銃撃の日

昨日は3つの撮影をいっぺんにやる日で、長年お世話になった木村豊さんと過去最高のアルバムジャケットを作れそうな雲行きで体調も整えてあったが、出発前に目にした銃撃の第一報から、撮影中には結局助からなかったとのニュース、そして今朝までのこの24時間、最悪の気分で過ごした。犬たちを連れて行ってなかったらまともな表情で写ることは無理だったなと思う。

いかな理由があろうと、あんな風に奪われてよい命などない。そして極めてアイコニックな人物が衆人環視の中で殺された。日本社会の分断と荒廃は加速するでしょう。起きてはならないことが起きてしまった。

安倍氏が銃撃され倒れ込む瞬間をとらえた動画や救命措置を受ける写真などが当たり前のように拡散され、コメントを添えるための素材となっているけれど、ショックが大きい人、多いと思います。無理せずに、自分自身の精神的なスペースを確保してください。ひとりきりで暮らしている友人に軽く連絡をとってみるのも良いと思います。
まともにいたわりあえる国であればきっとこのような事件は起きなかったはずです。
権力維持のためにカルト宗教とさえ癒着し続けてきた日本の政治はおかしい。その周囲には壊れてしまった人間が、家庭が、たくさん存在している。虚偽にまみれ、弱者にひどく冷淡な国であり続けた数十年。暴力性をはらむ政治に対する復讐が、暴力によって為されたことは今後に深い影を落とす。

判らないことがまだまだ多い。正確な報道を望みます。
そして参院選の一票大切にしましょう。

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