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キャラクター化を徹底している → ◯

素晴らしくアメリカンなドーナツです。おいしそうに見えないとか、食べにくいとか色使いが毒々しいとか一般論での批判があるようですが、そういう問題ではないのです。

キャラクターの世界観をドーナツという媒体で徹底的に表現するという点では成功しているのではないでしょうか。

やり過ぎはよくないというひとつの考え方があります。しかし日本には古くから本来の目的や合理性を通り越して、細部の造形が異様に発達するという異形のスタイルが存在します。戦国武将の身を守る甲冑から昭和の不良の特攻服に至るまで「ここまでやるか」というものがたくさんあります。

ドーナツとしての外観や食べやすさを優先しては、中途半端なものにしかならないのです。極端に言えば、お菓子あるいは食品としてのドーナツを少々逸脱したところに、この商品の意義があるのだと思います。


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