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「タクシーをエンタメにする」ことは、『ちゃんと話を聞いたらタクシー運転手悪いやついない説』を当たり前にすること。

タクシーをエンタメにしています、ヨナシロです。

このnoteでの投稿以外に、Facebookの非公開グループ(無料)で
『タクシーエンタメ奮闘記』を毎日投稿しています。

「どうすればタクシーを面白くできるだろう?」という謎解きゲームのようなチャレンジの記録を読むことができます。

何を投稿しているか分からないとなんか怪しいと思いますので、
本日はその中の記事を公開します。

本日公開する内容は、
『タクシーをエンタメにすることとは、
「ちゃんと話を聞いたらタクシー運転手悪いやついない説」
を当たり前(仕組み化)にすること 』

について投稿した記事です。
よろしくお願いいたします。

それではどうぞ。

ーーー

2019,8,17

こんにちは、本日も宜しくお願い致します。

本日は、とあるタクシーに関連したニュースをみつけ、そこに、タクシーをエンタメにする核心的な部分が隠れていることに気づいたためその内容です。

題して
『タクシーをエンタメにすることとは、
「ちゃんと話を聞いたらタクシー運転手悪いやついない説」
を当たり前(仕組み化)にすること』
です。

先日、YouTuberであり、音楽ユニットのスカイピースのメンバー「☆イニ☆」さんが体験したタクシーでのお話しがYouTubeにアップされました。

その内容が以下でニュースになっています。

要約すると、
「タクシーに乗ってみたところ、運転手の態度ににムカついた。
でもいろいろ話してみたら案外相手を理解できて良い人だと思った。」

といった感じです。
一度きちんと読んでいただいた方がこの後理解しやすいと思います。
お手数おかけします_(._.)_

『スカイピース・☆イニ☆、横柄なタクシー運転手に「人生で一番イライラ」もその後の対応に絶賛の声』



この中でとても重要なのは、『話を聞く(運転手の情報を知る)ことで“意外と話せるな”と思えた』ところです。


ーー運転手の情報がないーー



東京でタクシーに乗ってみると、得られる情報は名前、会社名くらいがほとんどです。

運転手が
「どこの都道府県出身の人なのか」
「どんな趣味を持っているのか」
パーソナルな部分は聞いてみないとわかりません。

また、お客様が安心できる要素にもなる
「どこの地域が得意なのか」
「何年やっているのか」
「どれだけ安心できるのか(クレームがない)」
という情報すらありません。

※実際には事業所ごとや個人個人に優良マーク新人マークのついたタクシーもありますが
情報量は少なく、
それだけでは判断しかねると思います。

これは、街中を走っているタクシーを外から見たときもそうですが
乗ってみてもほとんど分かりません。

お客様が「羽田空港まで」と言って
運転手が「かしこまりました」と言ったのに
大きく経路を間違えられた
という話をお客様から聞いたことがあります。

営業所が表示されてはいますが、その地域に精通しているとは限りません。

今の情報の少ないと仕組みの場合、
その運転手がどれ程の経験を持ち、どの地域が詳しいという情報がないため
「かしこまりました」で本当に安心して良いのか?
という情報の非対称なところがあります。

また、情報が少ないことにより
「遠回りするかも」
「雑な接客されるかも」
と言った不信感を抱かれることもあります。

乗って来るときは威圧感バリバリのお客様がいますが、誠意をもって対応すれば降りる頃には穏やかになることがあります。
それは、雑な態度や、嫌な運転手に出会った経験があるせいで「舐められないように」と緊張感を持っているからだと僕は思っています。
特に女性は多いです。

乗ったタクシーに10年以上の経験や、詳しい地区の情報、信頼度が見える情報があれば
お客様も安心できると思います。

これらは運転手のスキル面の情報ですが、
パーソナルな情報も必要だと思います。

例えば、僕の場合「與那城(よなしろ)」というゴリゴリの沖縄ネームのため、そこに、関心を抱いてくださる方が少なくありません。

「沖縄の方ですか?」と聞かれることもあるので、
名前と会社名くらいの情報しか出ていませんが
「沖縄出身です」と書いているようなものです。

プロフィールが表示されていて、その運転手が何に興味があるか分かれば話もしやすいと思いますし、例え共通点がなくても、今の情報が無さすぎる仕組みよりは安心してもらえる可能性はぐんと上がると思います。

スカイピースの☆イニ☆さんの場合であれば、もしそこに「趣味・YouTubeを見ること」とあれば「スカイピースって知ってますか?」みたいなところから会話が弾むと思いますし、
☆イニ☆さんと同郷か同じ趣味を持っていれば、共通の話が出来るかもしれないです。

東京という場所なだけで、なんとなく殺伐とした雰囲気のあるのにも関わらず、
人間味があまりにもないと相手への信頼度も持つことができません。

明らかに東京は地方よりアパート(特に単身)の隣人とのコミュニケーションが少ないと思いますが、
それを想像していただければ
なんとなく理解できると思います。



ーー
そもそも環境の問題
ーー



東京でタクシー運転手に雑な態度をとられるとムカつくけど、
地方や海外にいけばそれも受け入れられるということもあると思います。

その例えで、
スリムクラブの真栄田さんがテレビで以前話していた沖縄のタクシーの話をよく使います。

『沖縄で、仕事に向かうためにタクシーに乗った真栄田さんは途中、工事で通行止めになっているところに遭遇しました。
もうバックするしかない状況のなかで、運転手から出た言葉が
「はいっ!お客さんっ、降りて後ろ案内してっ!」
と言われたそう』
テレビではオポジティブなエピソードとして取り上げ、笑いも起きていました。

ですが、これ、東京で同じことが起きたらどうなるか?と考えると想像に難しくないと思います。
その前後の運転手とのやり取りで生まれた関係性によっても変わると思いますが、

きっと真栄田さんが体験したようなことが東京で起きたら、クレームもんです。

東京ではクレームに繋がりやすく、
沖縄だと受け流しやすいと思います。

観光地であることや(ワクワクした気分)
その地域の空気感(沖縄のテキトーさ)
があることで、
沖縄ではある程度の大雑把な運転手に出会っても想定済みだし、むしろ楽しめる。

一方、
仕事をする場所(緊張感がある)
なんとなく殺伐(プロならしっかりやれ)
である東京で尚且つ運転手の情報がなさすぎて、不信感を抱きやすい。

という環境の要因があります。



ーー
タクシー運転手への負のバイアスがある
ーー



そんな東京の空気感に、情報が少なすぎて(遠回りするかも?)不信感を抱いたお客様が乗ってくると、余計な思い込みを持つこともあります。

記事に書いてある☆イニ☆さんが体験したイライラは、
乗ってすぐの“話し方やため口”の時点で嫌悪感を抱いています。
その後の態度も、バカにしたような半笑いも
当然接客として好くないのは大前提ですが
ただ運転手がそういう人なだけで「こいつバカにしてるんじゃないか?」という思い込みの可能性もあり得ます。

※☆イニ☆さんが悪いとは思っていません。
なかには、乗って来たときからタクシーへの不信感を持っている人がいるということの例えです。

運転手の情報がなく、
タクシー運転手は
「遠回りする」
「雑な接客する」
というイメージによって
認知の部分で疑いを持つバイアスがかかっていると思っています。

ですが、
タクシーに乗る人で話しかけてくる方は、タクシー運転手のことを理解しようとしてくれます。
それが当たり前の方は、
話してみれば案外、タクシー運転手は悪い人がいない
と言うことに気づいているのだと思います。

それは、僕自身がタクシー運転手をしながら周りの運転手を見ても感じることですし、
何度も客としてタクシーを利用しても
そう感じます。

気づいている人だけ気付いているのが今の状況ですが、
もっと運転手のプロフィールや得意な地域等の情報を見せ、
タクシー運転手を理解することが出来る仕組みになれば
「ちゃんと話を聞いたらタクシー運転手悪いやついない説」
が当たり前の業界になり、余計な不満を生まずに済むと思います。

それでも悪い人はタクシーだからというより、人としてなので気にしないことですかね(^^;

このニュースを読んだときに、あ、これだ!
と思いました。
「タクシーをエンタメにすること」は
「ちゃんと話を聞いたらタクシー運転手悪いやついない説」

が当たり前になることだと。


ーーー

以上が『タクシーエンタメ奮闘記』で公開している記事でした。

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何もない今の状態からタクシーをエンタメすることを目指す奮闘の記録です。
「琉球國物語製作記」というハッタリ計画のオマケつき。

本日は『性善説でいこうとするタクシー業界』というお話を投稿しました。

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