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Nikon Ai NIKKOR 24mm 2.8

焦点距離 24mm
最大口径比 1:2.8
レンズ構成 9群9枚
画角 84度(35mm)、61度(DXフォーマット36mm相当)
最小焦点距離 0.3m
最大撮影倍率 0.11倍
絞り羽根枚数 7枚
最大絞り〜最小絞り 2.8〜22
測光方法 開放測光
寸法 最大径63mm×長さ46mm(バヨネット基準点からレンズ先端)、全長約54mm
質量 260g
フィルター径は52mm(DX NIKKOR 35mm F/1.8Gと同じ)

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1977年〜1981年の間発販売、Sシステムのついた81年発売のものは未だに現行品のAi-Sシリーズの単焦点レンズ。ニコンダイレクトで70,000円(税別)、実売5〜6万円というえらく幅のあるレンズ。

中古市場では、並品(レンズ薄くもり)で12,000くらい。自分が購入したのは撮影に支障のない薄くもりの状態で税込12,800円。

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AF-S DX NIKKOR 35mm 1.8GはDXレンズの中でも随一の計慮言うコンパクトを誇るのだが、それと比較しても小さく、AFモーター等入っていないため、細身だ。

しかし安いレンズであってもこの年代のレンズはしっかり金属製で、持ち重りがする。

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手元が絞りリング、その上面についているカニ爪は、フィルム時代のメカメカしいメーターを作動させるためのツマミを挟むところ。現代のデジカメではDXフォーマットではD7000シリーズなら、マウントの根本についてる爪が絞りを検知してくれるので、最大絞りをカメラ側で設定してやれば自動モードが使用可能だ。

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なかなかからアフルで可愛らしいカラーレタリングだ。2.8から2段落とした5.6が標準的なところ、そして8も美味しいゾーンだと色とポジションが物語る。でもやっぱ開放でしょう。

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ところがD3000、D5000シリーズは、この機能が未搭載。そのため、AiシリーズであってもMモードで絞り、SS、ISOをすべて手動で設定する必要がある。当然MFである。

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慣れないうちはiPhoneならばLUXなどの露出計アプリを使うとかなり正確なところを教えてくれる。慣れてくれば目測でf2.8〜f8あたりでどのSSまでならISO100で撮れるって肌で分かってくるし、ディスプレーで確認して調整すればいい。老眼の進んだ50代男子はどうせピント合わせでEVFのお世話になるはずだ。

そんなことしてる暇がないシーンではキットレンズなり他の標準レンズを使えばよろしい。

じっくり撮るか、f8で無限遠か2mあたりに合わせてパンフォーカスでいい加減に撮るか、二択で楽しめるレンズだ。

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開放なのだが、パッキパキである。ちなみに基本保護フィルターはつける花のだが、これにはつけていない。傷ついたらそこまでだ。それよりレンズの性能を100%引き出したい。ただし、C-PLは使いたい場面もあるかも。35mm単焦点と同じ径で良かった。

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安定のぐるぐるボケは現代の1.8Gのとけるボケとは違い味わい深い

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↑DX NIKKOR  35mm 1.8G。とけるボケだ。

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フレア、ゴーストはよほどのことをしな限り出ない。はっきり言ってキットレンズのほうが出やすい。

ふわふわとしたフレアやゴーストに包まれた世界をイメージするとオールドレンズ感は非常に薄い。色がはっきり出てパッキリした画が撮れて、ぐるぐるボケが出るレンズ。

そしてなんだかとても写真を撮るのが楽しくなるレンズである。

もう10日間、レンズ交換をしていない。

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沼住民に言わせれば、「実質無料」の値段でこの楽しみが帰るのならば安物だ。買ってよかったと思う。

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