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【2024年問題】タクシードライバーへの影響【ほぼない】

みなさん、こんにちは。
タクシーちゃんねるのげん太です。

本日は運転系職業の労働問題である【2024年問題】についてタクシードライバーへの影響について書いていきます。

結論からお伝えすると隔日勤務者の場合、ほぼ変更点がないので影響はないです。日勤者は月の最大拘束時間が10時間の減少なので多少影響はあります。(言うほど影響はないですが、猛烈に稼ぐ必要のある人には不利)

私の営業所やドライバーのグループラインでも一時期話題でした。今回タクシー業界における2024年問題は、タクシードライバーの仕事にどう影響を与えるのか。簡単に説明していきます。


1.タクシー日勤者の2024年問題

いけぐち社労士事務所HP参照

タクシーの日勤者は1ヶ月の拘束時間が11時間、減少することになりました。しかし、東京の乗務員はこの拘束時間の上限まで目一杯働いている人は少数です。東京の日勤者の場合、夜日勤の人と車を交代して乗っているので、大体多くのドライバーが1日の拘束時間は多くても12時間程度で、月間24日働くと288時間となります。ものすごく稼ぎたい人には不利な改正となりましたが、多くのタクシードライバーは今すでに拘束時間288時間の範囲内で収まっているので影響は大きくないのではと感じています。

2.タクシー隔日勤務の2024年問題

タクシーの隔日勤務者での変更点は主に勤務終了後、次の出番までの休息時間についてです。従来は20時間だったものを24時間以上に変更となりました。例えば2/20(火)出勤時間が8時だったとして翌朝4時に仕事を終えて明け休。次の出番は2/22(木)8時なので、24時間以上の休息時間は従来からありました。そのため2024年問題の影響はほとんどありません。

3.ハイヤーの2024年問題

ハイヤーに関しては、1ヶ月の残業時間が5時間短くなっています。ハイヤーはタクシーの歩合給と違って残業時給制で働く側面があるので、労働時間の減少(残業時間の減少)は、給料に直結します。

4.【2024年問題】から分かることと将来の予想

今回の【2024年問題】がタクシードライバーの労働に与える影響はそれほど大きくないと思っています。しかし、このような労働時間短縮の流れは今後再び議論になることは大いにあります。

繁華街で飲み終えたお客さまを狙って深夜も仕事をするのがタクシードライバー。

その理由はもともとデスクワークの仕事に比べて私たちドライバー職は、長時間労働が常態化していたためです。今も労働時間は長い傾向にありますが、自分の裁量で働くことができたり未経験からでも高収入を得ることができる点が魅力です。

車両も綺麗に洗車、きちんと整備されています。

このような職業上の魅力を残すためにもより短時間で、多くの生産性をあげられるような努力が必要です。私の専門はタクシーですが、より稼げるように営業スキルや営業エリアの工夫をするとか、配車アプリ、相乗り乗車を活用するといった施策をさらに進めていけると良いと思います。企業からの指示を待つのではなく、タクシードライバーは現場個人の判断で生産性を上げられるような考え方や学び方をして、歩合給で月収50万円で満足することなく60万円、70万円と収入を増やしていけるように頑張っていきましょう。長時間労働が抑制されていて、オンとオフのメリハリ、そして年収では活躍次第では600~900万円が得られるということで、より健康で優秀な人が東京のタクシー業界で活躍してほしいです。

街が好きという人にもタクシードライバーの仕事は向いています。

本日の記事は以上です。
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