(231125e) 僕が知っているミニ知識【融雪剤】。

融雪剤って在るじゃないですか?
物質名は、塩化カルシウム(Ca Cl 2 )
※一応言っておくと、塩化ナトリウム(塩!)では無い。
これが、冬になるとホームセンター等で、Kg単位で大きな袋で売ってます。

具体的な、化学反応式は、知らないのですが、
融雪剤(塩化カルシウム)は、実は、吸湿剤(乾燥剤)としても、
利用されています。

大雑把な、この化学反応の知識を述べます。
塩化カルシウムは、空気中の湿気や水分、もしくは、水と、
比較的激しい化学反応をします。(発熱反応です)
微量の水分でも反応しますので、塩化カルシウムを肌に触れさせると、
それだけで反応し、肌が荒れますのでご注意ください。
反応する量が少ない時は(湿気取り等の時は)発熱は感じられないと思う。
でも、反応量が多いと、融雪剤としての様に、明白に発熱します。

湿気取りぞうさん、などなどの、除湿剤(吸湿剤、乾燥剤)は、
塩化カルシウムを使っています。
※商品の注意書きを読んで、
 塩化カルシウムの使用商品である事を確認して下さい。

除湿剤は、塩化カルシウムを買う方法としては、割高ですが、
緊急時には、(商品が水や湿気と反応しない様に密閉されているので)
少量で済む時や、たまたま融雪剤の買い置きが無い時。など。には、
この知識は役立つかも知れません。
融雪剤として売っている商品の状態は、長期間保存が出来ない状態で、
売っています。
それに比べて、除湿剤として売っている場合の商品の状態は、
長期間保存が出来る状態で、売っています。
だから、除湿剤を比較的多めに買っておいて、イザという時に、
融雪剤として使える筈です。
また、大量に買った融雪剤(塩化カルシウム)を、
湿気を通さず、かつ、塩化カルシウムと反応しない素材の中に、
密封して置くと、比較的長い間、保存が出来るハズです。

まあ、高速道路や車専用道路に積もって固まった雪を溶かすのに、
使われます。ただ、反応の結果が(僕には)判らないので、
融雪した後に、反応後の物質が、土壌などにしみ込んだ場合、
土壌の性質を変えないかが、僕には、ちょっとだけ、心配です。
まあ、融雪剤として使われる位なので、
あまり土壌の性質は変えないと思います。



ついでに、蛇足の知識です。

塩(塩化ナトリウム)は、そこいらじゅうに存在している代物です。
塩と氷を混ぜると、アイスクリームを作れる位の温度まで冷えるのは、
比較的広く知れ渡っています。
塩が水に溶ける時の化学反応が、厳密には発熱反応か吸熱反応か?などは、
実は、僕は知らない。

だから、如何に述べる知識は、溶かす手段(塩化カルシウム)が皆無で、
どうしても雪を溶かしたい時に【だけ】使用して下さい。

雪の上に、塩を撒けば判る事ですが、【雪は基本的に溶けます】。

ただ、塩化カルシウムの様な激しい発熱反応では(断じて)ありません。
それに、「溶けた!溶けた!」と安心していると、
その水溶液(雪と塩の混合物)の温度は、0℃未満になるのは正しいです。
その水溶液が【もし凍結】したら【悲惨な事が起きます】。
とりあえず、アイスクリームは作れる状態です。(つまり氷点下?℃です)
その水溶液が固まっているのですから、
一体、氷点下?℃かは、保証できない。
こうなったら、お湯を持ってきて掛けるしか方法は無いです。
大変だし、本末転倒です。

だから、あまりお勧めはしないのですが、
・雪を溶かす前に、可能な限り雪(氷)を現場から取り除く。
・雪を塩で溶かしたら【即座に】その水溶液(塩水)を現場から取り除く。
 (塩水が固まらない為と、土壌の性質を変えない為。)
・塩は多量には使用しない事。
 (何故ならば、平地や山岳地帯の土壌の性質が、
  海岸性の土壌になってしまい、
  植物が枯れる等が出てくる筈だからです。
  )
等々の注意を守った上ならば、
少ない量の雪ならば、溶かせます。

雪を溶かす方法が、どうしても【他に無く】、【仕方が無い時だけ】、
この方法を使って下さい。



融雪剤としては、塩化カルシウムがあり、
実は、除湿剤として、や、乾燥剤として、売っています。
(様々な注意事項が在る)ので、(基本、勧めませんが)
緊急時には、塩で雪は(少量ならば)溶かせます。
あと、この文章をキッカケとして、自分自身でも調べる事を勧めます。
そうすれば、より正確な知識になる筈です。

以上です。