福山雅治でも劣等感を抱くのか

福山雅治大大大好きな母に連れられて、
WE'RE BROS. TOUR 2018
仙台公演2日目を見に行ってきた。

初めて見る福山雅治のライブ。

私は初めて見るライブの時
客層が気になるのだが、今回のライブは
チケット代が少し高めということも
あるのか、お客さんの年齢層が高い気がする。
思いのほか男性が多い。


そんでもってやばい、意外と近い…

調べたら、セキスイハイムスーパーアリーナって
キャパ1万人以下なのか…
っていうかそもそも福山雅治って本当に
存在するんだ…なんかみんなが好きな顔のデータを集めて作ったAIとかかと思ってた…
本当にいるんだ…遺伝子の奇跡…

そんなことを考えていたら、
あっという間に開演。

ツアーメンバーが入場し、センターの照明がパーンと明るくなったと思いきや、一瞬で消え、
真っ白のパンツに真っ白ジャケットの
「福山雅治」登場!

大歓声と共に客席一面
タオルがぶんぶん振り回される。

ねえ!タオル早いよ!
こんな光景見たことないよ!!!笑

あまりにも素晴らしすぎて、
福山雅治より客席に目がいく。

一曲目のインスト曲が始まると、
大画面に曲名が ばーん!
ジャケット写真、リリース日と共に ばーん!

ちょっとまって!?なんて画期的なの!?
いつの曲で、いつのシングルなのか、
どのアルバム曲なのかが一目瞭然。
そのままレンタルに購入にネットに
走れちゃうじゃん!
え、これすごくない!?

とかわたわたしながら、やっと福山雅治に
集中して目を凝らす。

全身真っ白な福山雅治(以下、ましゃ)が
眩しすぎて、もちろん
パフォーマンスもかっこよすぎて、
こりゃだめだ!こりゃタオル振り回すわ、
そりゃそーだわ!と納得。

そうこうしているうちに2曲目。
まだましゃは一言も発していない。

前奏が終わって いよいよ歌くるよー!って
なった時に私、第2のおったまげ。

スクリーンに歌詞が出る!!!!!!

おい……まじかよ…全曲歌詞出るの!?
わあー、私も歌えちゃう、
一緒に口ずさめちゃう。たのしい!!

そしておもむろに金のテープが大爆発!

え!?早すぎるww

これってライブの最後に一発ぼーん!しか
見たことないよ!なにこれ!!

その後も金テは計2回ぶっ放され、
ステージ前では炎がぼんぼんあがり、
桜坂で桜が舞い散り、
花道真ん中のステージの上に
謎のキラキラ照明がティンカーベルみたいに
ゆらゆら、くるくる回る。

もう、そのほかにも色々細かくステージ装飾が変わり、大画面のスクリーンは映像が変わり、
ましゃは花道もステージも
何度も何度も往復し、
なんならステージの端にもスタンドマイク、
客席中央のステージでも、時計でいう0時と6時に両方スタンドマイクをおき、1番歌うと反対に振り返り残りを歌う。

歩きながら
そこら中の客席に水をぶっかけまくり、
曲の間奏や、曲終わりで毎回ピックを飛ばすし
お客さんがフリやすいように指揮者のように
オーバーアクションまでとる。

MCが多く、
こまめに温度調節をスタッフにお願いし、
バラード歌うから座っていいよと声をかけ、
終始思いやりがすごい。

みんなが楽しめるようにの気遣いが
ばっちばち伝わってくる。
ほかのアーティストももちろんそうするけど、
ましゃのレベルは違う。細かすぎる!

これはだめだ、これは好きになる
そりゃああああ好きになる(白目)

有名な曲くらいしか知らない私でも、
歌詞が出ることによって、知らない曲が
すんなり聞けちゃう中でふと思ったのは、
福山雅治って意外と歌詞が暗いのね!
ってこと。

暗いっていうとちょっとニュアンスとして
微妙なんだけど、
こんなに大成功して、なにもかも完璧なのに
歌詞の中の福山雅治は劣等感がすごかったり、
自分のことが分かんなくなったり、
いろんなことに追いつきたい悔しさが
強かったり、ここから逃げてしまいたかったり

そういう「中の人」要素が強い歌詞が多くて
結構驚いた。


AIじゃないのね(当たり前だけど)
人間くささが凄すぎて、むしろ共感しかでない。

住む世界も食べてる物も飲んでる水も
吸ってる空気まで違うような遠い人なのに、
こちら側と感覚がとても近いというか
寄り添い力がすごい。

それって普通に出来るかと言われると
難しいんじゃないのかな。

ああ、これは推しますよね
ええ、また来ちゃいますよね
おかん来なくても一人で行きますよねこれ

心から素晴らしいものを見れました。

福山雅治さん、
本当にありがとうございました(土下座)


(外ではしゃぐ私と母)


おーすーしー!おすしーおすしーおすしー🍣!!