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GIF変換時の画質の劣化防止策

はじめに動画をGIFに変換する方法は色々あるのですが、自分が試した中で画質をなるべく維持できる方法を紹介したいと思います。 事前に断っておきたいのですが、ピクセルアートやフラットデザインのような色数の少ない映像であれば特に調整せずとも画質の劣化が少なくファイル容量も軽くなりますので今回の記事では対象にしておりません。 また、映像の動きが激しいもの、カラフルで色数の多いものは変換する上でどうしても劣化が避けられないものもあり、「全ての映像を劣化なく綺麗にGIF変換できる方法」と

    • プロジェクトのデータ管理

      ・はじめに たまにですが、twitterで「映像データのプロジェクト管理とかみんなどうしてるの?」という話をみかけたりするので、個人的なやり方ではあるのですが管理方法をnoteに書き留めて共有したいと思います。 基本的に映像の仕事をする時はディレクターやデザイナーからコンテや素材を受け取って、そこから納品まではチェック用映像以外のデータの受け渡しはあまりないので、個人で映像制作されてる人には合うかもしれません。デザインやゲーム、プログラミング関連の人にはまた違う方法があるかと

      • Octane → Redshift移行メモ

        普段cinema4DではOctane renderを使っていますが、MAXONがRedshiftを買収したこと・サブスクリプションにRedshiftを追加したプランが導入されたことでCinema4DとRedshiftの親和性が高まり、Redshiftを使うユーザーがこれから増えてくるのかなと思い、最近リファレンスやチュートリアルを漁りRedshiftについて色々テストしていました。 レンダリングした仕上がりはOctaneが好みなのですが、機能面ではOctaneでできることの大

        • c4dのdenoiser比較

          cinema4d R21が先日リリースし、Intel Open Image Denoiseが組み込まれました。このdenoiserはレンダラー問わずサードパーティのレンダラーでもdenoiseをかけることが可能なため、出力時間の短縮や選択肢の幅が増え非常に強力な機能のように思えます。 Blenderにもv2.81からIntel Open Image Denoiseが搭載し、さっそく試した方々のレンダリング画像を見ると、ノイズまみれの画像がとてもクリーンになり驚異的なdenoi

        GIF変換時の画質の劣化防止策

          プレビュー用動画のコーデック設定

          対象 : 個人や数人規模で映像制作される方。少しでも動画容量を軽くしたい方。 映像を制作するにあたってクライアントがいる場合は特に、プレビュー・チェック用の映像を何度も書き出しされていると思います。納品データであればproresであったりtiff連番で出しておけば良いのですが、動きやテンポ感など一連を通して見たい・見せる必要がある時に毎回低圧縮・大容量ファイルを書き出すのはストレージを圧迫するだけでなく、クライアントへデータを渡すにもアップロード、ダウンロードに時間がかかっ

          プレビュー用動画のコーデック設定

          OctaneRenderのレンダリング効率化

          [ 前置き ] OctaneRender(以下、octane)のAdaptive Samplingの使い方をご存知であれば、この記事はほとんどが既知の情報かと思います。 octaneを触り始めて間もない人、よくわからなくてMax Samplesぐらいしか調整してないけどもう少し覚えたい人向けです。 [ 前書き 2 ] Octane Render v4の設定画面なので、最新版では一部名称が異なります。 octaneに限ったことではないですが、如何に効率良く短時間・最良品質で

          OctaneRenderのレンダリング効率化