話の聞き方

私は常々コミュニケーションが上手にできないなと思っている。夫婦関係でも、職場でも、友人関係でも、初対面の人とでも上手にできないなと感じる。だからコミュニケーションに関する書籍を読む機会が多いが、それらに共通するのが聞くことの重要性を説いていることだと思う。それだけ人は話を聞けていないし、聞いてもらっていないと感じる人が多いということだろう。私と同じように悩んでいる人も多いということだろう。他人のことはよく見えるのでとりあえず、私が思う、この人は話を聞いていない若しくは聞く気がないなと感じる特徴を以下に挙げてみよう。

  1. 「はい」を連呼する

  2. 知らないと思われるのが嫌なので、知ったかぶりをする

  3. 相手の話をパクって自分の話をしてしまう

  4. 人の話し中に自分が話すことを考えてしまう

  5. 間が嫌なので話しがぶつかる

  6. 話の途中でおもしろいかどうかを判断してしまう

記事を書いているときに気づいたが、「1.「はい」を連呼する」以外は自分にも当てはまってしまっている。妻の話を聞いている時でも興味がある・なしを判断してしまい、態度に出てしまう。だから妻は機嫌をそこねて「もういい」と言われる。話を聞かないといけないと思いながらも他のことを考えてしまうのはざらにある。妻に対してそうなのだから職場の人にも同じようなことをしてしまっているのだろう。

人は誰しも自分のことをわかってほしいと思っている。だから話を聞いてくれる人を信頼するし、この人は自分のことを理解してくれていると感じるのだ。そういう信頼関係が築けた上でしかこちらの話を聞いてくれないものだろう。まず、自分が話を聞くのである。様々なテクニック論が巷にあふれているが考え方を変えることからであろうと思う。相手が話している時は、相手が何を言いたいのか理解することだけに集中する。とにかく詳細に理解しようと努めること。あとは、基本的には何もしないことだと思う。上記に書いたように話を聞いていない人の特徴はもちろんであるが、とにかく判断をしないことだと思う。面白いとか成否とか最後まで気持ちよく話してもらうように努めることが肝要だろう。それ以外にも沈黙が訪れたとしてもじっとすることも求められる。

そんなこと言ったって、夫婦関係においては物事を決める際に自分の意見を全然聞いてくれないとか。他人に間違いを指摘されたとき素直になれず、反論してしまうとか。どれだけ本を読んだって、勉強したって感情が先立ってしまうことがよくある。そんなことを考えると感情をコントロールすることがコミュニケーション上達のために最も必要なことなのかもしれない。


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