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グルーヴ感とは

~はじめに~

グルーヴ感とは。
僕の中ではとてもとても曖昧な表現、言葉。
ある人はある人はビートのことを。
ある人はリズムのことを。
ある人はフレーズのことを。
ある人はダイナミクス(音の強弱)のことを。
ある人は曲全体のノリのことを。
人によってグルーヴという言葉の味方や捉え方、解釈が全然違います。本編でも話していますが、あくまで僕個人が考えるグルーヴの解釈や捉え方を解説させて頂きました。当然そんなのはグルーヴじゃないという方もいるかと思いますが、現時点では僕はグルーヴを下記の様に捉えています。今後色々な経験を積み考えが変わることがあるかも知れませんが今の考えをここに書かせて頂きます。
そんなことも頭に入れてもらいつつ、僕の考えるグルーヴを参考にしてもらえたら幸いです。それでは本編いってみましょー!

~グルーヴがないと言われた~

安方さんがジャムセッションをした時にグルーヴ感がないと言われた経験から、グルーヴ感を教えて欲しいとの質問を頂きました。
上記でも述べた様にグルーヴの答えは人によって違います。なので安方さんがどんな方と、どんな演奏をして言われたのかわかりませんが、どんな人やどんな演奏にもグルーブはあると思います。そもそも音を出した時点でその人にしか出せないものが出ているはずなのですから。それが人に気持ちいいと思ってもらえるか、自分が気持ちいいと思えるかは別の話です。
人にもっと気持ちよく聞いて欲しい、もっと気持ちよく叩きたいという欲が人を成長させてくれると僕は思っています。
そこで、僕が考えるにどうして安方さんがグルーブがないと言われたのか。
いくつか要因があります。
・出したリズム
・おかずの入れるタイミング
・音量の強弱
など色々考えられますが、結局のところグルーヴがないと言った方の思い描いたフレーズやリズムと異なっていたと言うのが原因なのじゃないかと思います。きっと安方さんはその方の想像していたものや、想像以上のものを感じた時に「いいグルーヴしてるね!!」といってもらえたのかなと思います。
そんなこともあり僕はグルーヴと言う表現を極力避けています。
レッスン中に「いいグルーヴになってきたよ!」って言われてもなにがよくなってきたのかわかりませんよね?笑
なにがよくなって来たから気持ちよく聞こえる、なにがよくなって気持ちよくなったのかを考えることが大事だと僕は思います。

~アクセントの付け方で変える8ビート~

ここまでの話だと
結局人によって答えが違うから教えられないよ!
と、なってしまいます(笑)
僕が今まで色々な場所、人とやってきたセッションやバンド、サポートなどの経験から見つけた僕の答えを書いていきます。
一つ目はタイトルにある
アクセントの付け方で変わる8ビート。
もっと重たく!もっと軽く叩いてよ!と言われた方もいるかと思います。テンポのことを言われている場合もあるかもしれませんが、アクセントを変えることによってビートの重さを変えることが出来ます。
今回3種類のビートを聞いてもらいました。3種類と言ってもキック(バスドラム)とスネア、ハイハットのパターンは変えずに右手で叩くハイハットのアクセントのみを変えたものです。譜面に表すと写真の様になります。

画像1

↑全部フラット↑
ファンクやロックンロール、パンクなどに多い

画像2

↑頭拍のみアクセント↑
重たいノリ、ハードロックやメタル、ロックに多い

画像3

↑8分裏のみアクセント↑
最近のはやり曲に多い、ヨルシカやボカロPの曲などにみられる
(3種とも例をあげましたが、多いと言うだけで全部ではありません)

アクセントとアクセントじゃない音符の強弱の差でも聞こえ方で違うので譜面では表しきれない情報が音には詰まっています。
例えば、拍頭にアクセントの場合は強弱の差があればあるほど重たく感じます。逆を言うと強弱の差がなければないほど軽く聞こえます。
それにハイハットの開き具合が加わるともっともっと表現が増えてきます。
色々な自分が気持ちいいと思う、曲やドラマーを研究して叩きこんで、気持ちいいビートを身に付けていきましょう!

~意識する音符で歌い方(ビート)が変わる~

次にやったのが叩く時意識する音符を変えて叩きました。
先ほどと一緒で叩くビートは同じで変えるのは音符の意識のみ。今回は4種類の音符を意識して叩いてみました。

画像4

8分音符

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16分音符

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3連符(シャッフル)

画像7

6連符(16分のシャッフル)

この4種類です。
動画ではちょっとわかりにくいかとは思いますが、生で聞いてくれた安方さんには伝わりました!(やったー!)
意識する音符が変わると鳴らしたい音の長さが変わってきます。もちろん8分音符主体の曲だから全部長ければいいというものでもなければ、16分音符主体の曲だから全部短ければいいというものでもありません。曲の中でも使い分けが大切になってきます。
そして、動画でも解説している様に意識する音符が変わるとカウントの出し方も変わってきます。中にはカウントで曲が決まる。上手いドラマーはカウントでわかる。と言う方も多くいます。その曲がどんな曲か理解していると言うことなんでしょうね。カウントで曲の理解度を周りにアピールすることも大切です!

この他にも、もっともっとたくさんのグルーヴと言われる要因があると思いますが今回のレッスンで紹介させて頂いたのは以上の二つになります。

~最後に~

安方さんのレッスンはここまでになります。
最後に初レッスンを終えての感想もいただきました。
「自分の疑問に終わっていたことを、分解して基礎的なところから見直して、こういうことが出来ればこういうことができるというのがわかって、とても勉強になりました」
という言葉頂きました!こちらこそ受講していただき感謝です!本当にお付き合い頂きありがとうございました!

画像8

もう少し世の中が落ち着いた時にまたこの企画もやりたいなぁ!
ご興味がありましたら是非ご連絡ください!

それではまた次回!!

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