(230810a) (国力など)社会全体としての動作効率。

一般には、「国力とは」という感じになってしまうかもしれない。
しかし、僕としては、ある社会がどれほど優れた(動作)効率を持つか?
という観点で、自分なりの考え方で、述べてみたいと思う。

誰が考えたって、社会の構成員が、すべて同じ目標を持っていれば、
その効率は格段に向上するのは、当たり前である。
でも、戦前の日本がそうであった様に、
社会の構成員をダマクラカして、欺いて、
国力などの動作効率を上げようとする試みというモノが、
世にはシバシバ見掛ける。
でも、戦後の日本を見れば判る様に、
それは、ヒドイ失敗としての結果を残すだろう。

では、どうするか?という問題だ。

例えば、の、パターンとして、
社会内部の構成員同士で、嫌がらせや内部紛争が在れば、
当然、社会全体の効率は、必然的に、低下する。

他には、小さなボスがいっぱい居て、
各々の小ボスが、自分の思い通りにしようとする場合、で、
その数や量が、社会全体から見ても無視できない量が存在する場合。
すると、小ボスの意志(一種のエゴ意志)を持つ小ボスの集団が、
社会全体の中で、何個ものエゴ意志がぶつかり合う。
だから、
小ボスにとっては、自分の思い通りに出来るが、
社会全体としての効率は、必ず、低下する。

その他の、典型的なパターンとして、
タテ型の犬社会と、ヨコ型の猫社会とのパターンで、考えてみる。
犬社会と猫社会に関しては、以前、記事を書いた事がある。


つまり、タテ型の犬社会の場合で、
全体を統括するボスが居る場合である。
社会全体の構成員が、建て前上は、大ボスの命令を聞くから、
一見、国力などの社会全体の動作効率は、上がると思うかも知れない。
しかし、それは、大ボスが、非常に全体の構成員の為を思っていて、かつ、
聡明な場合のみであろう。
何故ならば、大ボスだって人間に過ぎない。エゴも在れば欲望もある。
だから、結局、エゴに走り、社会全体の構成員の利害とぶつかり、
結局、社会全体の動作効率は低下するだろう。

よって、
話し合いで、みんなが納得していて、みんなが内情を知っている方法が、
最もマシな効率を得られるだろうと、僕は思う。
この方法は、つまり、ヨコ型の猫社会型の社会である。
ただ、猫社会の欠点である、構成員のエゴ同士が、ブツカッテいる場合、
あまり、効率が良くはならないだろう。
だから、猫社会であり、かつ、全体の事情をよく知る交渉役・調整役が
居ると、その効率が上がると思う。(つまり、ネゴシエーターの存在)
相談役とも長老とも言えるかも知れない。

この様な事を、僕は、考えていた。

今回も、あまりキチンとまとまらなかった。

以上です。