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Silex

まずは
Silex Solo Concert in Tokyo
“The Ultimate Faith”
@四谷 Honey Burst
にご来場頂いた皆様、応援して頂いた皆様

本当にありがとうございました。

そしてスタッフの皆様、今回ドラム周りを手伝ってくれた学校の卒業生、メンバー、それにずっと隣で支えてくれた家族にも感謝の気持ちでいっぱいです。

人間時が経てば嫌でもその時に抱いていた感情や想い、記憶は薄れていくものです。今回のライブは僕の人生のいくつかあるであろうターニングポイントになったことは間違いないと思います。

なのでこの未来の自分のメモとしてブログに残して置こうと思い、今こうして文字に起こしています。自分へのメモのつもりで思いつくままに書こうと思うので文章構成等色々雑になるかと思いますがご興味ある方はお付き合いくださいませ。

さてまず

一昨年くらいまで調子良く踏めていたフレーズが昨年の中頃から徐々に辛くなってきたところから始まりました。当初は辛いだけで踏めないことはなったのですが、年末に向かうにつれてリズムのキープができなくなる程になりました。自分の努力不足や機材の調整不足と思い、色々と試行錯誤をしていたものの症状は悪化する一方で年が明けた頃には違和感だったものが痛みと変わっていきました。

さすがに危機を感じ自宅近隣の接骨院や整形外科などに通い鍼を打ってもらったり電気治療を受けたり、リハビリをしたり病院で渡された薬とストレッチも僕としては珍しくきっちりやっていたものの悪化していく日々でした。

このままじゃにっちもさっちもいかないと思い連絡したのが義肢装具士である従兄弟です。症状を伝えて紹介してもったのが下北沢病院という病院で脚専門の整形外科です。
従兄弟とここでお世話になった先生にも本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
ここの先生の判断力がなければきっと未だに毎日頭を抱えながらプレイして、もっと症状が悪化していたのではないかと思います。

ここにはあえて書きませんが、この他にもたくさん病院にお世話になりました。

現状を伝えられた時には正直頭が真っ白になり動けない日々が数日続きました。


なぜ今なのか
なぜ俺なのか
努力不足の俺に罰か
今後ドラマーとしての活動はやっていけるのか
講師は

そんなことを思う毎日でした。
それと並行してバンドの先を考えた時にこの症状を抱えたまま活動は難しいとこの時から頭をよぎっていました。知っている方もいるかとは思いますがやっとの思いでフルメンバー。

これからという時に…

時系列がバラついてしまいますが

Mashaと初めてあったのが2014年某日さいたま新都心のHeaven‘s Rockで当時お互いやっていたバンド同士での対バンでした。

時は流れ
2016年
Marshall GALAで再会
2019年
Marshall GALAで再演

当時の対バン、Marshall GALAでの再会と再演。
どれか一つでも欠けていたら僕のSilexの加入はなかったのではないかなと今になって思います。

そんなMashaとはライヴ当日の車移動はもちろん、僕の個人練習に付き合ってもらったりと一緒にいる時間が多く色々な話をする機会がありました。
音楽の話はもちろん人生観やものの考え方など色々と話ました。
話をする中で一人のミュージシャン、アーティスト、人として尊敬しています。そんな彼の横に居て恥ないプレイを立ち振る舞いをと思っていました。

話は戻りますが
そんな考えがあった中で

【俺がきっかけでバンドを止める】

この事実はとても耐えられなかった。

なので年内は頑張ってその間に新メンバーを見つけて新体制で活動できるようにしてもらうのが僕にできる最大限の行動かなと。

その気持ちに反し体が思ったように動かず、症状の悪化も自分の予想を遥かに超えて進行して来てました。

気持ちに反して動かなくなる脚
動かなくなる脚に比例してついてこなくなる気持ち

それでも決まったライヴの日程は近づいてくる。
ライヴの日程が近づくともちろんリハーサルも入ります。

入れば入るほど出来なくなることが増えている。
メンバーにはたくさん心配を掛け、たくさん支えてもらいました。
これは年内身体と気持ちは持つのか?
と疑問に思ってきたそんな時にMashaから今決めた方がいいねと

ここで無理して続けてドラムや音楽を嫌いにならないで欲しい

この一言にとても救われました。

本当にありがとう

そして皆様にSNS上でご報告となりました。


ライヴ当日にも話ましたが
皆様にとってとても急な報告になったかと思いますが、僕らメンバーとしてもとても急な決定でした。


SNSで報告後メンバーを始めたくさんの温かいコメントやリプライ、関係者で直接連絡をくれた方もいて皆様の言葉にとても励まされました。

皆様のそんな言葉に励まされて先を見ることが出来なかった日々が、少しずつ前を見ることができるようになりました。
今現在も全く不安がないと言えば嘘になりますがSilexのメンバーの今回の決断を無駄にしないよう、前を向いてドラムと楽しく向き合えるようになれたらと思っています。

この場を借りて感謝を述べたい人がもう一人
ずっと隣で支えてくれた奥さんです。

頭が真っ白になりどうしようもない僕をずっと支えてくれました。
八つ当たりのような態度をとってしまったこともあり、言い合いみたいになってしまったこともありました。

でもそんな状況でも

辞めればいい

とは一言も口に出さずにいてくれました。
どん底に落ち込んでいた時にその一言があったらもしかしたら…
と思います。

今回もそうですが
ある時に思うように物事がいかず落ち込んでいた時も
コロナが始まって音楽の仕事に光が見えなくなった時も
どんな時も辞めるという提案はありませんでした。

今落ち着いて改めて考えるとすごいことだし、こんなにありがたいことはないなと思います。

いつもいつも隣で支えてくれてありがとう

今回のライヴは今の僕にできることはやりきれたのではないかと思っています。これも全てメンバーやいつも支えてくれているファンの皆さんや関係者の方々と家族のおかげです。

残り一本の直近のライヴを終え次第自分の症状と向き合っていこうと思います。

今の自分に何ができるのか
改めて何がしたいのか

もう一度自分を一から見つめ直していつになるかわかりませんが短いステージからでも復帰できたらと考えています。

それが思っていたよりも早くできるのか、思っていたよりも長くかかるのかは本当に分かりませんがどんな形であろうともまたステージに立ちたいなと。

ドラムに初めて触れて今年で20年。本当に20年ドラムを中心とした生活だったので当たり前と言えば当たり前なんですが、今回のことでこんなに自分の中で音楽やドラムの存在が大きかったのかと再確認しました。

それでは講師としての仕事やセッションのホストなんかを続けつつ、ライヴ活動を少しだけお休みしようと思います。

みんな本当にありがとう!!!!!

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