子どもの運動器の特徴

子ども(成長期)の運動器の特徴

子どもの運動器を構成する骨・関節・筋・靭帯などは発育・発達の途上のため未成熟である。したがって成長期の運動器は柔軟性に富んでいるが、成長軟骨(関節軟骨を含む)は強度が低く外力に弱い。

スキャモンの発達・発育曲線など成長期の特徴として11〜13歳の成長スパートである身長最大発育年齢(peak height age:PHA)を迎え身長最終発育年齢(finish height age:FHA)までの時期は骨の長径成長速度が、筋肉・腱などの周囲組織の成長速度より早く、骨・筋肉・腱の成長が不均衡になる。したがって筋・腱の柔軟性が低下し、筋・腱付着部(骨端軟骨)が未成熟なため付着部障害が発生しやすくなる。

骨の成熟が完成する前の16歳前後(FHA)に運動強度が増加することも疲労骨折の要因と考えられる。

代表疾患として骨端症(Osgood病、野球肘などの離断性骨軟骨炎など)や骨端線損傷などがあり、適切な治療が行われなかった場合、成長障害を生じ変形・脚長差などの後遺症を残してしまう。一方、外傷や障害後の自己修復能が高いため、早期発見・早期治療は非常に重要である。

スキャモンの発達・発育曲線(Scammon, 1930)

成長速度曲線
①Phase 1:身長促進現象の開始年齢(take off age:TOA)
②Phase 2:身長最大発育年齢(peak height age:PHA) 男子12.8歳頃、女子10.6歳頃
③Phase 3:身長増加の終了年齢(finish height age:FHA 身長最終発育年齢)
④Phase 4:Phase 3以降

Monthly Book Medical Rehabilitation No.228
2018年10月15日発行
未定広光 株式会社 全日本病院出版会

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