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私は何も完成させることができない、と感じるときに読む手紙

自分の力を120%発揮して、全てのポテンシャルを注ぎ込み、ゴールに到達する。
私の持てる力や環境を限界まで使ってなにかを完成させ、仕上げる。
そんな「完成や達成」のことを考えると、「私にはとてもそんなことできないな」と無力感を感じてしまうこともあるかもしれません。
私は中途半端なところで、中途半端な力を使い、中途半端なものしか作りあげられないのではないか、と。

しかし自分や環境の力をフルに使って「完璧なもの」を作り上げるより、どんなに完成度が低くても「自分の手で作った」という行為が、あなたにとっては大事なのではないでしょうか。

誰にも頼らず私はこれを解決した。
そういう実感が持てるよう、適当でもハンパでも構わないから、とりあえずそこに空いてしまった穴をそこらへんに置いてあった材料で塞ぐ。
なにかと比べて「完璧ではない」なんてちっとも感じる必要はないのです。
ホイホイっと片手間でやってもよい。
あなたが、あなたの必要性によって、あなた自身の手でそれを「成し遂げた」。
ひょっとしたら成し遂げることすら重要ではなく、そこにあなたがエネルギーを「注ぎ込んだ」。
そのことが一番大切なのではないでしょうか。

いつも全力で取り組み完璧を目指していたら、現実的には労力が大きくなりすぎて重荷になってしまうでしょう。
「そこまでやることないじゃない」「これで充分」ということを、自分の手でやってみる。
そうすると自分に無力感を感じることはなくなるのではないかと思います。