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『エルピス-希望、あるいは災い-』を観た!

2、3日で一気に見ちゃいました。
すごいドラマ!これ読んだ人全員ぜひ見てほしい!
U ~NEXTで観れるよ👇

Wikipediaによるとこのドラマの実現過程がこのドラマみたいです。

本作の企画は、2016年ごろに脚本家・渡辺あやの元に、当時TBSテレビ所属だったプロデューサーの佐野亜裕美が訪問し、当初はラブコメの脚本を依頼したところ、ラブコメの話題では盛り上がれず、「今の日本は何かおかしい」という話題で熱く語り合ったことから、日本における報道の自由、ジェンダーギャップ、司法制度改革の遅れ、冤罪など、社会に対する憤りを両者で共有できたことに始まる。

佐野はこの冤罪を題材にした社会派ドラマをTBSテレビで制作しようと企画を持ち込んだが、TBSテレビでは没とされてしまい、それでも諦め切れずに渡辺に懇願し、とりあえず第3話までを書き上げたところで長澤に出演オファーを掛けた。長澤からはこのシナリオを見て「ぜひやりたい」と快諾を得たものの、『カルテット』の大ヒットで視聴者や業界内では高評価を得ていた佐野が、TBSテレビ局内での社内政治の影響を受け、海外事業部へ異動させられたことでドラマの制作現場から離れることになりTBSテレビではこの企画が頓挫し、「失意のうちにTBSを退社した」と、『FRIDAY』の取材に応じたある制作会社関係者は述べている。

しかし、佐野はドラマ制作への強いこだわりと、本作『エルピス』を必ず放送させるという思いもあり、フリーランスの立場で他局へ企画を持ち込み、カンテレから「これはやるべき作品だ」と高い評価を得る。佐野はその後カンテレ東京支社に転職し、2021年4月期の火曜9時ドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』をヒットさせ、火9から放送枠を同年10月から異動させた現在の月10ドラマ、2022年10月期(秋季)編成で今作をぶつけることができた。

Wikipedia

この熱意が伝わる本当に熱いドラマで、真面目に考えさせられる部分とエンターテイメントのバランスがとても良く、ずっと面白く見れて、なんていうか最高の作品でした。
テレビドラマってあんまり見ないんですが「カルテット」は見ていたので、多分佐野さん作品とは縁があるんでしょう。

そしてこのドラマのエンディングを担当していたのが上出遼平さん!
イノマーさんのドキュメンタリーは全世界の人に見て欲しいドキュメンタリーだと思いますし「ハイパーハードボイルドグルメリポート」は本もぜひ読んで欲しいですしお寿司。
U-NEXTで一気見してたのでエンディング飛ばしちゃってたんですが、全部見終わった後にちゃんと見たら、示唆に富んだエンディングだった!

※そのあたりの事が書かれたインタビュー

そして脚本の渡辺あやさんは、大好きな映画「ジョゼと虎と魚たち」の方で、民放ドラマ初らしい。すごい人がすごい人と出会うとすごい作品が生まれるんですね。

テレビドラマ、今後も面白いものは見逃したくないなと強く思いました。
もしオススメドラマあったら教えて下さい。ついつい映画や海外ドラマを優先しがちですが「あなどっちゃあいけないよ」です。

今回の主題である冤罪、隠蔽、揉み消し・・・怖いなと本当に思いますし、知らないことがいっぱいまだまだあるだろうし、それはきっとみんなが知らなきゃいけないんだろうなとも思いました。
人生が楽しくなくならない程度には知りたい。でも、楽しくないんだろうな。全部色々知っちゃうと…。むずい。
ドラマの参考文献として出ていた本は読んでみたいと思いましたが。

『冤罪 ある日、私は犯人にされた』(菅家利和)
『訊問の罠 足利事件の真実』(菅家利和、佐藤博史)
『殺人犯はそこにいる 隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件』(清水潔)
『足利事件 冤罪を証明した一冊のこの本』(小林篤)
『刑事弁護 技術と倫理 刑事弁護の心・技・体』(佐藤博史)
『冤罪 足利事件『らせんの真実』を追った400日』(下野新聞社編集局 編)
『東電OL殺人事件』(佐野眞一)
『偽りの記憶『本庄保険金殺人事件』の真相』(高野隆、松山馨、山本宜成、鍛冶伸明)
『21世紀の再審 冤罪被害者の速やかな救済のために』(日本弁護士連合会人権擁護委員会編)

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ドラマを見てたら、こんな事件があったことも思い出しました。

このドキュメンタリーに出てくる”小原勝幸”さんの写真を駅の指名手配ポスターで見ると、少し苦しくなります。
他にも、

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