祇園で週3夜蝶してます。

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恋とか、愛とか。あんまりよくわかっていないけれど。
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