ムウとか言う女が意味わかんないので今の考えを置いておく鳴き声記事
この記事は古い情報です。最新版はこっちなのでこっち読んでください↓
◆MILGRAM(ミルグラム)をご存じだろうか
MILGRAMとは、DECO*27×山中拓也×OTOIROが送る「音楽による裁判員制度」視聴者参加型楽曲プロジェクトである。
登場キャラクターは全員「ヒトゴロシ」である。
しかしその定義は法律とは異なる。ユーザーがその罪を赦す/赦さないで進行するという変わった形式をとった企画だ。
…という説明的な書き出しなのは、私と同世代でこの作品を知る人が正直少ないからです。多分見に来てるのは大半知ってる人でしょう。
というか私自身が10月2日に紹介されるまで一切知らなかった!ゴメン!
その中でも登場キャラクター「楠 夢羽」(通称ムウ)にすっごい嫌だけど惹かれてしまい、知ってからこの日までの間で煮詰まってしまった。嫌すぎる。え?なんで嫌かだって?
コイツ性格最悪やねん
普段の自分なら10000%ハマってないようなキャラクターなのにどうして???と考えだしたら、煮詰まりすぎたということです。
とにかくこのコンテンツ自体が「考察する事」を大前提としたつくりなので、自分なりの考えを描いておこうというのがこの記事です。
その都合上滅茶苦茶長いことが保証されています。無理して読むな!
あと考察っていうのも烏滸がましい解釈まとめみたいなものなのでそういうことにしてください…
あ、あと元は基本口が悪いので乱暴な言い方もたまにしてると思います。
いずれもキャラdisのつもりはないのでご容赦ください…(本当に嫌いならこんなもの書かない)
ということで段階に分けて書いていこうと思う。
▶楠 夢羽(ムウ)とはどんな奴なのか
クソ女見た目は滅茶苦茶可愛い女です。見た目は…
Wハーフでお金持ちの裕福な家庭に生まれ育っており、女子高それもいわゆる「お嬢様学校」に通っているようです。(公式アプリTLの情報)
プライドが高めで衝突があると涙ぐみやすい…が、それは一審までの話。
二審以降ではありえんほど調子をこくため、超余裕そうになっている。
同じ囚人のハルカ(恐らく障がい持ち)が懐いてるがムウ本人はマジでどうでも良さそう。つまり自分以外は基本どうでもよい!なんだこいつ!
まあ普通に考えたらめっちゃ嫌な女だ。
私も女だし自分がいた高校も殆ど女子高状態だったから分かるがホント嫌な奴だ、クラスにいたらマジで嫌ってそう。
しかし、違和感もある。それが今回書き記そうとした理由に当たる。
次項より楽曲から考えたことを記す。
▶第一審「アフターペイン」
純粋に見れば「いじめられて、いじめに耐えられずに殺人を犯した」と感じるのがこの一審のアフターペイン。しかしそれは大きく違う。
当時から他の方々も考察されていたことなので今更な部分もあるけど、最終的な説明に必要なので改めて書き出していきます。
●砂時計の表現
砂時計は度々登場する。二審でも登場する。
ここでわかるのは「時間」に違和感があるという事。
それがどういうことかは次項の「場面の矛盾」で分かるのでさっさと説明をする。
●場面の矛盾
最初の黒板では明らかにムウに対する悪口。
それは間違いない、が、内容に注目して欲しい。
・少年院に行ってほしい
・犯罪者
これは明らかに人を殺した後。しかし最後の黒板を見ると…
明らかに内容がムウに対するものではない。
恐らく、落書きを見るに途中で出る殺された外ハネの少女のこと。
この時点でおかしいのは明白。
そして大体想像がつくパターンは時系列の逆行。
となると実は先に仕掛けていたのはムウの方では…と想像ができます。
しかしただ逆行というわけではないと思う。
この映る足のあと、ムウが気をおかしくして殺しに行った…というような流れだがよく注目すると
殺された少女の靴下は白色。
先ほど映った足とは同一人物ではない。
このあたりは改ざん…と言えますがどうも私にはそれすら違和感がある。
同じ囚人カズイを参考にします。
彼は最年長の「大人」であり「生来より嘘をついて生きてきた」キャラクターだ。私が推測するに同性愛者で友情結婚のすれ違いで相手を自殺させてしまったのがきっと彼の罪とされている。
彼は非常に器用に心を隠している。
「大人は嘘がうまくなるものだ」とボイスドラマでも話しているがMVからしても、その巧妙さは随一で一審では分からないことが多すぎだった。
しかしそれと比較して、ムウはというと…
仮にもまだ子ども、そのような器用さが彼女にあるとは流石に思えない…そもそも本心もズバズバいう性格なのは最初から提示されている。
MVは「心象風景の抽象出力」なので、意図的改ざんはや秘匿はカズイぐらい精度や意志が高くないと不可能では?
となると、このMVの矛盾の多さは彼女がその場で意図して嘘をついたとは思えなかった。
ここからは自分の経験。
ぶっちゃけると自分は鬱病で一度退社を経験しています。
しかしその理由は会社での不満じゃなく、実の所ネットの人間関係に苦しんだ結果でした。
沢山のトラブルがあったし嫌味も言われたわけなのですが、(今は治ってますが)記憶の時系列が狂ったまま話していたことが多々ありました。
自分にとって最も都合のいい展開になるように無意識に組み替えていたということです。オハズカシーッ
ある種の自己防衛なんですよね、自分の都合のいい解釈を無意識にしてしまうというものです。
数年で復帰できた私程度でこのような症状があったので、
責め苦に立たされた中で記憶を無意識に組み替えてるなんてのは、想像できることなわけです。彼女が意図してしたというのは違うと思うのです。
またこれは時系列の話とは別の違和感ですが
この画面で分かるのは「ムウはいらないものをあげて喜ぶのをド直球に言う」ということもあるが、これは私の友人の指摘で気づいたのですが
既読数とメンバー数が合致していない。
恐らくここは二審の方が理由は説明できるので、次に回します。
●歌詞の違和感
何度聞いても引っかかるのはここです。
特に「“あなた”が好きよ」って何????あなたって誰よ!
この「好き」には複数の解釈ができると思います。
――友だちとしてか、恋煩いのようなものとしてか
恋煩いのようにも、ただ親友関係としての好きとも思えますよね。
しかしこれ、後々の二審以降の尋問で不可解な回答がありました。
詳しくは尋問の項目で説明しますが、どうもムウ自身は「友達関係には好きという言葉を使わない」と思しき回答があるのです。
そもそも居場所?痛みの中?一審時点でもムウがいじめられたタイミングは殺しをした後のようなのに、何故「居場所」なんて言葉を使うのでしょう。
ちなみにこれは二審で分かりますが、彼女はさしてそれまで周囲の環境で苦労していませんからね。
ていうかこの歌詞のとこがこれなの一体何なの
また、私にミルグラムを勧めた友人も初めてこの曲を聴いたときはこの歌詞のせいで「恋愛ないし失恋曲」誤認していたようです。
何故誤認するような表現が使われているのでしょうか?
え???と私自身も困惑してることなのでオタクと言えどこれらはCP主張の類ではない事はご留意頂きたいです…また少なくとも恋愛的な解釈は私はしていません。
それは最後の方でお話します。
またこれは多くの人が指摘している部分。
まるで「自分に謝れ」というようなニュアンスです。
バッグで流れる「ごめんなさい」の声も徐々にやる気を失っていきます。
被害者意識が異常なまでに強いのが良く分かります。
いじめをされて自己肯定力が著しく下がっている人がこのような言動はなかなかしないと思うのです。
これでいじめ被害者と解釈するのは、正直厳しい…つまり
一審の時点でいじめで殺しをしたと断定できないことがギリギリ分かる
というのが、ここまでの解釈です。
では次は二審の曲の話です。
▶第二審「悪くないもん」
一転しまして
うわ~!!!!!ビックリするぐらい調子こいてる~!!!!!
ミルグラムは三審制なのに二審でもう大丈夫♪してるの、流石に馬鹿っぽいぞ?大丈夫じゃないよ?
他のメンバーといえば特性のあるハルカはのぞいても何かしら不安を抱え、赦された事に対して疑問を持つ者や暴力的になっている者もおり、また一審と二審の間でコトコの襲撃によって大損傷が起きぐちゃぐちゃな状況。
にもかかわらずこの女は全部「知らなーい」である。
それどころかハルカが自分が赦されなかったら死んじゃうよ~?とか言って赦されるのを確信している。
なんだこいつ~!!!!
あ、ちなみに
私がムウに興味持ったの、虫ムウのデザインが滅茶苦茶良いからです。
この記事を書いてるたつびとか言う奴は根っからの人外好きで、元はといえばこれを見せられて興味を持っただけでした。DECO*27さんも元々好きな曲多かったし余計ですね。
2mありそうなぐらいデカいし容赦なく虫の四肢だし鼻も人間の形状じゃないしデザインマジで天才だね~!好き!デザインは!
だからこうなる予定じゃなかったんだよ!!!!!!
という個人の感想は置いといて、ちゃんと曲から読み取れるアレそれの話をします。すみません。
●蜜の表現
女王蜂たるムウに対しささげられる蜜。
これは「ムウのいうことを聞いてくれる」に当たるわけで、ムウは極度に人に構われていないと満足しない人間性のようです。
要は蜜=快楽と考えて良いでしょう。
私個人の見解では、承認欲求とはまた少々違う気はします。
またアフターペインでもこの蜜の色は使用されていました。
特に特徴的なのは「殺した時にあふれた血自体が蜜の色だった」という事。
最初ムウにかけられていた蜜については、諸説あると思うのですが私はあれは「今まで自分が快楽だと思っていたことを返された」という意味ではないかと思うのです。
あくまでこれは「殺した後にムウもいじめられた」というのを前提にしてますが、その方が理解はしやすいです。
ならじゃあ殺した時に「蜜」があふれたって、どういう事?となります。
「私の勝ち」が最初に始まるこの曲ですが、ムウにとって殺した相手は「自分にないものを持っていた」「思い通りに出来なかった」というような解釈ができます。しかし憶測の域を超える事はありません、現状は…
またアフターペインで繰り返し出た「乾いた」という表現は、蜜が足りないという意味にもとらえられますね。はちみつって保湿効果あるから。
とにかく、殺した事で「私が勝った!」という満足感にあふれたのだろうと思いました。
そう思った理由は殺した瞬間に羽化をしたからです。
虫ムウは女王蜂です。ミツバチといえば、女王蜂になる個体は特別なローヤルゼリーのみを与えられます。
つまり羽根が無い状態だった最初の状態は不完全で、特別なムウにだけ与えられる「蜜」が十分になったから完全体になった…と考えれます。
しかし「何に勝ったのだ?」という疑問はぬぐえません。
これはここまでの情報ではどうしても正確な判断がつきませんでした。
●いじめの流れ
「ムウがいじめの主犯格」というのはもう始まってすぐ分かる事ですが、流れを整理する必要がありそうです。
まずこのシーンで壊される子は、後半の映像でも映っている子であるようです。
こうしてムウを満足できない子は即標的だったと考えられますね。
最低かよ。
パーティしよじゃねえよ(LINEスタンプへの悪口)
また、そういったいじめを繰り返していたのはこのシーンで察せれます。
はじめにいた取り巻きはこれだけいましたからね。
最終的に残った3人以外はムウに気に入られず、いじめなどで迫害したと考えられます。最低かよ(二回目)
そして「アフターペイン」で先述したLINEメンバー数と既読数が合致しないのは、これでわかります。
元々いた一人は、いじめの標的となったため追い出されたということです。
しかし、それは殺害された少女でしょうか?
いや…それは違うと考えています。
少女はあのムウの世界、めんどくさいので身内で言ってる「ムウランド」と称しますが(クソのような名称)
ムウランドにおいて彼女だけは作り変えられず、人の姿でした。
つまり、元々取り巻きにいた子じゃなかった可能性が高いです。
恐らく減ったのは、最初に壊された子でしょう。
またこのような歌詞から、彼女はいじめを基本正当化していたと推測しています。いじめてた自覚すらなかったかもしれない。
その理由は、主犯格とは言いますが直接手を出したとは違うかもと少し考えたためです。
ずっとムウは「ムウは悪くない」と主張しているのは「手を出したのは私じゃない」という意味だからではないかと思ったからです。
取り巻きが代わりに、ムウの気持ちを汲んで行っていたように思います。
ボイスドラマ上でも、エスはそのように表現していました。
そうやって思った通りにしていくこともまた「蜜」だったのでしょう。
尚殺された少女の名前は判明しており「レイ」というようです。
このあたりについてはまた別に記述をしていきます。
●砂時計を操作しているのは…
「アフターペイン」でも記述した砂時計の表現ですが、ここではまた違う作用をしています。
私の完全な憶測で申し訳ないですが、これは時間の表現ではなくなっていると考えています。
というのも、この砂時計をひっくり返したのはレイという所に着目したためです。
一応証拠として明確なのは、袖の違いです。
ムウはカーディガンが見えているためムウではないことは確かです。
そして最後のシーンで手を伸ばすのもレイです。おそらく冒頭とつながっています。
何故ここで殺害されたレイがひっくり返したのでしょう?
先述しました「蜜の表現」にて、
「今まで自分が快楽だと思っていたことを返された」
と記述していましたよね。この考えになった理由がここにあります。
恐らくここはムウの深層の心象が現れたと考えています。
レイが亡くなったことで、状況がひっくり返ったという意味だったのではないでしょうか。そして、ムウはそこから自らもいじめられはじめ…
としたら、ムウにとってはレイは非常に憎い相手として認識できてしまうわけです。殺したの自分なのに。
それか最後のカットで抗おうとするレイが映るので、もしかするとそこで対抗された、ムウの思うようには上手くいかなかったといったパターンも想定出来ます。
少なくとも、殺した瞬間ムウランドは崩壊しています。
それも落ちた砂の色も変化しており、取り巻き達の態度が変わったという意味になるかもしれません。
ここで羽化して女王蜂たるムウ自身も出ていってしまうあたり、やはり殺した後にも何かあったと考えるのが自然だろうと思います。
…ただ、ここで変だと思った方もいるでしょう。
ムウは「酷いことされたから抵抗するためにああするしかなかった」と主張していることと矛盾しますよね?
ここは最後の方で恐らく理由はこれでは?というのがありますので、説明します。
それより先に「レイ」という少女がなぜ存在がここまで際立っているのかという点に着目してみます。
●レイという存在の特異性
ムウは珍しく一審目から明確に被害者の顔も殺した瞬間も描写されています。他ではもっと抽象的であるか、比喩表現でした。
あのマヒルすら、愛していた彼氏の顔が映ったのは二審目だったのに。
ムウにとって自分に都合のいい存在はモブ同然です。
居て当たり前、気に留めてもない。だから当然、顔はコピペか描かれない。
となると、レイの存在感は異常というほかないというのが現状の印象だと思います。
現状他のキャラクターで、一審時点から相手の顔が描かれていたのはコトコぐらいなのですがコトコは犯人を捜しまわるような流れがあったので当然と言えます。
二審目でやっと描かれたパターンが多いですが、それでも死んだ瞬間まで鮮明なんてことはありませんでした。
カズイさんも被害者の名前を言っていますが、妻でしたから場合が違うように思います。違和感のある言動が多いと感じます。
そして先述した「砂時計を操作しているのがレイ」というのも、深層ではムウの中で存在が大きい証拠ととれるはずです。
また一審ではレイがいじめをしてきたようにミスリードさせるような表現までありました。よほどレイのせいにしたいのでしょうか…
しかし、ムウランドで作り変えられず人の姿のままだったことから取り巻きの一員ではなかった事はほぼ確定と言って良いです。
…でも、そもそもなぜあそこにいたか?も疑問視するべき事です。
蚊帳の外ならムウランドの中にいること自体もおかしい。
また部外者に対してわざわざ追いかけてまで泣きながら縋り、激しい感情を露呈した表情むき出しで殺す程の理由がどう作れるというのでしょう。
もしミスリード通りの「いじめられて追い詰められた」だったら、権力者である親の方がさっさと解決に導けるのだから部外者のレイにすがる理由になりません。
ムウは下手な事で自分の手を汚すとは到底思えません。汚れ仕事は取り巻きにやらせる性格のはずです。
でも、レイを殺したのは「自分の手」でした。
ムウにとってのレイ、一体何なんだ……
●歌詞の浮いた部分
「悪くないもん」の歌詞は、大体こちらへ向けたものになっている。
「ほら、私悪くなかったでしょ?赦してくれたもんね?」
というのが主な内容です。そして映像で真実が暴露される。
しかし、その一貫性から外れている部分があります。
明確な違和感としては以下があげれます。
・なぜ突然不安になったのか(怯えたような声色)
・一人称が違う(私→あたし)
・ずっとずっと嫌わないで←誰に対して?
・痛みの"あと"は探さないでね←あと…?
明確に声は怯えている。バレたらまずいことがあるのでしょう。
しかし先に話した通り、カズイのような器用な嘘をつくように思えない。
バレたらまずいことは「いじめてた事」ではないのでは?と勘ぐってしまうのです。
一人称変化については判断しかねるのですが、「ずっとずっと嫌わないで」についての私の見解については
【両親】
→おそらく違う。
少年院行けといった記述を嘘でないとするなら、概ね親が金を払うなどしてもみ消したと思う。
そうなると両親は彼女がやらかしても嫌ってなどおらず、そもそも親に嫌われたくないのならいじめなんてあからさまに悪評がつくことはしないだろう。人殺しも当然のこと。一応育ちは良いのだし。
【友人関係】
→これも違う
ならまずいじめをしないしあんな堂々と「余りものなんだけどよかった?」などと人の琴線に障るような物言いをしない。友人関係を重視しているならむしろ言葉遣いに気をつけすぎるものではないだろうか。
…となると、誰だ?看守(ユーザー)に対して?
でももう彼女は「あなたがそういうんだから私は赦されるんだよね?」と言っていることと矛盾する。「ずっとずっと」も文脈的におかしい。
…まさかレイ?
殺したのに???いや、わかりませんけど…選択肢で唯一残るよねって…
そして「痛みの"あと"」について。
こちらは「アフターペイン」のことだろうというのが一番主流の考察になっています。私も多分それ自体はあっていると思っています。
しかし、それだけかな…?という疑問が残りました。
「あと」は「後」「跡」「痕」が主に使われる漢字です。
ざっくりこういう意味で使われてるかな?というのが以下になります。
・後
→後のことは詮索しないで←看守(ユーザー)へのお願い
・跡
→跡を探らないで←おそらくコレがアフターペインに対する意味
・痕
→(アフターペインの意味もかかっているが)痕は見ないで←これが不明
「痕」ですよね、問題は。
私の傷ついた心を見ないでというのは、ムウの「私は被害者だ」という主張と食い違います。だとしたら、これは別の人物にあててないか?と思ったわけです。
仮定の仮定のような話になりますが
「レイをいじめていた」という事実を基にすると、縋りつくときに言った言葉だったのではないかと考えました。要は
『いじめで傷ついたことは忘れて欲しい、私を許して』
と懇願していると解釈できなくはないです。
さ、流石に考えすぎじゃない…?と自分でも思ってるので、イチ意見程度でお願いします…
そもそも
これもよく考えたら変だと思った。
今の状況に対して「私は可哀想」というならわかるのですが「いつも」とついてるんですよね。
普通なら普段から被害者意識で喋るぶりっ子だと思われる言動。大抵そうとしかとられないと思うんですが…
と、ここについては後半に話します。多分、理由ありますコレ。
以上が二審までのMVから考えた事です。
次項は尋問から見られる傾向を見ていきます。
▶尋問から得られる情報と「違和感」
ミルグラムには「尋問システム」があります。
アプリから有料会員から質問を集い、選ばれた質問に囚人が回答してくれるものです。とても良い。
ここでは囚人の個性、思考が非常に分かりやすく出ます。また筆跡なども判断材料になります。徹底してますね。
徹底してる例として、ハルカは完璧だったりします。私には弟が障がい者の友人がいるのですがそっくりだそうです。すごいや…
というかわけでムウも見ていくのですが、気になったものをピックアップする形で話していきます。
一番最初の回答ですが、すっごくわかりやすい。
ムウは友達の定義がおかしい。
友だちってな?基本相互関係なんやで?奉仕やんそれは。
聞かない相手は自分にはいらないというはっきりしすぎた判断をしているということも、二審まで進んだ今でははっきりした事実ですね。
いや、言いたい事は分かるんですよ。でも
「悪い事」「酷い事」という割に、その詳細が一切ないんですよね。
これはこの後もずっとそうで、現在もぼかされています。
流石に、意図的かな…と思います。
これもそうですね。結局事象がぼかされています。
二審になっても意図的に言わないでいるシドウ・カズイは大人の事情という印象ですが、他はそうでもありません。ユノなんてはっきり言いましたからね、年近い同じ女子高生なのに、随分な差ですね…
これ、凄い変
というのも、次を見てください。
二審でも言い方が少し違うだけで、聞いてる事はほぼ同じなのに回答が全く違います。
これを見た時は「あ、あれ…?気分が変わった…?」と思ったのですが、それにしたって違い過ぎる。調子こくの領域じゃない気がする。
ちなみに同時に聞かれているフータは二回ともほぼ同じ回答をしていました。将来の希望は大してないのは共通してるはずにも関わらず…
もしや躁鬱?躁状態なのか????と思いましたが、これはちょっと違いそうでした。自分なりに着地した答えは後半に記述します。
まあ、鬱症状がないかといえば心当たりがあるので0ではないと思います。
ハルカ可哀想
が最初の感想だったんですが…
(ジャッカロープとかいうおっさん、おっさん感覚で男女が距離近いとイチャイチャって表現するタイプだろホンマおっさん)
ハルカも実際の所は愛情に飢えててただちょっと構ってくれるムウを母親と誤認してる状態なんで両者に健康的な関係性は0という状態なのでとりあえずハルカはこの女から離れなさい(マジレス)
こういくとムウはただただハルカを利用している、友達の定義がおかしいだけだという風に思うのですがもっと気になる点がありました。
監獄内の囚人たちが多くは年上で、年下のアマネは頭が良いので同意できない事は正論マジレスパンチなので扱いづらいでしょう。
おそらく消去法でハルカ近寄ったのだと思います。
だとしてもハルカと関わる事のメリットが「自分の言う事聞く」ぐらいしかないわけで、周囲からは怪訝に見られるはずです。
しかしそれに対して全く疑問視する様子がありません。
これは他の尋問回答でも他人事、アプリTL上でもユノからそっけなくされても疑問を持つ様子がない。
またフータに「救いになってるかもな」に「え?何それ笑」という返事なのも、周囲の評価に興味を持っていないように感じます。
要は、あくまで必要なのは「言う事聞いてくれる」であってそれ以外はどうでも良いって事になります。
…本来なら異常です。
好きの定義自体が変だし…別に友達にも好きって言うことない?
そしてこの質問をストレートに答えました。
腹の底が知れないと最初に感じたのがこれでした。
他者への興味が心底ない彼女が被害者の名前あっさり言うんだ…????
ここまででもムウには「いうことを聞いてくれる人」すらいい加減な認識で寄り添う気がないのは明白なのにどんな心理状態…?と怖くなってしまいます。
あとこの「レイ」という名前、実は連想したものがありまして…
それを次項から話していきたいと思います。
▶元ネタと思しき症例や作品について
※この項は完全に100%憶測です。ご了承ください。
●レイから連想したもの
レイという名前、少し聞き覚えがありました。
そしてツイートにあったコメントには「少女レイ」というのが散見されました。あれ?と思い調べました。
DECO*27さんじゃないし、流石に関係ないんじゃないかな…
と、私も最初は思いました。
でも無関係じゃないかもしれないと思ったのは、この楽曲の元ネタの方にあります。
『人間・失格〜たとえばぼくが死んだら』
…1994年に放送されたテレビドラマ。わ!自分も生まれてない!(ギリギリ)
内容はというと主体はいじめ問題…ん?と私はなりましたよ。
非常にハードな内容で私もこのタイプのドラマは得意じゃないので文章で内容を確認した程度で申し訳ないです。
知らない方はウィキペディア記事でストーリーを理解して頂ければと。
共通している部分をあげると…
・裕福な家庭の子どもが来る学校
ムウがお嬢様学校にいることは確定しています。そしてお金持ちの家庭であることも。
対しレイはいじめの黒板から推測するに一般家庭から来たこどもと推測できます。このような学校へ一般家庭から行くなら成績優秀者で免除されたでもないと無理です。
仮定になりますがレイは恐らく成績優秀で一般家庭からでもこれた子だと考えるのが自然です。
ドラマとかなり近いと感じました。
・いじめの首謀者は特殊だった
ドラマでは家庭事情が複雑で精神的な面でズレておりハリネズミを友だちと言ってる子が、いじめを陰から操作する立場です。
(それ以前も惨殺事件を起こしている)
一方ムウはダブルハーフで一線を画す容姿をしている。非常に裕福だったのもあるし、やっかみがあったのは本当だと思っています。
【嫉妬で刃向かうなら】という歌詞からも、なかったとは言い切れません。
いじめ操作も、前述してきたことを前提にしたら共通と言えます。
また「少女レイ」の歌詞自体でも
【次の標的に置かれた花瓶】というワードがあり、これって…
これのことぉ!?
と謎の合致があり無関係とは言いづらい印象です。
表現が偶然同じって事も十分あり得ますが、ここまで偶然を重ねるでしょうかこのコンテンツが…
しかし他の方の楽曲から繋げるなんてあるんですかね?
そこは偶然かもしれません。
ただこのドラマが参考にはされてる可能性は高いと思いました。
●ムウの言動から感じる異常性
ムウはクソ性格悪い!…といえば、そうでしょうね(認める)
ですがただの性格の悪さだけと思えないことが多くあります。
例えば「周囲の評価を気にしていない」という点などがそうで、いくらなんでもそんな言動する…?と言った違和感。
煮詰まっててもこの違和感は躁鬱?それとも別?と悩んでいると友人らに色々意見を頂けまして(ありがとうございます)
BPD(境界性パーソナリティ障害)の気がないか?と言われました。
「確かに近い」と思ったのですが、一部しか合致しません。
では他の障がいも参考に出来ないかと調べたところ……
ここここれだー!!!!
演技性パーソナリティ障害(HPD)!!!
驚くほど合致してます。ざっと診断基準を見てみましょう。
・注目の的になっていないと不快感を覚える
→言わずもがな。
・他者との交流が不適切なほど性的に誘惑的または挑発的である
→挑発的、空気を読む気がないといった部分は当てはまります。
・感情の急激な変化および浅薄な表現
→一審と二審での変化がこれに当てはまります。
・自分に注意を惹くため常に身体的外見を利用する
→自身の容姿の良さは自覚があるでしょうし、二審での格好は必要以上にジャラジャラ物を身につけています。
・極めて主観的かつ漠然とした会話
→すべてに言えます。非常に主観的で、事象についてほぼぼかします。
・はったり,芝居がかったふるまい,および感情の大げさな表現
→ボイスドラマが顕著です。過度におびえ涙ぐむ、逆に二審は挑発的です。
・被暗示性(他者または状況に容易に影響を受ける)
→一審時の状態が正に当てはまります。故に尋問回答にブレがあったと考えられます。
・人間関係を実際より親密なものとして解釈する
→友達の定義がおかしい辺りが合致します。
…あまりにも一致しすぎている気が。
なお似ている「自己愛性」のパターンではないと判断した理由は、自己愛性の場合自分自身の利益・特別と思いたい・賛美を受けたいがために自尊心が非常に高いです。
自分が中心にいれば十分で周囲の評価を気にしていないムウの場合、こちらの演技性の方が一致するのです。
また症例としてもこちらのページにあるものが参考になります。
ここは特に似ています。
ムウが自分は可哀想と漠然と言い続けているのはこのHPDの特徴であり、それが悪い方向に現在発動し続けているのではないでしょうか?
「いつも」とついている違和感も、これに当てはめれば納得がいきます。
常に単にいう事聞いてもらえず不機嫌になったことを被害者として演技を続けてしまっていると考えられるからです。
しかし彼女は元々容姿もよく家も良いので、周囲が合わせてくれてしまうという悪循環が成立していたと考えられます。
…いや分かりませんよ?ただのクズ説は捨てれないので(う~ん)
しかしベースにはされているのではないでしょうか。
正直ムウの行動言動は常識から逸脱した部分がありますから。故に「うわ~!なんだこいつ~!」となるわけですからね。
ただの性格の悪さだけで説明がつかないので、一つの説です。
また性質として「アンビバレント」も該当しますが、これは「はったり、演技が勝った振る舞い」に内包していると考えています。
▶今の情報から見るストーリーライン予想
さてもうここまでで一万字を越えましたが(アホ)
一旦整理し、ストーリーラインを予測してみます。
全部憶測だから信じないでね!
①レイとの接触
初めはクラスメイト、珍しい一般家庭の子。ムウが一切興味を示さないとは思いません、そうやって取り込んできたわけですから。
レイは性格の悪い子だった可能性は低そうという偏見前提ですが、初めからムウを拒絶していたわけではないでしょう。
しかし、取り巻きの輪にはいなかったと考えられます。
もしドラマ参考説を参照するなら「密かに友達関係をもった」パターンはあり得るでしょう。
その場合であればアフターペインにあった「居場所」がこれかも、と思う。流石に憶測すぎますが。
②いじめがバレる
このシーンは恐らく「見られてしまった瞬間」と考えられます。
現場を見たレイはドン引き、ムウを避け始める。
しかしムウとしては見られたことよりその「避けられた」ことが不服だったと考えられるます。
そして「気に入らない」と取り巻きに同情をさせ、いじめの対象になるという流れになります。
③レイへのいじめが始まる
ムウの意思を汲んだ取り巻きによるレイへの苛烈ないじめが始まる。
しかし一方のムウは「直接手を出していない」ので「自分は何もしていない」と主張を続けます。
でもレイは「こいつが指示(先導)しているのでは」と感づいていたし結局いじめられても折れなかった。
それが余計とムウを不機嫌にさせていったのではないでしょうか。
「避けたことを謝ればいいのに」
と、自分に目を向けなくなったレイに対する黒い感情が募っていった。
自分だったら耐えれるとは思えない…そこから嫉妬心も生まれたでしょう。「自分に出来ない事をしている」のもまた不愉快だった。
しかしまだ憶測の域だったので、レイからは明確な拒絶まではいってなかったのかもしれません。
④レイからの拒絶
そのような状況であると、想像がつくのはムウの変化でしょう。
ムウの様子が変わっていき、取り巻きも違和感を覚えたかもしれません。
そうしてだんだん居心地が悪くなり、ついにレイに「ムウに謝ってくれればいじめを止めてあげる」といったたぐいのことを言ってしまった。
あるいは、取り巻きが漏らした。
それによりレイはムウへの少しはあった違うかもしれないという希望が消え、ムウを一切信用しなくなり拒絶。
ムウはそれにより不満が爆発し、暴走しだします。
⑤暴走の果て、レイを殺害する
「どうして!?謝ればいいの!?どうしたらいい!?ムウを見捨てる気なの?!!!」
といった激しい感情が発露し、取り巻きにも手がつかなくなってしまう。
アフターペインにあった「私はこんなにもいらない」というのは、離れられた不安のことだったかもしれません。
そのまま暴走しレイを追いかけ、必死に自分から離れないでほしいといったたぐいの引き留めをした…が
結局レイからは完全に拒絶を受け突き放された瞬間爆発し、その時偶然持っていたカッターでレイを刺し殺してしまった。
「ほら!私の勝ちだ!」そう殺した瞬間は思ったのでしょう。
⑥少年院には送られなかったが…
親が少年院送りを金でもみ消しムウはそのまま学生生活を続けれる事に。
しかし彼女の精神状態は非常に不安定で逆に明るく見えたため親が止めなかった場合ならあの状況でも登校していた可能性があります。
結果、全てがひっくり返り立場が逆転、激しいいじめを受けてしまった。
それらを「自分のせいじゃない、ムウがこうなったのはレイのせい」と思い込み、悪化したHPD症状や精神的な変化により一審のあのようなぐちゃぐちゃな時系列改ざんの有様になってしまった。
***
…と、ここまで予測を立てましたが全て「知らんけど」で〆られるレベルの話です。とりあえず先に『恋愛的な解釈は私はしていない』といったのは、このような解釈であるからです。
ムウのは恋愛的な理由付けとは違うと思います。
基本は激しい自己愛をレイに満たしてほしかった、という考えです。
▶まとめ:おわりに
あほみたいに長い記事、ここまで読んだ人いるんか???
もしいるなら、ありがとうございます。
まだミルグラムを知って1か月も経っていませんが、今自分で考えれる範囲で書き記しました。私のうめきに乗ってくれた友人たちに感謝です。
おかげで色々知らなかった・気づかなかったことを見つけれたので一旦書き記せる状態になったようなものです。
えっと、一応言いますが
私はムウを赦すべきなんて一切思いません。
やったことは最低だよ!
もし障がいの類を持っていたとしても赦されていい事はしていません。
あとハルカ可哀想だからはよ離れろ
そもそも自分は標準的オタクなんで…
ムウとレイの関係性はオエー!!!って言う一方で良いな…うん…良いな…ってなってしまってます。その辺の贔屓目は否めませんほんとすみません。
これ、考察ってより解釈を述べた記事なのでそこはご留意頂けたら嬉しいです…てかまだ三審きてないから答え違ってる可能性のがありますもん…
ムウという容姿最強なのに中身終わってる女に良くも悪くもかき乱されてしまってる事が悔しい。キャラとしてはびっくりするほど魅力的なんですけど…でもそれはミルグラムのキャラクター全員ですかね。
全てあまりの精度の高さに、調べれば調べるほど呑まれる感覚があります。
まずミルグラムというぐらいですから、ミルグラム実験のことですもんね。
我々も被験者ということなのだろうなと思うとホント面白いなって思います。
今後もまだ続くプロジェクトなので応援したい所存です。
ここまで本当にありがとうございました!
今後もミルグラム、楽しみます!楽しみ~~~~~!!!!
あ、最後に一個良いですか?
これ公式ファンアートって知らずに見て物凄い怖かった。どんな感情だったのコイツ????
滅茶苦茶好きだけど!!!!
-おわり
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