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タロットスプレッドにレイアウトは必要か?

久々日記です。

6月からやっていた2023年下半期の運勢占いのメニューが今日で終了。すなわち繁忙期が終わった訳なので、またボワボワと考えをアウトプットしてみます。

今日はスプレッドにはレイアウトがいるか、いらないかを考えていました。

スプレッドにレイアウトが必要か否か問題

自分はタロットスプレッドを作るとき、今までずっと「カードの配置図(レイアウト)」と「各ポジションの意味」をセットにしてきました。

こんな感じ。何枚目のカードをどこに置くか指定されている。

レイアウトがあるパターン


このスプレッドには「縛りと自由」というテーマがあり、それがレイアウトで表現される。

「あなた」カードの上に「縛り」カードが置かれ、縛られている様子が表現されている。またその縛りを抜け出した上に「自由」カードがあるのも、「縛りから抜け出した先に自由があるよ」という表現になっている。縛りの上にあるから軽さも出ている。

これは、レイアウトがスプレッドのテーマの表現を助けている。レイアウトに意味があるパターン。

でももしかしたら、よほど形に意味がなければレイアウト不要なのでは?という気もし、少し前にこういうスプレッドも作ってみた。

レイアウトがないパターン

カードをどう並べるかの配置図はなく、ただ何枚目に引いたカードが何を示すかが書かれているだけ。

枚数が多いので、リーダーが11枚のカードをレイアウトのお手本を見ながら並べると「あれ、次はどこに置くんだっけ?」という混乱も生むよなあ・・・と思ってこのようにしてみた。レイアウトにこだわるより、一つひとつの質問に向き合えることを優先した。これはこれでまあアリ。

その流れで、今日はまたレイアウトなしスプレッドを作った。でもあまり良くなくて、レイアウトありバージョンで作り直すことに。

レイアウトなしで作ったけどやっぱりありにしたパターン

これで自分でもリーディングしてみたが、なにかしっくり来ない。自分で引いたカードをあれこれ並べ替えたりしているうちに、カードたちが自然とレイアウトを作り始め、結局、こういう配置図のあるスプレッドに作り直した。

最初の「縛りと自由」スプレッドほど配置に意味があるとは言えないが、「本質」が中央にあって、「直面する問題」が上(正面)にあるのはしっくり来る。

レイアウトありかなしか?

さっきの11枚引きのは良くて、今回の4枚引きのが良くなかったのはなぜだろう。枚数が多いか少ないかの違いだろうか?

それとも、11枚引きの方も、実はレイアウトを作ってみたらその方がよかったりするのだろうか?

そう思ったので、セルフリーディングで登場した11枚をもう一度取り出し、いろいろ並べ替えてレイアウトを考えてみる。

正面向きのカードを中央のラインに、左か右に向いたカードを左右向かい合わせになるように…。全体の絵、あるいはマンダラとしてしっくり来る配置はできた。

が、やっぱり11枚をお手本に合わせて並べていくのに意識を取られてしまうし、形の意味もそこまで強くない。であるなら、この場合は特にレイアウトを決めず、一つひとつの問いとカードを考えることに意識を使った方がよさそう。(でも、引いた人が自分なりのマンダラを作ってみることには意味があるかもしれない)

レイアウトは「絶対なければならないもの」でもないが、ケースによってあった方がいいときとない方がいいときがあるようだ。それは枚数や、レイアウトの形そのものに意味を持たせられるかどうか、どこにリーダーの意識を向けたいか、スプレッドのテーマ、などによって変わってきそう。