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生きていくために必要でないことをあえてする

「遊び」に関する書籍や論文を読んでいると、面白い名言がやたらと多くでてきて楽しいです。例えば、任天堂の宮本茂さんのこんな名言があります。(引用元は記事末にまとめておきます)

「実用的でないものは何でも遊びになる。つまり遊びとは、動物として生きていくのに必要でないことを、あえてすることなのだ」宮本茂(任天堂)

英語の原文も一緒に。

“Anything that is impractical can be play,” Miyamoto said. “It’s doing something other than what is necessary to continue living as an animal.”

面白いなあと思います。ぼくは個人的にとてもこういうのが好きです。だから遊び論にひかれるのかもしれません。

宮本さんのモノ以外にも、例えばこんな名言があります。

「ゲームをプレイするとは、取り組む必要のない障壁を、自発的に越えようとする取り組みである。」バーナード・スーツ

これも個人的に面白いなと思います。「取り組む必要のない障壁を自発的に超える」というのが、なんとも内発的なかんじがして好きですね。

最近あらためて自分が本来的に持っている興味関心のコアはどこにあるのかなということを明確化することをしています。そのうえで、このあたりにとてもヒントがありそうと感じています。

ちなみにこのあたりについては、だからといって「みんな遊べ」とか「遊んだ方がよい」と主張する気持ちやモチベーションは実はそんなに強くないかんじがあります。また、「遊びの場をデザインする」とか「ファシリテーションする」という感覚も実はあんまりないかんじがあります。

ぼくが一番興味があるのは「いっしょにあそぶ」というプロセスなんですよね。遊びに巻き込まれていくプロセスって面白いなーと個人的に考えています。このあたりはまた今度詳しく書きたいなと思います。

■引用元

宮本茂さんの名言が紹介されていたのはこちら。

元の英文インタビューはこちら。

https://www.newyorker.com/magazine/2010/12/20/master-of-play

バーナード・スーツの方はこちらの書籍に紹介されてました。


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