今週はG1のマイルCSを予想していこうと思います。今年は先週のエリザベス女王杯同様に阪神開催となるため、阪神の坂ありコースでどうなるか考えねばなりません。しかし、先週の馬場を見る限り、ディープ産駒2頭が突っ込んできたビュンビュンとスピードの出る速い馬場でもあるのでその辺りは見極めないといけませんね。

Prediction and Discussion

◎レシステンシア

闘争心が強く、しぶとい。前走のNHKマイルは調教後500キロあった馬体が輸送もあってか476キロになって、とんでもない状態でのレース。そんな中で先行して、逆風の突風を先頭で受けながらもしぶとく粘っての2着。桜花賞も外からスマイルカナを捉えて勝ったと思われたが、重い馬場で分があるデアリングタクトに差されて2着と、実力はかなり高い。来週ジャパンCでデアリングタクトが好走することを見越すと、この馬の能力もかなりのものだと思う。しかも阪神JFのハイペースの逃げとレコードタイムもある。ちなみにチューリップ賞はスローの逃げがダメという感じではなく鞍上が他の馬に競られるまで動かしてなくて、なんか違和感を感じた。何かを試したのかもしれない。ただ、いずれにしても瞬発力勝負じゃ、分が悪いので自分のかたちに持ち込みたい。本来は一度叩いてからがいいかなとも思うが、休み明けでも闘争心は鮮度でなんとかなるとして、体力充電されて、古馬にちょっと競られてスイッチが入って、オラオラと逃げて欲しい。万全の状態で古馬との対決、サリオスとの対決が楽しみだ。

○サリオス

集中力があって、信頼できる馬。信頼できるというのは、真面目にしっかり走ってきてまだ手を抜いておらず、つまり投げ出さないから。コントレイルに皐月賞は僅差で持っていかれたが、ほとんど差はなかった。ダービーはマイナス体重でありながら、しっかり差してきて2着と、ほんとに驚かされた。真面目でいい馬だと思う。前走の毎日王冠は圧勝とリズムもよく、今回は短縮で挑んでくるが、本来はペースがやや速くなって後ろに行って差しに回る展開かもしれないが、デムーロさんが馬場を判断して前目につけさせると思う。レシステンシアのハイペース逃げを捕らえられるか、その辺りが1番気になるところ。

▲グランアレグリア

量主体の馬で阪神カップから、精神的にも肉体的にも変わった感じ。もうノリに乗っている。崩れるとしたら前走挙動をみせるはずだと思うから大崩れはないと思う。間隔が詰まっていて、休み明けのリフレッシュな感じがないので、ややマイナスかもしれないが、十分能力でカバーできるだろう。1200からの臨戦もよく、すんなり前目につけれそうでレシステンシアをサリオスと一緒に捕まえにいく展開だと思う。ここで頭をとれなければ、徐々にパフォーマンスを落としていくイメージか。いずれにしてもまだまだ強い。

△アドマイヤマーズ

この馬は休み明けの叩いて集中してほんとによく走る。今回も休み明け、しっかり叩いてぐっと集中する場面。ただ、鞍上とその集中のリズムが合わなそうでやや割引した。

△サウンドキアラ

春の戦績を見ても、能力はあって、前走は休み明け伸びない内にいって凡走したが、良馬場に変わってしっかり伸びてきそう。巻き返しに期待。

△インディチャンプ

本来は叩いて集中するタイプだが、加齢とともにLぽさもでてきているので、休み明けでも走れそう。というか休み明けで1発にかけてくるタームに入ったのかもしれない。要警戒。

買い目

◎単複
◎→◯▲ワイド、馬連
◎◯→◎◯▲→◎◯▲△3連系