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こんにちは。
寒い日が増えてきましたね。
みなさんは、温かくしてお過ごしでしょうか?

前回のnoteでは、あるユニークな共同研究について、少しお話しました。

「今度は何をやろうとしているんだ?」
興味のある方は、ぜひ、こちらも一読ください!

さて、今回のテーマは、「メンズ美容」です。
このnoteを読んでくださっている男性のみなさんは、
スキンケアやメイク、美容医療について興味はありますか?

■メンズの美容市場は確実に拡大している!

近年、スキンケアやメイクをする男性が多くなり、
テレビやSNSでもよく見かけるようになりましたね。

メンズスキンケアの広告をテレビや雑誌、ネット広告などでもよく目にしますし、ドラッグストアやバラエティショップ、百貨店ではメンズ化粧品の売り場が拡大しています。

矢野経済研究所の調査結果を見ても、メンズビューティ市場は拡大基調。

これまで、男性用化粧品のターゲットは美意識の高い若年層が中心でしたが、コロナ禍をきっかけに、中高年層にも広がりを見せているようです。

若い男性向けのスキンケア市場は、すでに2011年頃から拡大していましたが、2018年頃になると有名ブランドから男性向けのファンデーションが販売されたこともあり、男性もメイクをする時代に移行していきました。

20年前はこのような世の中になるとは、全く想像できませんでしたから、時代の変化はすごいものですね。

■メンズの美容医療のニーズも増加

メンズの美容医療は以前からあり、最も多いのがひげ脱毛でした。

「毎朝のひげ剃りが大変」
「夕方になると生えてくるから剃る回数を減らしたい」
というのが主な理由で、この気持ちはよく理解できますね。

でも、最近はひげ脱毛だけでなく、全身脱毛を希望する男性が増えているんです。

男性が美容医療を受けるのは、「女性にもてたい=清潔感を出したい」そして、「自分をより良く見せたい」というのが主な理由で、女性のニーズと少し異なります。

(女性の場合、異性に好かれたいというより、「自己満足」や「理想の自分に近づきたい」「自分を変えたい」といった方が多いですね。)

「老けて見られないようにしたい」という、男性の若返り治療のニーズも増えています。

これは、特に中年以上の会社経営者や人から見られる仕事をしている人たちに多い。

老けた印象よりは若々しく見えるほうが印象は良いですし、ビジネス上の身だしなみという側面もあるようです。

そのほか、コロナ禍で定着したオンラインミーティングの影響もあります。

自分の顔と画面のなかで向き合う機会が増え、自分の見え方が気になる人が増えたということでしょう。その他、ジェンダーレス社会、SNSの普及など多くの要因が考えられます。

■男性と女性の距離が近づいている

男性・女性は見た目、考え方、ライフスタイル、価値観など、様々なものが異なりますが、最近はその距離が近づいて線引きが難しくなっています。

「ユニセックス」という表現がありますが、ことに美容に関していうと、性別に囚われない、どちらともとれないあやふやさが、価値観に変化をもたらせている気がします。

昔、男性は家族のために狩りに出かける使命がありましたが、だんだん女性に寄り添うようになり、ある意味、男性らしさが弱まってきたのかもしれませんね。

■メンズの美容外科

メンズ美容医療では、鼻をかっこよくしたい、二重にしたい、目をもっとぱっちりさせたいなど、メンズの整形も増えています。

自分の顔をよく見ている意識系の人のなかには、たるみが気になるからとリフトアップの施術を希望する人もいます。

実際、聖心美容クリニックでも、男性の新規患者さんは2020年と2023年を比較しても、1.6倍、20代~40代の医療脱毛は1.4倍、30代のコスメ購入者は3.2倍も増えています。

新規患者さんは20代~40代、各年代で増加傾向にあり、特に40代では大きく伸びています。

聖心美容クリニックが実施した全国の20代~40代の男性2820名対象の「男性美容意識調査(2023年5月に実施)」の結果を見ても、3年前と比較して、男性のメイク、美容医療ともに「理解できない」という回答が減少しており、男性美容が受けられる土壌がつくられつつあるようです。

■今後はさらにメンズ美容市場規模は拡大

男性らしさ、女性らしさといった価値観にとらわれず、男性でもスキンケアをし、メイクをして、美容医療を積極的に受ける時代。価値観の多様化はますますメンズ美容市場を拡大していくでしょう。

自分を良く見せたいという男性の美意識が高まれば、それを受け入れるサロンやクリニックも増え、美容医療業界が盛り上がるかもしれませんね。


最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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