明けましておめでとうございます。2022年がスタートしました。

個人的なことになりますが、年始早々に身体のメンテナンスで整骨院に向かった。
身体の調子は良くはないが、12月終盤よりもだいぶマシになっているとのこと。
それは、圧に耐えうるだけの精神力がより強くなっているとのことであった。普段人間は重力に逆らって生きているが、抗重力筋という地球の重力に対して姿勢を保つために働く筋肉は、精神的な影響や過去のトラウマなどを思い出したりして、一気にその力のバランスを崩して、所謂だるい症状になるという。人間誰しも過去の傷を持っているもので、その数も数百は超えているだろうが、その影響を受けたとしても身体に影響が出ないような精神力が必要になる。少なくとも２週間前の状況よりは進歩があり、過去の失敗、経験を乗り越えて強くなっていくとの実感があった。その実感を持って、気力を蓄えて、今年をどうするのかというと、今年1年も熱く心を、魂を燃やして生きて行こうと決めた。

日本社会が労働人口の問題や今後より貧しくなるだろうとの話は誰しもがわかっていて、それでいて、世界は以前よりもより繋がった存在になっていくことは実感していることである。移動も情報も圧倒的なスピードで変化し、今や宇宙旅行すら実現できる時になっている。そうなった場合に、人はどこで住むのか、どんな人と何をするのかという選択肢がいよいよ自由になり、国家という枠組みはなくなって、地球全体でのものごと、影響を考えたり、地球全体からみて今の場所や環境を捉えることになってきている。逆にどんな地域や場所であったとしても世界中から人を呼ぶことができるようになっている。

私が2016年に飛び込んだ外国人領域と呼ばれるグローバルに学ぶ・働くを当たり前にしようと動いてきたことは、日本に、そして日本社会に外国の方が来て、住む・学ぶ・働くを選んでくれることの選択肢を増やすことである。

本人にとって、良い機会を創る、企業にとっても良い出会いを創る、それだけでなく、お互いが歩み寄れるような研修や日本語学習の機会の創造、受入のハードルを下げるためのシステムの開発や導入、少なくともハードルの高さを無くすために、多くのトライを実行してきた。

例えば、海外から、日本で就職をするために、良い企業を見つけるために、日本全国の銀行と業務連携を行い、就職先を見つけることも、現地の大学やオンラインでの日本語教育を実施し、日本語というハードルを減らすこと、留学先を知ってもらえる機会や留学先である日本語学校などが煩雑な手続きを減らせるためのシステム、外国人の受入のハードルを下げるための研修や定着支援など。

普通、スタートアップは１つのサービスを伸ばして、広めることであり、私がやってきたことはベンチャーであり、多くのリソースをいくつものことにツッコミ、問題解決に全力を掛けてやってきた。そんな無茶を続けて取り組み続けることができることも私や会社を多くの方々が応援をしてくれているからである。

改めて、会社を興した熱量とはなんだったのか。社会に対して何をしたいのか。

以前から、ベトナムで出逢った日本語学校のチュン校長の話をしてきた。日本が戦後、世界から尊敬されるまでになったのは、日本人の利他の精神の考え方であり、世界からベトナム人が尊敬されるようになるため、日本語教育を通じて日本人の考え方を伝えたいとの話である。この熱量を持って教育に挑み、日本語を学習した方の未来の為に、私に話しかけてくれたチュン先生や、同じベトナムで出会った数多くの友人や人の出会いがあって、今がある。
それはベトナムだけではなく、マレーシアで出会った友人も同じく、とても熱くて志が高く、人としての思い遣りや想いに溢れる人であった。

結局、やりたいことは、自分が出会ったベトナムでの、マレーシアでの、多くの人との良い出会いや人間関係を後世にも残していきたいという想いなのだと思っている。（残念ながら、ブローカーの問題や一部の日本人が誤った価値観や相手の国の歴史や知識もなく相手に接することにより、日本に対して悪い感情を抱かざるを得なかった多くの方にも出会ってきた。それは自分達の下の世代にとってはマイナスでしかなく、国ではなく人で人を観ようとしても、印象を変えるのは大変なことであるため、今自分達が少しでも活動することに意味があると思っている）

日本で、そのような良い方に出会えないというわけではなく、たまたま海外で出逢った方々の、その熱量に驚かされて、そんな熱い熱量をもった人と共にいたいし、堂々と胸を張って同じ世代に人生歩んでいたいと思っている。

また仕事を通じて、熱量はあるがチャンスが無い方に、良い機会を提供し、お互いに喜んでもらい、地球を１つにした今の仕事を成し遂げたいのだと思う。（そしてその結果として、喜んでくれた方々と共に、同じ時間を共有したり、思い出話を語り合いたいのだと思う）

その為に、今自分達が出来ることを少しずつ、やってきている。

2016年8月に創業して、2017年4月に会社を設立してからは約5年になった。今回の新型コロナのようなものは、誰しもが想定外であり、一番尊い人の命を奪うものであるので、人流制限が掛かってしまうのは仕方がない。

留学生も就労する人も新規で日本に入国できないことは、この仕事にとっては影響が一番大きなことであり、採用を決めてくれているお客様や日本で働きたいと思って、覚悟を決めてもらっている方々には本当に申し訳ないが、でも、どんな状況でも、もちろん日本中にも、世界中でも、熱い想いをもった人が多くおり、その方々の想いを繋いで、またその準備を行いながら、世界とより距離が近づけるように全力を出し続けていきたい。

昨年は本業でしんどいながらも、そういった準備を、大企業、政府機関、行政含めて少しずつ話を聞いてくださり、一緒に共感してくれる方々が増えてきた1年であった。
それと同時に、恥ずかしながら、自社内の組織、体制について悩み続ける1年でもあった。

悩んだこともあったが、仕事をする上で、例え経験が少なくても、立場とかも関係なく、小さい了見でなく、地球規模や少なくとも自己の利益や気持ちだけを優先しない観点を持って、仕事を成し遂げようと思う人々と共に、より多くの問題を解決していきたいと思っている。

少なくとも、自社でも他の組織であっても、そういったエネルギーを持った人と一緒に働き、そういった想いを共有して、同じような志をもった方々と共にこの魂を燃やし、自分の時間やエネルギーを出していきたいと思っている。

2022年、本日からの仕事初めとなるが、まず今の環境や関わってくださっている皆様に感謝し、またこの状況に耐え忍んでくださっているお客様にもいち早く安心してもらえるよう、しっかりと国境が繋ぎ直され、世の中に人の流れが戻ることを願います。
そして本年も世の中にチャレンジをし続けて、魂を燃やして色々な人と共に、また新しい仕事を創っていきたいと思います。

若輩者ですが、本年も皆様から力をお借りしますが、ぜひどうぞ宜しくお願いします！また既に出会っている方々や日頃から良くして下さっている方々、そしてまだ出会って間もない、出会ってもない多くの方々と良い縁を繋ぎ、何か一緒にお仕事ができることを心待ちにしております！