インターネットが力を持ち過ぎている。
虚構のくせに。

先日、オモコロの対企業向けの資料を読んだ。
「炎上しない」を売り文句の一つにしていることを知ってしまってから、際どい表現が出るたび炎上しないかハラハラしてしまう。ホラー映画かよ。

「マナー」という言葉がかなり嫌い。
マナーなんてクソだ！って言っているわけではなく、自分の好き嫌いをその場にいない虚構を背にあたかも群勢の意見かのように押し通す、その拡声器としての「マナー」が嫌いなんですよね。
ここには僕とあなたしかいないのに、存在しない人間を出してくるなよ、僕とあなたの問題だろ。そんな感じ。


でも最近、インターネットが「マナー」になりつつある


先日友達と旅行行った時、ちびっ子が城壁を登ろうとしていたのを見て「炎上案件じゃない？笑」という会話をした。
自分たちは全然怒ってもいなくて微笑ましい光景だったんだけど、インターネットでは誰か怒るんだろうね、という会話。


ここにいる誰かの言葉ではなく、存在しないネット民の遠吠えに怯えている。
無駄すぎる。
虚構のくせに、なんだその存在感は。