彼女は俺の元ストーカー松村沙友理編
俺の名前は○○普通の会社員だ
最近嫌いな上司に目をつけられて残業を強いられる事が多くなった。
○:今日も残業されられたよ…
残業を終え、彼女と同棲してる家にやっとの思いで帰ってきた
○:(あれ?電気ついてない寝てるのか?)
廊下を歩いていると一室だけ電気の明かりが見えたので覗いてみたら
沙:○○〜まちゅ寂しい〜○○の帰り遅くて寂しい〜
目の前で俺の写真にそう話しかけてるのが彼女の沙友理だ……俺の写真に話しかけてる?!
○:沙友理何してるの?!
沙:○○帰ってたん?!えーとそのー…えーいさゆりんごパーンチ
ボコッ
○:うわっ(女子の力じゃないよ)
俺の体は宙を舞い近くのソファーまで飛ばされた
○:いたたた…
沙:まちゅな最近○○の帰りが遅くて寂しかってん
○:それは…ごめん
沙:だからな昔趣味で集めてた○○の写真と話す事で紛らわしててん
○:…はい?
沙:○○の服着て○○の写真と話す事で擬似○○を感じることが出来るやろ?
○:ちょっと何言ってるのか分からない?
沙:なんで分からへんねん!
ボコッ
○:痛った!
沙:○○がわかってくれへんから悪いねんで?
○:なんでそんなDV彼氏みたいなこと言うんだよ笑
沙:どうせまちゅの事ほったらかして会社の女とよろしくやってるんやろ?
○:してないよそんなこと笑
沙:…あかん、考えただけでムカついてきた!
○:え?
沙:会社の女に片っ端から突撃しに行って○○はまちゅのって思い知らしたる!
○:ちょちょちょ、なんでそんな事になるんだよ!
沙:○○を愛していいのはまちゅだけやねん!
○:そもそも俺の部署に女の子いないよ!
沙:そうなん!なら安心やな
○:(あっぶな〜)
沙:でも心配やからこのお守り○○にあげる
○:え、いいの?
沙:うん!まちゅ特製お守りご利益すごいで〜
○:ありがとう…ん?お守りから黒い糸みたいなのが出てるけど?
沙:あ〜…それは中に入ってるやつや多分
○:そう…なのか?
沙:このお守りは全部のご利益があんねん!
○:なに入れたらそんな万能お守り出来るんだよ!
沙:それは…内緒や!見たらアカンでご利益無くなるから
○:わかった!……なんて言うわけないでしょ笑
パカッ
○:髪…の毛…?
沙:うん!まちゅの髪の毛!
○:え、怖いって…
沙:これでいつも○○の近くにまちゅの感じれるやろ?
沙:まちゅも髪の毛を通じて○○を感じれるし一石二鳥や!
○:目が…怖い
沙:○○はまちゅだけのものじゃないとあかんねん!
○:は、早く逃げないと…
ドンッ
○:(ほ、包丁…)
沙:○○どこ行くん?
○:ちょっと…外の空気を吸いに?
沙:さっき帰ってきたばっかやんな?
○:あ〜コンビニ寄ろうと思ってたの忘れてた
沙:忘れるって事はそんな必要なものじゃないんちゃう?
○:いや、明日会社で使うからさ〜…
沙:もう会社なんか行かんでええで
○:へ?
沙:会社なんか行かんとずーっとまちゅと一緒におろ?
○:いや…でも〜
沙:そして○○をまちゅの沼に沈めたる!
○:(どんどん怖さが増していってる)
沙:だからそんなとこおらんとこっちおいで?
○:う、うわぁぁぁ
ガチャッ…ダッダッダッ
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○:ハァッ…ハァッ…
○:ここまで…来れば…大丈夫だろ
友:あれ?○○じゃんどうした?
○:!!
○:助けてくれ!
友:な、何があった?!
○:さ、沙友理が…
友:沙友理ちゃんがどうしたんだよ?
○:沙友理がおかしくなったから逃げてきたんだ!
友:は?
○:なんだよ?
友:だって沙友理ちゃんお前の隣にいるぞ?
○:え?
沙:○○、人様に迷惑かけたらアカンで
○:うそ…だろ?
沙:さ、一緒に帰ろ○○〜♡
○:嫌だ〜
友:??
その日以降○○を見たものはいなかった…
沙:○○だーいすき♡
○:オレモマチュダーイスキ
沙:はいよく出来ました!
○:あは、あは、あははは…