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結局、専門医が一番だと思った話

こんにちは!
暑かったり、寒かったりと気温の変化が激しいときは、体調を崩しやすいですよね。
みなさんは、体調管理、しっかりしていますか?

実は僕は、“医者の不養生”という言葉の通り、
4月の中旬くらいに喉の奥がもぞもぞして、咳も出始めました。
ただの風邪かと思い、市販の薬を飲んだものの、咳が1ヶ月近く続いたので、いよいよ、近所の一般内科に行って薬を処方してもらったのですが、飲んだらもっと咳が出てくるように。
おかしいと思い、呼吸器内科の専門医に見てもらったら……。


■咳の原因はぜん息だった

咳が止まらないので、呼吸器内科で検査を受けたところ、
「先生、これは完全にぜん息です」
と言われてしまいました。

そのドクターが言うには、ぜん息と聞くと、子どもの病気のイメージがありますが、
成人ぜん息は40代~60代が多く発症するとのこと。
1日1回、寝る前にステロイドの吸入を続けると、1ヶ月くらいで軽減すると言われました。

実際に吸入器で吸入したところ、嘘かと思うほど咳の症状が消えてびっくり!
僕は医者なので、ちょっと調べて対処すれば何とかなると思っていたのですが、専門医はやはりすごいですね!

■「呼気NO検査」を初めて受けました

ぜん息は朝方や寝る前に咳をするなどパターンがあり、症状から診断することもできますが、今は、ぜん息の診断をしやすい検査があります。

それが「呼気NO検査」です。

「呼気NO(エヌオー)」とは、吐く息の中に含まれる一酸化窒素(NO)のことで、NOは好酸球による炎症があると体の中で多くつくられます。
NOはぜん息の時に特異的に上昇し(その他の咳が出る病気では上がらない)、気道の炎症の程度や病状を反映します。
つまり、呼気に息に含まれるNOの量を測れば、気道に起きている炎症の状態が数値でわかるのです。

吐く息の中のNOの量が多ければぜん息と診断できるわけですね。

実際、僕も病院でこの検査を受けました。
まず、息を吐いた後、マウスピースを口にくわえて、できるだけ息を吸い込みます。
その後、モニターを見ながら一定の速度で息を吐き出すのですが、モニターにアニメーションが展開して、ゲーム感覚でできるのが楽しいんです。

息をふーっと吹き込むと風船を持った女の子が上にあがり…
そのまま、女の子が向こう岸に渡れるように一定の速度で10秒間、吹いていきます。

画像提供:チェスト株式会社(一酸化窒素ガス分析装置NIOX VEROのアニメーション画像)

何回か失敗しましたが、うまく向こう岸に渡れました!

目安として、22ppb以上はぜん息が疑われ、37ppb以上はほぼ確実にぜん息と診断されるそうですが、僕は50 ppb以上だったので、間違いなくぜん息と診断されました。

■定期検査で健康管理

健康のために、筋トレのようながっつり系は若い時には行っていましたが、
現在は特別に気を付けるためのことはしておらず、ストレッチ程度。
ハードなワークアウトはしなくなりました。

僕の家系は心血管に症状が出るので気にかけています。
昨年末はWPW症候群で虎ノ門病院に入院しアブレーションを受けました。
今年の夏もホルター心電図検査を受けるのですが、定期的に専門医にみてもらった方が安心だと思っています。

予防を意識するのであれば、サプリメントも有効かもしれませんが、
最近の研究調査を見ると、ビタミンCのように古くから研究が進んでいるもの以外は、エビデンスがあるものはほとんどないとされています。

■エクソソームは寿命が延びる?

健康と言えば、培養加工施設をもっている銀座のクリニックで作製している乳歯の歯髄のエクソソームを点滴すると、テロメアが伸びていくデータがあります。

テロメアとは、染色体の端にある、DNAとタンパク質でできている構造体のこと。
遺伝子情報を守っている、細胞の老化を決定するものです。
生物は細胞からつくられ、細胞分裂を繰り返すことで老化するのですが、細胞分裂の上限は決まっています。
それを決めているのがテロメアです。

もともとテロメアは130歳くらいまで生きられる長さがあるのですが、
紫外線やたばこ、酸化などのダメージで細胞が損傷して細胞分裂が活発になると、そのたびに短くなっていきます。
そして、限界までくると分裂ができなくなり寿命がくるとされています。

つまり、歯髄のエクソソームを点滴するとテロメアが伸びるということは、
寿命がのびる可能性があるということになります。

また、動脈硬化の進行から脳梗塞・心筋梗塞の発症リスクを評価する指標である「LOX-index®」が歯髄エクソソームの点滴によって下がるデータがあり、リスクを軽減する可能性もでてきました。

ただし、かなりの投与量が必要なので、医療は公平・公正であるべきという考えには反するかもしれませんが、富裕層しか治療は難しいかもしれませんね。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

咳が止まらないので、一般内科に行ってしまいましたが、やはり餅は餅屋で、専門医にみてもらうのが一番ですね!

健康法は人によっていろいろとあると思いますが、
最終的には専門医に定期的にみてもらうのが効率的な気がします。

体調がおかしいな?と思ったら、みなさんも専門医にみてもらうことをおすすめします。

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