白山

白山にホテルを作る予定です
7年計画です
借金が400万あるので難しいかもしれませんが
頑張ります!
白山がどんなところなのかは以下を参考にしてください
今度行くので是非一緒に視察に行きましょう!


***2024年3月1日発行
いつもメルマガ楽しく拝見させていただいております。現在39歳 妻、子供(8)不動産会社など7社経営している者です。
過去19歳から約20社程立ち上げ6社売却し今残っている以外は全てうまくいかなかった会社です。
今年の8月にシンガポールに家族で移住を決めました。
理由は息子の教育環境と家族、私自身の挑戦です。
シンガポールにて不動産業を行う予定ですが現在、ニセコや白馬などの高級別荘を販売することや各政令都市の一棟収益物件の販売事業しかまだ描けていません。
高城さんでしたらどの様なアイディアがあるかご教授いただけると幸いです。
宜しくお願い申し上げます。

【 A 】
20年前のニセコ、10年前の白馬、次は白山周辺だと思いますよ。
トレンドは時差がなく季節が逆のオーストラリア人のトップランナーが来て(つまりイノベーター)、続いてオーストラリア人のアーリーアダプターが押し寄せたあたりで日本国内で徐々に話題になり、周辺諸国から人が押し寄せます(=地価があがります)。
2000年代前半の頃、よくオージーのボーダーたちとニセコに行ってましたが、まだ地価も高くなくガラガラでした。
特にニセコの勃興は、オーストラリア人のロス・フィンドレーの力が大きい。
また現在、白馬に行くとオーストラリア人だらけ=アーリーアダプターが押し寄せている状況です。
このあと、周辺諸国からも押し寄せるでしょう。
一方、現在オーストラリア人のトップランナーたちは乾雪を求めてガラガラの白山にいます。
いまなら自由度も高く、それなりの規模の開発も大規模リノベも可能です。
きっと既存物件のビジネスに飽きていらっしゃるのでしょうから、「これから」を見つけに早めに白山へ!

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***2018年12月14日発行
いつもメールマガジンを楽しみに拝見させて頂いております。
先日のQ&Aにて、白山が山間地として今後ホットになると予測されていましたが、どの様に面白くなるのか?
もう少しヒントを教えて頂けないでしょうか?
私は石川県出身で、現在は名古屋にて製造業関係のITを担当しています。
地元でIT+αの新しいビジネスを始められたらと思い、質問させて頂きました。

【 A 】
ある地域が面白くなるのは、面白い人が集まるからに他なりません。
本当に、これだけなんです。
よって、「白山が山間地として今後ホットになると予測」したのは、面白い人たちが、集まりはじめているからなんです。
この人たちが作るものが世の中に少しづつ浸透するのに、たぶん5年はかかるでしょう。
カリフォルニアからコロラドへと、米国先端文化地域が移動したのもそうですが、時代は「海から山へ」移動していると、考えております。

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***2019年7月12日発行
高城さんは石垣島のような海から白山のような山へ移動が始まる(既に始まっている?)と予測されていると思いますが、今のうちに白山でビジネスを始めるのであれば、どのようなビジネスが良いでしょうか。
また、白山もいずれ石垣島のように、土地が高騰してしまったりするのでしょうか。
高城さんの予測をお伺いできればと思います。

【 A 】
この数年、世界的なトレンドが海から山へと移るとお話ししてまいりました。
米国を見ても先端地域はカリフォルニアからコロラドのような山へと移り変わっており、いまや海辺は一般客が集まって地価や物価が驚きほど跳ね上がってしまったことから、実験的な取り組みができない場所になってしまいました。
そこで、もし、僕が白山でなにかはじめるとしたら、「夏だけしかやらない」店を、いまのうちから作ると思いますね。
飲食店でも宿屋でも構いません。
もしかしたら、電気がなくても良いのかもしれません。
そんな「実験的な取り組み」ができる時間も、そう長くないでしょう。
僕のように、好きだけど海辺に嫌気がさした人々が大移動するのも時間の問題でしょうし、昔から、乱世に賢人が集まるのは、山なのですから。

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***2018年11月30日発行
いつもたくさんの刺激をいただきありがとうございます。
初めて質問します。
メルマガでお話されている、劇的な社会変動が迫る状況を私自身も数年来強く感じてきました。
そんな中、国内の中山間地域に移住し、自給的な農をしながら高齢者の訪問介護・障がい者の移動支援など、困りごとがある方々を支える生業を中心に暮らしを送ろうと考え、その準備を続けています。
そしていよいよ、この数ヵ月は国内の移住先(長野から西のエリア)を探しに、夫婦でいくつかの地域を訪れましたが、コレ!という出会いにはまだ至っていません。
気候や自然・水資源の豊かさ、災害リスクの低さ、その土地の文化性など、色々と比較はできます。
でもそれでは何か、直観に働きかける何かが、、足りないのですよね。
高城さんご自身、もしくはご友人が、「ここは面白いね」「ここはステキだね」と感じた日本の山間地がありましたら、是非参考にしたいです。
また、日本という国家と心中せず、ミクロな個人~集落レベルで今後をハッピーに生きていくために大事なことは何か、アドバイスをいただけたら嬉しいです。

【 A 】
少し前なら、徳島の神山や岡山中北部、岐阜の郡上八幡など、日本にも素敵な場所と、そこに息づく人たちがいらっしゃいますが、いま、僕が注目しているのは、石川の白山です。
富士山、立山と並び、日本三大霊山のひとつとして知られる白山は、古くから知られる、いわゆる「パワースポット」で、正確には、富山県、石川県、福井県、岐阜県の4県にまたがっている山間地です。
たぶん、いま訪れても「なんで、ここが素敵なんですか?」と言われるほど、まだまだなにもない場所ですが、3年から5年ほどで「なんかちょっといいかも」と思う人が増え、10年ほど経つと多くの人が「面白い」と認識する場所になるでしょう。
「また、日本という国家と心中せず、ミクロな個人~集落レベルで今後をハッピーに生きていくために大事なことは」、いつもお話ししておりますように、モノや情報、そして人間関係の削減と資産の分散です。
結果、生まれるのは余裕と時間となり、お求めに近づくでしょう。

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***2021年2月26日発行
私は、名古屋で不動産業を営んでいます。
おかげさまで、コロナ禍でも本業は順調です。
ただ、今の実態経済がガタガタなのに、株価だけが釣り上がる状況を見ていると不安で一杯です。
そこで、異業種に参入したいと思っています。
具体的には飲食業を考えています。
コロナ禍での飲食業の状況を考えると、一見無謀な感じがしますが、良い条件の居抜き物件があったり、腕のいい料理人を確保しやすかったり、ある意味チャンスだと思っています。
食材にこだわった、できればお客様もこちらが選べるような居酒屋をやりたいです。
ちなみに、私の実家が岐阜県の郡上市にあり、田んぼや畑、山があるのでそこで作る米や野菜を使いたいと思っています(父親や親戚が野菜を作っており、いずれは自分で作りたいと思っています)。
高城さんなら、どのようにやられますでしょうか?

【 A 】
白山信仰の地、岐阜県郡上の魅力は、頂からこぼれ落ちた素晴らしい川にあります。
長良川や飛騨川、九頭竜川の支流に恵まれ、鮎、アマゴ、イワナをはじめ、一帯に日本有数の美味しい川魚が生息しており、この天然の恵みに感謝するようにはじまったのが、「郡上おどり」です。
いまでは、日本三大盆踊りのひとつに成長し、毎年30万人を超える参加者が訪れるまで大きくなりました。
そこで僕なら、郡上川魚専門店をやりますね、できれば自ら釣りにも出て。
「米や野菜」なら他にもありますが、郡上川魚の素晴らしさは、他に類を見ません。
ちなみに、美濃太田から郡上八幡に行く長良川鉄道は、僕の好きな鉄道路線のひとつです。
故さくらももこ先生が、郡上八幡に魅了され、頼まれもしないのに、郡上八幡のキャラクター「GJ8マン」がラッピングされた車両は、いまも楽しい!
近隣にいて時間があれば、さくら先生を偲んで、この電車に乗るほどです。
ご活躍に期待しますね!

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***2020年5月15日発行
いつも真摯な情報発信ありがとうございます。
有益な情報もそうですが、何より高城さんの現実から目をそらさず、それでいて最大限前向きに生きようとする姿勢にいつも感化されています。
これから厳しいことが沢山起きると思いますが、逃げずにやっていきたいと思います。
さて質問です。
コロナ後、飲食店はどういう風に変わっていくべきと思いますか?
非デジタルで高い在庫リスクを抱え、止まれない事業の最たるものとして今最も煽りを食っているのが飲食業だと思います。
大半が死滅していくと思うと大きな損失でとても悲しいですが、逆に相応のチャンスも眠っていると思います。
今後健康という機能と心の豊かさを食を通して提供していきたいと考えていますが、
その形態を早いうちから考えたいと思い質問いたしました。

【 A 】
いまでこそ、Uber Eatsが席巻していますが、もともと江戸時代には「岡持ち文化」がありました。
「岡持ち」とは、飲食店が出前に使う木やアルミニウムの箱のことで、
「岡」は「外(ほか)」が、訛ったものが語源です。
これが、蕎麦屋や寿司屋の基本ビジネス、つまり出前が売り上げの大半だったんです。
これ以前の寿司屋は、屋台ともいうべき慳貪(けんどん)食で、その当時の名残が、白木のカウンターとして、いまも残っています。
しかし、気がつくと寿司屋は、本来の文化を見誤ります。
数万円もする上に、不自然極まりなき全員同じ時間に食事をはじめる軍隊方式で自由度の低い高級鮨屋が、金融緩和とともに蔓延りました。
僕はこの手の店に、どんなに美味しくても、自ら進んで出向くことはありませんでした。
例外なく、どこも客層が悪い。
一方、とても美味しいのに、顧客のニーズにあわせて出前をやってるような寿司屋は、いまも活路を見出せています。
前者は、人手や食材ロスをはじめ、言い訳は山のようにあると思いますが、
最後は「こだわりという名のプライド」が捨てきれず、その証左は不動産価格が高い「一等地に出店」という態度に見て取れます。
他方、後者は、おいしい寿司を提供するにあたり、懐具合いも含め、顧客を大切に考えています。
このような「寿司屋の考え方」に見るように、今後、生き残るかどうかの勝敗は、実は、新型コロナウィルス感染拡大前に決まっていたのです。
今年、なにもしなければ、30%以上の飲食店は、淘汰されるでしょう。
また、僕なら、出前やテイクアウトだけではなく、シェフがどこかに行くことも考えます。
それは、皆さんのご自宅に限りません。
すでに、ひと夏だけ北陸の白山山中で有名シェフが営む「ポップアップ業態」のようなレストランもあります。
今後、ほとんどの人々が以前のような感覚に戻らないことから、散々お話ししてまいりました「圏外への移動」が、時代のキーワードになるでしょう。
それには、飲食も含まれ、また、多くの人が「あたらしさ」を感じるはずです。
昔の阿夫利山のふもとにあった「阿夫利」のように、美味しい水のそばで期間限定で特別なラーメンを提供すれば、世界中から人が集まる時代になりました。
これから飲食業は、あたらしいステージに突入しますので、理解ある人たちにとっては、面白くなりますね!

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いつも異世界に連れていってくれるような文章に痺れさせてもらっています。ありがとうございます。
沖縄に長期滞在されている高城さんなら、沖縄でどんな飲食店を作りたいと思いますか?
【 A 】
そんなバカな!とお思いかもしれませんが、どなたでも数日間の沖縄滞在中、三食および10時と3時のおやつを当店でお召し上がりいただけば、あっという間に痩せて、見違えるように健康になれる飲食店がオープン!
ご宿泊は、高級ホテルでも、AirBnBでも、お好きな場所をお選びください。ただし、沖縄滞在中の数日間、口に入れるもの、すべては当店のものに限ります。
また、北部などの遠方にお出かけなら、特別なお弁当をご用意。
沖縄ならではの地元食材だけを使って、すべてご提供いたします。
高品質なもずくや県産の素晴らしい牛肉や豚肉、多良間のノニやクワン草、そして一切小麦を使わない沖縄そばから、「塩マカロン」にカビなしコーヒーまで。
週末の二泊三日間でも、身体も心も「完全リブート」でき、食事だけで「次の扉」を開くお手伝いをいたします。
ただし、初日と最後に、ご自身で指先からちょっと血を出していただき、ご要望であれば、朝食へお越しの際に、尿もお取りください。数日間の楽しい沖縄旅行期間中に、ご自身の身体の変化を可視化いたします。「断食道場」ならぬ「良食道場」。

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「時差が解決される時代は来るのか」という質問についてご回答ありがとうございました。
訪日インバウンドのマーケティングの仕事をメインとしており、「日本と仕事」をせざるを得ない状況ですが、徐々に「世界と仕事」も増やしてバランスを取っていきたいと考えております。尚、今回の質問ですが、長年高城さんの読者で毎週のようにメルマガをチェックし、人生の指針とさせていただいてますが、一点気づいたことがあります。それは、今まで「おすすめのラーメン屋」についての言及がないということです。確かメルマガ以外ですと、NEXTRAVELERの沖縄編で一度紹介されていたことはあったかと思いますが、それ以外思い当たる節がないです。私はラーメンフリークで全国の出張先で仕事ついでにラーメンを食べ歩いておりまして、ぜひもしこの機会に実はラーメン屋も密かにいかれているということであれば、高城さんの日本でオススメのラーメン屋さんがありましたらぜひ教えて下さいませ。
【 A 】
十代の頃に、変わった屋台のラーメン屋でバイトというか、手伝いをしていたことがあります。その屋台は、神出鬼没で、毎夜異なるできるだけ目立たない場所に車を停めて、密かに営業していました。ある時は、病院敷地内、またある時は表通りから目につかない駐車場の外れと、夜な夜な開業場所が異なっていたのです。いうまでもなく、店主は相当変わった人物で、とある市の5分の1を所有する大地主ながら、長年和食の花板でもありました。そこで、人生最後の楽しみとして、趣味で屋台のラーメン屋をはじめたのです。資金もあることから、まず、他に類を見ない屋台作りをはじめます。ラーメンの味を大きく左右するのは、いうまでもなく水です。かつての名店「AFURI」が、箱根の阿夫利山の麓にあった頃と、恵比寿に初出店した味がまったく異なってしまったのは水の違いだったのは有名ですが、件の店主は、巨大な水タンクを搭載した屋台を作っていました。当然、味も採算度外視で作ってますから、メチャうまです!噂が噂を呼び、連日連夜客が押し寄せるので、当時としては珍しい携帯電話で予約を取っていました。しかし、この店主が変人ぶりを発揮していたのは、これに限りません。驚くことに、この店では客ではなく、店主がメニューを決めていたのです。どんなに、自分が食べたいラーメンがあっても、店主が決めるので食べることができません。その上、麺が普通ではありません。僕が店主に決められたのは、「帯麺」と呼ばれるメニューで、幅5センチほどの麺が、ラーメンのスープのなかに一本しか、入っていません。まるで、メチャ長いワンタンのようなのですが、これが美味しんです!それに魅了された僕は、いつしか常連客位になり、気がつくと手伝いをはじめていました。その修行は厳しく、有名店に連れて行かれ、外から匂いを嗅ぎ、レシピや食材を判断するなど、まるで「美味しんぼ」の海原雄山と山岡士郎幼少期のような日々が続いたのです。ですので、いまでも有名ラーメン店に訪れると(前を通りかかると)、匂いでかなりのことが理解できます。なかには、到底ここには書けない食材を使っている有名店も多く(いわゆる「秘伝」)、だから人は癖になり、自身では気がつかないうちに「ラーメンフリーク」となってしまいます。このようなこともあって、美味しいけどなにが入っているのかわからないけど僕にはわかるラーメン店を、あまり公言することはしないようにしていますし、件の店を超える一店には、いまだ巡り合っていません。なにしろ、その店は原価率200%を超えていたのです。そんなある日、体を壊した店主は、僕に言います。「お前、俺のあとを継がないか?」赤字になった分はすべて補填するから、店を引き継いで、ラーメンの世界を変えて欲しいと、店主は僕に言いました。他に類を見ない原価率200%の屋台ラーメン屋を引き継ぐのか、それとも、世に出たばかりのコンピュータを使って、なにかを作るのか。この話の続きは、いつかどこかで(まだまだ続きます、一晩話せるほどに)。

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