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業務の分岐を減らして会計事務所の生産性をあげる

こんにちは。クラウド記帳「STREAMED(ストリームド)」の開発をしています菅藤です。社長業をしてますが、今でも現役でプロダクト戦略を担当していまして、自らお客さんの声から開発のヒントをもらいに行くことをしてます。

昨日は千葉中央駅の目の前にある税理士法人坂本会計様を訪問してきました。

最近仲良しのココペリの白石さんと同行です。白石さんもイケてますし、彼が開発している会計事務所のための業務管理ソフト「FLOW」もイケてるのですが、こちらについてはまた後日詳しくお話します。

STREAMEDは、領収書をスキャンして仕訳データを生成するソフトウェアです。使い方はとても簡単でして、おそらく触って頂ければすぐに習得できると思います。ユーザー個人の視点ではそれでオッケーなのですが、事務所の視点でいうと、そこに加えて「いかに業務フローに組み込むか」という発想が重要です。

業務のやり方を職員の裁量に任せていると、AさんはSTREAMEDでデータ化するけど、Bさんは今まで通りに手打ちをしているという状況が起きます。要するに事務所全体では生産性で偏りが出てしまって、全体最適化ができないのです。Bさんが風邪で休むと、担当業務が止まってしまうリスクもありますよね。

坂本会計様はここをとても上手に管理されてました。そもそも「業務は標準化するものだ」という考え方が代表の三代川さんと、リーダーの藤堂さんにあります。その上で、FLOWを導入して作業の流れをで可視化しているのです。どの案件がどんな状態なのか誰でも見れるようになるので、このお客さんの月次終わってないよと所長がすぐに発見できます。

「とはいえ、スタッフごとに作業のやり方がバラついたりしません?」と聞いてみたら、「その選択肢は与えていません」というお答え。感銘を受けました。定型化できる業務はリーダーたちで設計し、その実務をスタッフの方に依頼する流れが徹底しているのです。そうすることで、全体の生産性が高まります。また、何か課題が起きた時に、トップの三代川さんや藤堂さんが発見しやすくなります。

一方でスタッフの方のクリエイティビティは、業務フローを設計することや、空いた時間でできる他の仕事で発揮されていきます。結果的に働きやすい事務所に繋がっているんだなと思いました。

Photo : Thanks to @amyhirschi for making this photo available freely on @unsplash


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