新曲:「惑星ヴィーナスの歌」 #杉田水脈氏の総務政務官起用に抗議します

誕生日が1日違いの親友がいる。普段まったく意識することもないが、彼女はトランスジェンダーだ。こないだ久しぶりにライブを観にきてくれて「結婚したの」とパートナーを紹介してくれた。
お互い二十代序盤からの付き合いで、苦悩する姿も見てきたので、胸いっぱいになった。
昨日僕の誕生日に、彼女がアカペラでバースデイソングを歌って送ってくれたので、今日、お礼に短い歌を作曲して贈った。

僕と彼女と旦那さんの3人だけしか知らないまま終わる、ごく私的な歌のつもりだったが、なんだかフェイスブックやインスタやツイッターにアップされていたので…僕の方でもここに載せておこうかなと思いました。

「LGBTには生産性がない」と言い放ち、他にも様々な属性の人を差別、抑圧し続けてきた杉田水脈が、岸田総理によって総務政務官に任命された。ただでさえ無茶苦茶な状態にあるこの国をさらに後退させる出来事だと思うし、友の優しさや機知、クリエイティビティに支えられ鼓舞されてここまで歩いてきた自分自身を否定されているような気持ちにもなった。
表に出すつもりはなかった曲だが、抗議の意思を込めて。

そして様々な理由で孤立を強いられた人々への愛を込めて。

〈歌詞〉

Venus 宵の明星 
おひさまから2番目に浮かぶ
地球に似てると人は言うけど 
似ても似つかぬ美しさ

Venus 明けの明星 
青い星の隣で燃える
きっともういちど
ここに家を建てられる日が来るのさ

noteでの記事は、単なる仕事の範疇を超えた出来事について、非力なりに精一杯書いています。サポートは、問題を深め、新たな創作につなげるため使用させて頂きます。深謝。