朝日杯FSレビュー⇒2023クラシックへ牡馬編

こんにちは、朝日杯は上位3頭強かったですね。完全に量で抜け出して他馬との差をつけましたね。いい感じでキャラも見えてきたので、レースを振り返りつつ、まとめていこうと思います。先週の牝馬編に続き牡馬編ということでまとめておきます。

1.各馬の量とタイプの修正


シンプルにダノンタッチダウンの評価を誤りましたね。全然闘争心ありますし精神力もしっかりしてました。これに肉体がついてきたときが怖いですね。そして◎スズカダブルも大誤算。これも修正でした。量としてはレイべリング、ダノンタッチダウン、ドルチェモアの3頭が抜けて、ちょっとレンジは異なりますが、キョウエイブリッサ、バグラダス、オオバンブルマイも上位ですかね。それではまとめましょう。

2.クラシックへ向けて牡馬編

用語について
S:闘争心、C:集中力、精神力、L:淡泊さ、冷静さ

横綱

うーん、このメンバーでは不在ですかね。

大関

レイべリングSC(L)

二戦目でしたが闘争心も乗ってましたね。外枠からうまくポジションをとりましたし、量はメンバー中でもトップクラスでした。新馬戦でみせた差す闘争心を今回はレース序盤からみせてくれた印象ですが、うまくコントロールされれば勝つまでありえそうでしたね。この量と闘争心は武器になるでしょうし、次走どこを走ってくるでしょうか。ただ、エネルギーを放出する走りですので、勝つときはしっかり仕留めたい印象ですね。タイプとしてはSC(L)でしょう。まだどこか不安な面を抱えていて、(L)のオフの瞬間があるのかなと思っています。しかし、前哨戦で消耗しながら権利稼ぎはちょっともったいないと思いますので、速いところ賞金を加算したいですね。

ドルチェモアSC

いい闘争心と精神力で上位の馬の中では一番完成度が高かった分、勝りましたね。精神力もしっかりしていました。タイプはSCでしょう。一方でレイべリング、ダノンタッチダウンの2頭に比べると粗々しさがなく、ダノンファンタジーのような優等生の雰囲気を漂わせています。本番でしっかり走らせるには起伏をつけるか、直行がいいでしょう。前哨戦をはさむなら凡走するといいですが、走ってしまうと、本番でダメージがきそうです。

ダノンタッチダウンSC

まだまだこの完成度でこれだけ走られるわけですからお手上げでした。正直、精神的なもろさがでると思っていましたが、予想以上にしっかりしていました。闘争心、精神力があってタイプはSCですね。肉体がここについてきたときにどのようなパフォーマンスになるか楽しみですね。あとはまだまだ粗いイメージですので、これが研ぎ澄まされたときにどうなるでしょうか。可能性を秘めた馬ですね。

関脇

キョウエイブリッサSC(L)

量のレンジが本来の短い距離ではない中で、最大限のパフォーマンスを見せてくれました。このカテゴリーでは関脇としましたが、舞台が異なればもう少し上のレベルかもしれません。この舞台で頑張るということは、肉体以上の精神の部分が大きく、闘争心はもちろんのことしっかりした精神力があると思いました。タイプはSC(L)でしょう。そしてこの馬も起伏をつけた戦績がいいようで、このあとはしっかり休んで、軽く凡走後に、本番のイメージがいいかなと思いました。NHKマイルを目指すでしょうか。個人的にはやはり短距離路線が魅力だとおもいます。

バグラダスSC(L)

この馬も量のレンジが異なる中で、しぶとい走りでした。前走の反動もある程度ある中で、精神力でしっかり支えられて走ったと思いました。この馬もタイプはSC(L)でしょう。崩れずらくもそれなりに頑張りますので、休みをはさみながら、うまく凡走と好走のバランスをつくると強さを発揮しそうなイメージですね。また量とパワーをスピードに乗せますからパワーを使える条件は面白いかもしれませんね。

オオバンブルマイCS(L)

痛恨の出遅れで序盤はレースに参加できなかったですが、最後いい勢いで突っ込んできました。やはり集中力のような走りをみせてくれていて、タイプはCS(L)でいいでしょう。マイルで馬群の中で楽しみがあるかなと思うので、NHKマイルで内枠を引いてくれればと思う次第ですね。

オールパルフェsSC(L)

前走頑張りすぎた中で、今回はもっと凡走すると思いましたが、圧の中で思ったよりも耐えた印象でした。予想していたよりも精神力が強そうで、タイプはsSC(L)としました。去年のプルパレイのようなイメージでしたが、思ったより強かったですね。気持ちをぶつけてレースするのでエネルギーの放出が大きく、休みをはさみながらいくとよいかもしれませんね。

小結

ティニアSC(L)

前走の反動でしょうか。思ったよりも躍動がありませんでしたね。過去の戦績を踏まえても、闘争心と精神力はそれなりにありあそうで、SC(L)のタイプでよさそうですが、今回楽を覚えましたので、これが癖にならないとよいかと思いました。休み明けリセットしてどんな走りをみせるでしょうか。

フロムダスクsSC(L)

これは前走の反動がもろに出たかたちで予想通りでしたね。いい闘争心と精神力で走りますからタイプとしてはsSC(L)でしょうね。そして、そのエネルギーを放出すると反動も出やすいので、よっぽど気持ちが乗らないかぎりはこのように起伏のついた戦績になると思いました。

その他チェックしておく馬

ドンデンガエシCS(L)

今回は休み明けでしたのでしょうがないですが、馬はがんばろうとしていましたね。まあ戦績をみながら集中していくタイプでCS(L)と思っていましたので、次走短い間隔で馬体を絞ってくると楽しみかもしれません。まずはそこで仮説の検証といきましょう。

グラニットSSL(C)

思ったよりも精神的な強さがありませんでしたね。パンサラッサなどをひきあいに出しましたが、ちょっとお門違いでした。闘争心に任せて圧がないところではのびのびやれそうですが、レベルが上がる場面ではきそうですね。タイプはSSL(C)とします。エネルギーはあるのですが、ハマる部分が限られている印象です。相手関係や舞台を確認しながらやる必要がありそうですね。

ニシノベストワンLC

これはある程度、予想通りで、今回は反動のターンでした。しっかり休んで充電したらよいと思います。休み明けズドンといくかそこで凡走してもその次でズドンとくると思うので気長に待てばよいかと思いました。タイプはLCでよいと思います。

スズカダブルSC(L)

集中力系のそれと思いましたが、思ったよりもハマりませんでした。一つ可能性としてあるのは右回りが苦手ということ。得意手前があるということですね。となると今回阪神でひたすら凡走しましたので、左回りに変わる場面でしっかり狙っても面白いかもしれません。また馬体ももう少し絞れるかもしれませんので、そのあたりも注視しながら見ていきたいです。現状のタイプとしては、集中する可能性を残してSC(L)としておきます。

3.最後に

朝日杯を終えていろいろとユニークな馬がいて楽しみになりましたね。今回出走していない馬はホープフルにいくでしょうから、そこから横綱が現れるのか、または今回のこのメンバーから成長するのか、いろいろと楽しみですね。

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