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製造業に変革を起こすキャディにジョインした理由と、理想のコーポレートについて考えていること


はじめまして、キャディ株式会社の経営管理本部 伊藤と申します。

監査法人/ベンチャーCFO/弁護士ドットコム管理部マネージャーというキャリアを歩んできました。また、プライベートではバスケとお酒と料理が好きで、ソーシャルエンターテイメントのNPOを手伝ったりなんかもしています。

自己紹介として今まで何をしてきたか、何を大切にしているか、またコーポレート組織について考えていることなどつらつら書きたいと思います。

まず価値観として、何を大切に生きてきたか振り返ってみたときに、おそらく「いいモノを人知れずコツコツと作り上げてきた人たちが、より広い世界で称賛される社会を作りたい」ということを大事に考えてきました。

始まりはリーマンショック

当時の私は、いわゆる「普通の大学生」で特に将来のことも深く考えず大学生活を楽しんでいました。そんな中起きたリーマンショック。就職も氷河期でぼんやりとした不安がありました。

そんな中で目を引くニュースがありました。

「技術力のある町工場も注文がなくなり倒産。また低コスト・低品質の海外勢にリプレイスされてしまう工場も続出、中国に買収される町工場も。」

なぜか非常に悔しい気持ちになりました。昔からなんですが、人知れずコツコツ努力する人が好きで、そういう方がないがしろにされているような状況が許せなかったんだと思います。ただ、ドキュメンタリー番組などを見る中で製造業側にも問題があると感じました。

・海外進出するための英語力、発信力がない
・経営管理が旧態依然としていて、海外と比較して技術力では勝っていても生産性で劣る

そして、この問題は製造業に限らず、地方の農業や伝統工芸でも起こっている話ではないかと考えました。自分は何ができるのかと考えた際、経済学部だった私は会計士になってより多くの中小企業を経営管理・海外発信の面から救いたいと思うようになりました。

26歳で監査法人からスタートアップCFOへ。失敗と修行

晴れて大学卒業と同時に会計士になれました。
ただコンサルも含めて超あるあるだと思うんですが、実際に入ってみて感じたのは

「思ったより現場から遠い・・・」

ということでした。監査の場合、意思決定プロセスに関われたとしても経理処理上の問題だったりであまりビジネスの上流には関われないんですよね。
3年近く在籍して、非常に優秀な方が多くIPO支援も含めて色々経験させて頂きました。ただ、より現場に近くで、という思いが強くなりスタートアップへの転職を決意しました。

26歳でジョインしたスタートアップは起業の成功確率を高めることをミッションに掲げていた会社で、上場準備責任者として後にCFOとしてロールを任されることになりました。

ビジネス的なスケールが難しかったという問題もあるんですが、それ以上に26歳でCFOというのは無理がありました。資金調達やビジネススケール・コーポレート構築をするにもお手本を全く知らないため役立たずで非常に迷惑をかけてしまいました。また、人としても未熟でマネジメントも未経験のためメンバーに不快な思いをさせることも多かったと思います。

詳細は割愛しますが、色々あって会社のステージも変わったタイミングで1年で退職することになりました。分かっていたことではありますが、自分の未熟さを痛感させられる1年になりました。

ここで感じた課題が「事業も作れるコーポレート人材になること・コーポレートとしてあるべき姿を知ること・人格の成長」の3つでした。

そしてこれら課題を克服すべく、ご縁もあり弁護士ドットコムへジョインしました。

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弁護士ドットコムでは、直属の上司にあたる現弁護士ドットコム取締役の松浦さんから感謝をしてもしきれないほど多くのことを学ばせていただきました。

コーポレート組織が一度リセットされた時期(当時のCFOとマネージャーが同時に退職し、数か月後に古いメンバーも辞める)に入社したため、大変ではありましたが、組織が80名から200名まで拡大し、また社内ベンチャーのクラウドサインが急成長する状況の中で1からコーポレート組織を再構築するという過程を経験させて頂くことができました。

まだまだではありますが、組織の中での振る舞いや考え方なども多くのことをご指導いただきました。

キャディとの出会い

弁護士ドットコムのミッションにも共感をしていたし、クラウドサインの成長などもあり、社員も良い人ばかりで不満は全くなかったのですが、なんとなくで見た募集情報の中に目が留まるミッションを掲げる会社がありました。

「モノづくり産業のポテンシャルを解放する」

このフレーズに衝撃を覚えました。会計士を目指した理由と直結していて、ど真ん中でした。いてもたってもいられず、すぐに応募をして何が何でも受かりたいという熱意を伝えました。

加藤さんとの面接は今でも覚えていて、どんな回答にも即レスでキレキレの本質を突いた質問ばかりが飛んできました。時間としては40分ほどだったんですが、2~3時間ほど面接受けたような疲労感がありました笑

正直落ちたと思っていたんですが、数日後に加藤さんから「一緒に働きたい」というお電話をいただき、本当に嬉しかったのを覚えています。

キャディってどんな会社?

キャディの文化について
最近のベンチャーはミッションバリューを掲げて文化を発信するところが増えてきましたが、キャディにも4つのバリューがあります。

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「大胆」「卓越」「一丸」「至誠」、それぞれのバリューは社員全員が意識をしており、コーポレート内でも体現されているなと日々感じています。
コーポレートを統括する柿澤さんは「キャディのみならず業界全体としてコーポレートに変革を起こす」と大胆な目標を掲げており、新しく入った総務・労務の2人はチーム一丸で成すこと、社員に誠実に接することを常に考えながら行動できています。

キャディで働くメンバーについて

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キャディで働くメンバーは元々上場企業などで部長・役員などを担っていて、非常に優秀な方が多い印象です。CxOクラスの誘いを断ってキャディにジョインした方も多くいます。

まだ入ったばかりというのもありますが、MTG時はいつもドキドキしながら発言しています笑

ただそういった優秀な方々の中で働くことは学びも多く、刺激的です。

コーポレート組織について

最後に、所属するコーポレートですが、「全社目線で事業貢献もできるコーポレート」にしていきたいと思っています。

そして、事業貢献できるようになるためには、大まかに以下のプロセスがあると考えています。

①各部署のカルチャー/コスト収益構造/KPIを自分の言葉で語れるまで理解する
②他社のナレッジを蓄積する
③事業理解と他社から得たインサイトを元に、全社レベルでの適切なリソース配分やオペレーション構築、カルチャー作りを行う

入社したばかりなので、まだまだ①のフェーズですがこの辺りについてはもう少し時間がたったら整理してまた書こうと思います。

また個人として、SaaS・プログラミングを駆使したオペレーション自動化にチャレンジしています。この辺りも今後書いていく予定です。

コーポレート組織はここ1~2カ月で柿澤さん1人で頑張っていたところから一気に4人体制となりました。チーム一丸となって頑張っていきたいと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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