徳重龍徳(ライター)

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徳重龍徳(ライター)

徳重龍徳と言います。ライター、ウェブ編集者、ニュースサイト立ち上げ。ここ1年はインタビュー業が主です。写真はTBSラジオに出演した際のもの。 【これまでの仕事は↓に】 https://www.wantedly.com/user/profile/edit

マガジン

  • グラビア写真集のコジン的レビュー

    グラビアについての月額購読マガジンです。個人用にまとめてきたグラビア写真集のレビューやコラムなどを公開予定です。初月無料。月額500円。単品購入の場合は1本100円です。

  • エンタメ最後尾

    はじめまして。編集者、ライターをやっているトクシゲです。 この番組はエンタメやスポーツに関し最前線ではなく最後尾からのんびり、でもちょっと違った見方で語るラジオです。

  • 写真まとめ

    撮影した写真をまとめています。

  • グラビアアイドルについてのあれやこれや

    グラビア評論家を名乗っているので、グラビアについてちょこちょこ書いていきます。

最近の記事

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あいみょんは悪くないのに

オレンジの横ラインの車体がホームに入ってくる。電車を朝、駅で迎えるのは久しぶりだ。 視界にドアが飛び込んでくる。ドアガラス越しにも定員オーバーぎりぎりなのが分かる。 ドアが開く。降りる人は少ない。乗っている人たちはボクに目線を合わせまいと↖↗↘↙へと視線を向ける。乗ってくるなと無言の圧にも感じるが、入れる余地があったので体を滑り込ませる。 東京にある疲れの80%は満員電車で生まれると思う。コロナを経て、会社に捧げる朝夕の苦行から離れた今は特にそう感じる。 背後から突然

    • 創作文芸サークル「キャロット通信」の崩壊 の感想

      スレッズから 痛いし、苦しいし、息つまる。読めて本当によかった漫画だ。 誰もが直視したくなくてずっと目線を外していた「何者でもない自分」に気づかされる瞬間のえぐさ。飛行機とともにみんな何かから降りていく。希望がないのが逆に心地いい。 SNS全盛の今、自分が才能がある、影響力があると示さなければいけない時代だ。ただ才能がある人は限られている。そうではない人はそのことを見ないようにし、自分を虚飾し、何者であるかのように振る舞っている。 でもスマホの画面から少し目を逸らせば

      • なな茶さんをインタビューしました

        文春オンラインでなな茶さんのインタビューが公開されました。 フォロワー380万人を超える人気TikTokerで巨乳が売り。どうせ遊んでいるんだろうなど、この時点で偏見をもたれる方は正直少なくないはずです。 でも記事を読んでみてください。幼少期に両親は離婚し一時は貧しい生活。アイドル活動を始めるも給料は出ず、高校時代はアルバイトを3〜4つ掛け持ち。その後、TikTokでブレイクするも、地元に貢献したいと浜松市の観光大使になりたいと直談判。 もしTikTokerでなく俳優だ

        • 炎上していた動画を見て、AIに取って代わられる部分で原作ものの脚本家と記者は一緒かもしれないと思う

          スレッズの投稿に少し加筆したものです。 一部の発言が炎上し話題になり、その後削除された「シナリオ作家協会」の動画を見た。 「原作者に会いたくない。私が大切なのは原作で原作者はあまり関係ない」という脚本家の一人の発言には他の脚本家も困惑した感じで、それは炎上するだろうと思ったが、動画全体としては、「セクシー田中さん」を巡る問題についてプロデューサーの調整不足を指摘したり、脚本家の作家性やクリエイティブな作業についての話もあり、あそこまで炎上するようなものではなかったと個人的

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        記事

          SNSの白黒病と生贄の羊探し

          Threadsに掲載した文章を少しだけ加筆したものです。 基本はそちらで書いています。 あまりに悲しい芦原先生の死のニュース以降、ネットを見れば「セクシー田中さん」の件がどうしても目に入る。 「攻撃したかったわけじゃなくて。ごめんなさい。」 芦原先生の最後の言葉は残念ながら届かず、生贄の羊を焚べた火に投げ込まなければ厄災は終わらないとでもいうように、SNSでは犯人探しが止まる気配がない。しかもそのターゲットは個人へと向かおうとしている。それが別の死につながる可能性もある

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          SNSの白黒病と生贄の羊探し

          「怪物に出会った日 井上尚弥と闘うということ」感想

          「怪物に出会った日 井上尚弥と闘うということ」読了。いやあ面白かった。 昨年末にM-1敗者復活戦の予想を取材させていただいた編集者の阪上さんの担当編集作であり、昨年各所で評価の高かったノンフィクション作品。 あまりに突出しすぎて輪郭すら我々凡人には掴みにくい井上尚弥という怪物の実力を、彼と戦って敗れた対戦相手という外からの視線で枠を作り浮き彫りにする。 本人はあてず(厳密には本書は井上には取材しているが)周辺取材によって取材対象を浮き彫りにするといえばゲイ・タリーズの傑

          「怪物に出会った日 井上尚弥と闘うということ」感想

          徳重龍徳が2023年に書いた記事103本

          2023年12月31日14時30分をすでに回っています。 帰省した福岡の実家でアセアセと今年書いたものをまとめている。 備忘録でもあり、何かに繋がればなあという淡い淡い白色に近い期待もあったりします。 仕事はとりあえず片付いてゆっくりすればいいのに、まだ書いている。 一種の病気だなと思う、本当に。 2023年の記事をざっくり振り返る今年執筆した記事の総本数は103本。 インタビューした方は43人でした。 実際にコメントなどでお話しをお聞きした方はもっといますが、いわゆる

          徳重龍徳が2023年に書いた記事103本

          チバユウスケが死んだ朝に

          チバユウスケ、亡くなる。 なんと現実味のない一文だろう。 ニュース記事を見ても、SNSに流れるアーティストたちの悲しみを見てもリアリティがわかない。ロックヒーローは死なないという少年じみた考えが自分の中にあったことに気づく。臓器が抜かれたようだ。腹に開いた穴へ冷たい空気が流れ込む。なんだ、この喪失感は。 現在も活動を追い続ける熱心なファンだったわけではない。ただ喪失感はこれまでにどんな人が死んだ時よりも大きい。 10代、20代の頃、体のどこかでチバユウスケの声が流れて

          チバユウスケが死んだ朝に

          歯茎が幻想級美女をアイドルにする 村島未悠 『むらみゆ』 【コジン的写真集レビュー④】

          ガミースマイルという言葉を知っているだろうか。 ガミーとは英語で歯茎を意味する「gum(ガム)」の形容詞のことで、笑ったときに歯茎が大きく見えることをガミースマイルという。芸能界でいうと戸田恵梨香やアンミカなどがそうだ。そばかすのように可愛いアクセントになることもあれば、コンプレックスのもとにもなるものだ。 人気グラビアアイドルの村島未悠はこのガミースマイル、つまり笑顔で見せる歯茎が魅力の女性だ。もしかしたら本人は気にしているかもしれないが、この歯茎が彼女をアイドルたらし

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          少女からの変貌と輝き:くりえみ 『 くりめぐり 』【コジン的写真集レビュー③】

          グラビアの写真集について、ここ3年くらい年間100冊ほど目を通していて 個人用にスプレットシートにまとめて、短めのレビューと格付け(A〜C)をしている。 普段のメディア掲載と違い、個人的見解なのでときに辛口だったりもするのだけれど有料であれば見る人も限られるし、一部を切り抜いてSNSにアップされることもないかなと、ふと思った。レビューによって写真集に興味を持ってくれる人がいれば嬉しいし、一冊でも売れたら誰かのためになるかとも思うので、ちょっとずつ公開していこうと思う。 く

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          少女からの変貌と輝き:くりえみ 『 くりめぐり 』【コジ…

          【コジン的写真集レビュー②】日向坂46 河田陽菜1st写真集 思い出の順番

          グラビアの写真集について、ここ3年くらい年間100冊ほど目を通していて 個人用にスプレットシートにまとめて、短めのレビューと格付け(A〜C)をしている。 普段のメディア掲載と違い、個人的見解なのでときに辛口だったりもするのだけれど有料であれば見る人も限られるし、一部を切り抜いてSNSにアップされることもないかなと、ふと思った。レビューによって写真集に興味を持ってくれる人がいれば嬉しいし、一冊でも売れたら誰かのためになるかとも思うので、ちょっとずつ公開していこうと思う。 日

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          【コジン的写真集レビュー②】日向坂46 河田陽菜1st写真集…

          【コジン的写真集レビュー①】斎藤恭代 ファースト写真集 『 EarthFUL 』

          グラビアの写真集について、ここ3年くらい年間100冊ほど目を通していて 個人用にスプレットシートにまとめて、短めのレビューと格付け(A〜C)をしている。 普段のメディア掲載と違い、個人的見解なのでときに辛口だったりもするのだけれど有料であれば見る人も限られるし、一部を切り抜いてSNSにアップされることもないかなと、ふと思った。レビューによって写真集に興味を持ってくれる人がいれば嬉しいし、一冊でも売れたら誰かのためになるかとも思うので、ちょっとずつ公開していこうと思う。 斎

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          【コジン的写真集レビュー①】斎藤恭代 ファースト写真集 …

          【面白いぞ!山崎CGよりも脚本・設定の妙味感じた「ゴジラ-1.0」】

          ※Twitterでの殴り書きですが、知り合いがこれを読んで映画に行くと言ってくれたのでこちらにも転載 【面白いぞ!「ゴジラ-1.0」感想】 「ゴジラ-1.0」、評判良かったので見に行きましたが面白かった。タマフル、アトロクリスナーで山崎貴監督だからと避けている人は勿体ない。というかヒットしてほしい。 (注:ぶじヒットしているようです) 映画の細かい評は詳しい人に任せたいけれど、一本「人間(生きる)vsゴジラ(戦争)」という対立軸がしっかりあって、それ以外の要素を引き算して

          【面白いぞ!山崎CGよりも脚本・設定の妙味感じた「ゴジラ-1.0」】

          NHKクローズアップ現代「ジャニーズ性加害とメディア」を見て

          ※Twitterに加筆したもの NHKクローズアップ現代「ジャニーズ性加害とメディア」を見た。なぜテレビはジャニーズに忖度したのか。NHK自身による検証番組。この問題と向き合う姿勢は褒めるべきなのだろうけれど、どうにも褒めたくない、気持ち悪さが残る内容だった。 番組ではNHKだけでなく民放各局の関係者40人以上になぜ性加害は報じられてこなかったコメントを取っていて、ざっくり、ドラマやバラエティは視聴率のため、民放の報道はスポンサーが怒るのを怖がり、NHKの報道は芸能なんて

          NHKクローズアップ現代「ジャニーズ性加害とメディア」を見て

          道半の道の真んなかでダンス

          日付変わって8月24日、また歳を重ねました。 とはいっても何も変わりません。今さら急に大人になることもできないですし、かといって子どもに戻ることもできない。人生で誓ったことも変わりません。 先日、北海道のフェスに行ってきたのですが、大学生のころと変わらず音楽に合わせ、いつの間にか首でリズムをとり、腕を上げ、踊っていました。あの頃から変わっていない自分にちょっとだけ嬉しかった。 また新しい歳も今までの延長線です。 でも今までだって真っ直ぐに道を進んできたわけではありませ

          道半の道の真んなかでダンス

          YouTubeをひさびさに更新しました。よかったら。 https://www.youtube.com/watch?v=Dfx7rDoMrtY

          YouTubeをひさびさに更新しました。よかったら。 https://www.youtube.com/watch?v=Dfx7rDoMrtY