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29歳、気づきを増やしたい

頭が ぷすんぷすんする。
早く認められたいとか、早くすごいやつと思われたいとか、そんな身の丈に合わないことを2時間くらい考えていたからだろう。

わーダメだ超だめだもうほんとダメ。
ってなったとき、考えることを諦めて
「谷川俊太郎質問箱」という本を読んだ。

これは色々な人の質問に、谷川俊太郎さんが
答えていくというシンプルなもの。

一言でいうと、もう最高。
私の中のしょうもない背伸びが、心底全くしょうもなかったことに気付かされ、
生きていて全く考えたことも無かったことを目にし、まさかの私、今泣いている。笑

谷川俊太郎って、教科書とかでよく
名前は聞くけど、
こんなに浸透力はんぱなーーーい!!
人だと思わなかった。

今の私なんてもんは、
自由人ぶってるくせに結局枠にはまることに安心感を覚え、でもそんな自分に嫌気もさして
あっちゃこっちゃのしっちゃかめっちゃか。

中途半端に大人になって
中途半端に子ども部分を飼いならし、
数分おきに大人と子どもが行ったり来たりで
落ち着かない毎日。

一体あんた、第何次成長期?
思春期みたいだな。しょーもな!!!!

だけど谷川俊太郎さんは
その感性を大切にすればいいとか、

そんな歳にもなって、どうしてこんな質問をしなきゃならない羽目になったんだ、とか
緩急織り交ぜながらではあるが、全ての人へ
優しさがすごい。

誰のことも差別していない。
子どもも子ども扱いしていない。

巷でよく言われたりする
こうあるべき、とか、正しい正しくない。とか、そういう返しが一切ない。

だけど、ある程度社会の中の大人としての立場ももちろん持っていて、トンチンカンでもない。

そして自分というのも持っている。
ユーモアたっぷりのやつ。

とにかくバランス感覚がえげつないのだ。
何を食べ、どう生きたらこうなれるのか。
私もこんな人になりたいなあ。と思ったら
泣けた。


あーあ。いかんいかん。
またこうやって上ばかり見ている。
情けない自分もしっかり可愛いだろう私よ。

ブレてはいけない。
何を芯とするかまだ決めてもないけど。
とにかくブレてはいけない気がする。


質問の中にこんなものがあった。

「死んだお父さん、お母さん、おばあちゃんに会いたいのですが、死んだ人には、いつか会えますか?」

会えると思います。から始まり、
つらつらと書かれたその最後は
こう締められている。

「お父さん、お母さん、おばあちゃんを、
死んだ後も、どこまで深く愛しているかが
キーですね。」


これを読んだ私、どっかーーーん。だ。
カミナリが落ちて、どっかーーん。


愛するって言う感覚、
私にはあるのだろうか。

親を愛するなんて、考えもしなかった。
私は親を愛しているのだろうか。

っていうかそもそも、
愛しているって、どういうこと??


愛やらなんやらは分からないけれど、
家族のことは一生懸命考えられる。
これって愛なんだろうか?
愛って一体なんなんだろうか??


死ぬまでに、この答えが
見つかればいいなあと思う。


おーすーしー!おすしーおすしーおすしー🍣!!