概説：動物の形象をカタの着想としたカラテは世界各地に存在しており、タイガー・カラテはその名通り、虎の油断なき攻撃を動きに取り入れたカラテである。大地を踏みしめ、軸足に重心をかけてじわりと近づく重々しく油断なきムーブと、攻撃に転じた時の瞬間的なトップスピードの緩急は、相手の知覚力を乱し、数倍の体感速度となる。

前提：【ワザマエ】7以上、素手装備時のみ使用可能
効果種別：素手格闘系タツジン

このキャラは、『●移動スタイル』を使用せず、移動した場合、『近接攻撃ダイス』+2。加えて、以下のスタイルとワザを使用できる。

『●移動スタイル：タイガー・ゲキ』：回避ダイス2個使用。自身を中心とする5×5マスの射線の通る場所に移動を行う。移動困難なマスの効果は無視する。この移動スタイルを使用したターン、攻撃難易度+1、痛打+1

『●戦闘スタイル：タイガー・カル』：『●移動スタイル』を使用した場合のみ使用可能。近接攻撃が当たり、まだこの敵に対する『連続攻撃』が残っているならば、敵はそれら全てに対し回避不能となる。『攻撃判定』自体は必要だが、『サツバツ！』は発生しない。フェイズ終了時に自動的に解除される。

『●戦闘スタイル：タイガー・ビーティング』：この手番中、敵の【体力】を減らすことに成功した各『近接攻撃』は、付属効果として『回避ダイスダメージ1』も与える。

『●射撃スタイル：タイガー・ウェイブ』：『カラテ』判定で行う。『●連続攻撃』参照、時間差可能、スリケン、基礎ダメージ2、連射上限3、『サツバツ！』『ナムアミダブツ！』不可。

【6,6,6】『●ワザ：タイガー・キバ』：この『近接攻撃』を『サツバツ！』の『出目2：頭部破壊(ニューロンダメージ2、ワザマエダメージ1)』と『出目3：急所破壊(痛打+1、ニューロンダメージ1、精神力ダメージ2)』とする（『回避：NORMAL』）。

前提：◉◉タツジン：タイガー・カラテ習得

このスキルを持つニンジャは『装甲貫通X』(Xは基礎ダメージと等しい値)。さらに集中状態で基礎ダメージ+1。

前提：◉◉タツジン：タイガー・カラテ習得

胴体に防具を装備している場合に効果を得る。このニンジャは最初のターンのみ、『近接攻撃ダイス』+2。

前提：◉◉タツジン：タイガー・カラテ習得

このスキルを持つニンジャは最初のターンモータル/危険生物種別を持つキャラクターを『麻痺状態』とみなせる。ボス級のキャラクターは無効。

前提：◉◉タツジン：タイガー・カラテ習得

このスキルを持つニンジャは自分の体力が3以上減った場合発動できる。1人相手を指名し、その戦闘中その相手に対して『近接攻撃ダイス』+2

取得前提：【カラテ】10以上＋◉◉タツジン：タイガー・カラテ
コスト：精神力1　または　回避ダイス2
効果種別：ヒサツ・ワザ
　制限：なし

このニンジャが素手時の『近接攻撃』で『ナムアミダブツ！』を出した時、その効果を直ちに『●ヒサツ・ワザ：タイガー・ノボルトラ』に置き換えてもよい。

『●ヒサツ・ワザ：タイガー・ノボルトラ』：この『近接攻撃』は『痛打+2D3』となる（『回避難易度：U-HARD』）。付属効果として首を切り裂き多量出血を行うことで『精神ダメージD3+1』与える。

　強烈な回し蹴りがタイセンの側頭部にヒットした。タイセンはキリモミ回転しながら吹き飛び、積み上げられた木箱に衝突した。KRAAASH！　木箱が破砕し、中からミカンが零れ出て、既に倒れ伏したドージョー門下生たちの間を転がった。門下生は全滅……否、次はシレイだ。シレイが深く息を吸い、カラテを構える。タイセンを打ち倒した男は指骨と首骨をゴキゴキと鳴らし、目を細めた。男は頭を剃り上げ、顔の右半分に邪悪なタイガーの刺青を入れていた。それが彼の名をあらわしていた。彼の名はベンガルタイガー。男は……ナムサン……ニンジャであった。
-ドラゴン・ドージョー・リライズ：奮闘編より

備考：タイガー・カラテの使い手としてユカノと打ち合ったニンジャ。高慢な言い草で油断もするが、悪辣なニンジャというわけでなく、カラテに真摯なところがある。