見出し画像

投票所に馴染みがあること → ◯

昨日は第25回参議院議員通常選挙がありました。投票率が芳しくなかったようですが、投票所へのアクセスやその建物・場所に馴染みがあるかといった条件が、投票所に足を運ぶかどうかに大きく影響しているのではないかと感じました。

現時点では、期日前投票も含めて、スマートフォンから選挙の投票はできず、どこかの投票所に出向いて、そこで手渡される投票用紙に手書きで記入するという行為が必要です。投票所は地域の小中学校や公民館などが選ばれることが大半だと思います。

自宅に近くアクセスが良いということに加えて、その場所が自分にとって身近な存在であることが重要かと感じました。都市型の生活を送り、引越しを繰り返しているような住民にとっては、近隣の小中学校や公民館はほとんど生活圏と見なされず、地図上で存在を知っていても、アゥエーな場所でしかありません。

自分自身と投票所となる場所に何らかの関わりがないと、理念だけでは足を運ぶことが億劫になるのではないでしょうか?人を投票所に引きつけるには、お祭りやコンサートなどしか思いつきませんが、何らかの選挙そのもの以外のきっかけが必要でしょう。きっかけに何が良いのかは何とも言えません。
自分に身近な存在であるスマートフォンから投票できることも、期待される一つの方向性ですが、それ以外に、投票所という物理的な場所を魅力的にしたり身近にするというアプローチもあるのではないでしょうか?

それが崩壊しているから、投票率がどんどん下がるのだという皮肉な見方もありそうですが、可能性のひとつとして考えてみました。

世界中にある使いにくいユーザーインターフェースの改善・研究のために、ご支援をお願いします。