売りつけたくない君へ(4)/「やっぱり興味がない」って言われるんです。

 ホテルのバーで彼女が泣きわめいてから1か月後。ミュージカルを見てから3ヵ月後。

 日曜日の夕方。南大沢のミートレアで待ち合わせということになった。なぜ、南大沢・・・。なぜ、ミートレア・・・。肉でも食べたいのだろうか?

「こんにちはー。」 彼女は大きな袋をいくつも抱えて現れた。いつにも増して上機嫌だ。

「で、それは何?」

「アウトレットですよー。契約が全然取れないから衝動買いしちゃいました。」恐ろしいことをさらっと言う。取れてないんだ・・・。まあ、そうだよな・・・。

「そ、そうか。契約、取れないのか。」

「ええ。2度目のアポまでは行ったんですが、『やっぱり興味ない』って言われちゃって、ダメでした。」

「それは何件そう言われたの?」

「3件です。」

「2回会ってもらって?」

「はい。2回目のアポが取れたのが3件で、3件ともそうなりました。」

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