私を構成する9枚で辿る22年の私的音楽体験


ということで9枚考えていたら「なんかもっとこの画像だけでは伝わりきらないのを放出したい...語りたい...(言い訳したい...)」となったので更新です。かの有名な#私を構成する9枚ですが、やろうとすると何か色々考えちゃって実はまだやったことなかったんですよねー。それが、、自分の今の音楽の好み、思想を形作ったもの、なおかつ今でも好きで聴きたいと思うもの(あとかっこつけない)という考え方で選び始めたら2時間くらいでちゃちゃーっと決まっちゃいまして、もうこれしかないと思います。その後これ書くのにめっちゃかかってますけど... せっかく読んでくれてる人も離脱してしまうので前置きはこれくらいにして...時系列順(僕が出会った順)に9枚(とその周辺)の話をしていきましょう。左上から列ごとに右下に行きます。


人生で一番長く聴き続けているバンド

スピッツ「CYCLE HIT 1997-2005 Spitz Complete Single COLLECTION」

さて一番の問題チョイスです。ベストなのだよ。「名前をつけてやる」でも「ハチミツ」でも「ハヤブサ」でも「三日月ロック」でもないのだよ。しかもこっちの後半なのだよ。スピッツで一番最初に聴いたし、しばらくはこれともう1枚のベストしか聴いてなかったから。オリジナルアルバムだいたい網羅したの大学入ってからだし。小学生高学年、ちょっとずつ音楽が気になりだしたときベストが出るからーって母親が買って、車の中で聴いて段々と家にCD持って帰って聴いて。あれから10年以上、「ハネモノ」や「遥か」はクソかっこよいロックアルバム「三日月ロック」に入っていることを知り、(もう1枚の方だけど)「空も飛べるはず」は意外にも後ろでディストーションギターが蠢いていることを知り、「ハチミツ」で聴く「ロビンソン」はベストの時よりメランコリックに聞え、近すぎず遠すぎず、聴くべき時に聴くべき引き出しを用意してくれていた人生で一番長く聞き続けているバンド。

その他の同時期の候補

ゆず「すみれ」、スキマスイッチ「夕風ブレンド」


音楽無風期間

レミオロメン「ether」

まだまだそこそこしか音楽聴いてない中学時代。その中で聴き倒したのはこれかな。3月9日とか南風とかモラトリアムとか今でも普通に歌える。小林武史プロデュースはこの作品からなんだけど、「ether」はまだ独特の素朴さ、ヘタウマ具合が良い感じに残ってて良いよね。ホントに面白い惜しいバンドだったなーと、「粉雪」が無かったらどうだっただろう今でも思うレミオロメン。再結成して思いっきり、スッカスカのダッルダルの作ってくれないかなー、無理か...

その他の同時期候補

BUMP OF CHICKEN「orbital period」、秦基博「ALRIGHT」


ありがとうロキノン、フォーエバーロキノン

チャットモンチー「告白」、andymori「ファンファーレと熱狂」、the band apart「alfred and cavity」

高校1年生だっただろうか、これを観て僕の人生の時間とお金の使い方は大きく狂わされました。


今でも全く同じの残ってるの凄い笑 こんなにエモーショナルで生々しい音で、美しい日本語でこんな音楽が存在するのかと。もっとこういうの聴きたいと。果たしてここに1人のロキノン厨が誕生したのです。そこから周辺をYouTubeとGEOのレンタルを駆使して、聴き漁りに漁り、その中で現在も生き残ったのがこの3枚というわけ。

チャットモンチーはもはやこのくくりに入れず別で書こうかとも思ったくらい言わずもがな。人生のフェイバリット。小6くらいで「シャングリラ」耳にしたのは覚えているのにスルーしていて、それを後悔するくらい「もう、これしかない」音楽だった。その頃YouTubeに日比谷野音、武道館、ZeppのDVDがまさかのフル尺で上がってて、ホントに何回観たか分からない。(ちなみにちゃんと後で買いそろえました。) 髙橋久美子さんが脱退してしまったのはファンになって程なくしてからで、結局3人でのライブは観れずじまい。だからこそこの先もフェイバリットであり続ける気がするんだよね。

聴きたかった音楽はここにあったのかとYouTubeを漁っていた頃、それなりに良いなーみたいなやつは恒常的に見つかるんだけど、andymoriに出会ったときの衝撃はその他大勢とは全くもって次元が違った。速い、ペラい、曲が短い、歌が良い。10代で聴いたらこんなの当然好きになっちゃうよ。あーかっこいい音楽ってこれでいいんだと思った。その頃CDショップも全部閉店したクソ田舎のGEOでレンタル取り扱って無い!ってなって1st、2nd、3rdタワレコオンラインで買ったなー。今でもちゃんと3枚とも家にあった。

「Still awake」のMVを初めて観た時の衝撃は今でもはっきり覚えているバンアパ。当時あった英詩はちょっと...みたいのを完全にぶっ壊したバンドであり、ギター、ベース、ドラムそれぞれのパートを意識して聴くというリスニング体験を初めてしたのもこのバンド。パワーコードべたーっみたいなのが多かったからねこの頃聴いてたの。今の趣味趣向に繋がっている要素も多々あるし、というかロキノン系聴き漁ってる中でバンアパをフェイバリット並に好きになる時点で今の方向性に向かっていくのは必然だったと思うのです。

10代後半に出会った音楽は~なんて言いますがホントその通りだと思います。抗えない。ロキノンフォーエバーなんですホント。

その他の同時期候補

フジファブリック「TEENAGER」、the pillows「MY FOOT」、ASIAN KUNG-FU GENERATION「ワールド ワールド ワールド」


「ロック」の呪縛

Arctic Monkeys「Whatever People Say I Am,That's What I'm Not」

高校3年くらいから大学1,2年くらいまでの自分の音楽に対する状況を説明するのにまさになタイトル。「ロックええやん」となってからそれなりに聴き漁って例えばRIJFに出てるバンドはだいたい分かるみたいになる。ちょっと時代をさかのぼって洋邦聴くようになる。それなりに良いもの好きなものも見つけるんだけど、これだ!というのになかなか出会えないもどかしい感じ。特にこの頃の邦ロックで良いものも見つけられずネタ切れになるという感じで、音楽熱もしぼんでいった。振り返ると、「ロック」、「バンド」というジャンルに凝りすぎてたのと、同じようなのばっかり聴いてるから当然バックグラウンドや引き出しも狭いわけで、当時意味わかんなくて今聴くとめっちゃ良いやつとかいっぱいある。「Kid A」とか当然の様に意味わかんなかったなー。

ただそんなの全く関係なく熱中するものもあって、アクモンは他に聴いてるものが少ない分ホントに良く聴いた。当時まだ洋楽を邦楽と同じテンションでは聴けてないときだったんだけど、そういうのを軽々超えてくるアクモンはホントに今でもスペシャル。ちなみに1st、2nd至上主義だった最初期を経て、今は5thが一番好きだし、3rdの評価もグングン上昇中。今でもかなりいるアクモンの1st、2ndで止まってる邦ロックバンドの皆さんはアクモンのその後の変遷を辿って勉強して下さい。(暴言)

その他の同時期候補

The Beatles「Revolver」、a flood of circle「I'M FREE」、Radiohead「OK Computer」、スーパーカー「スリーアウトチェンジ」、Perfume「GAME」


「ロック」、「バンド」の外に広がる世界

lyrical school「date course」、cero「Obscure Ride」

大学2年生くらいから。ここら辺から完全に今と同じような音楽の聴き方になる。「ロック」、「バンド」の呪縛からの脱出。きっかけは色々あるんだけど、一番はtwitterとかSNS、あり得ない枚数毎年新譜を聴いて年末年間ベストとか発表してる人たちがいるのを知ったこと、あとは某氏のブログなどなど。いままで聴いてきた音楽がどれだけ局所的なもので、その外にはというかその外にこそ、自分が聴きたい音楽が聴ききれないほどあるんだと言うことが分かってくる。ホントに最近リアルでも「ロック」、「バンド」の呪縛にとらわれている人多すぎるなと感じるし、むしろリアルでの音楽好きといってる人ほどそういう傾向があって、自意識過剰な余計なことだと思いつつもそういう呪縛を何とかして無くしていくことをちょっとした使命感のように思っている自分がいる。気持ち悪いね。

まずはアイドル系から。1枚アルバム選ぶとしたらリリスクのこれかなー。アルバム1枚でのストーリー、世界観がずば抜けているのはもちろんだけど、とにかく楽しいよねホント。こんだけ多幸感があって元気が出る、笑顔になるジャンル、日本のアイドルしかないと思うんですよね。しんどい時に無意識に再生してしまう。あとはアイドル楽曲というのに加えて、ヒップホップへの扉を開いてくれた1枚であることもポイント。tofuさんには今一度アイドルへの提供仕事増やして欲しいなーなんて思ったり...

リリスクを始めとするアイドルがポップサイドだとすれば、インディーサイドはこれしか無いでしょというcero「Obscure Ride」。実はこのアルバムは最初聴いたとき意味が分からなかった。というのも今聴いてもこれ結構難しいアルバムだと思うんですよね特に後半は。シティーポップみたいに言われているものの中では結構聴きづらい類いなのでは。だから思ってるよりcero好きな人多くて野音も全然チケット取れなくてっていうのには正直驚いている。まあ音楽オタクみたいな人たちがもれなく好きだからってことかもしれないけど。これのホントの魅力に気づいたのは小沢健二「Eclectic」、D'Angelo「Black Messiah」を聴いてから。「うわ!こういうことだったのか」と。「Sign Magazine」2015年間ベスト記事での宇野さんの「ディアンジェロとケンドリック・ラマーの年に、日本にceroがいたこと。日本で『Obscure Ride』が鳴っていたこと。それが、どれだけ心強かったことか。」というレビュー書き出しは何度読んでも泣きそうになる。このヒップホップもソウルもジャズもフォークも何もかも飲み込んだ最強のポップアルバムをリアルタイムで聴けてホントに良かった。僕をあらゆるジャンルに接続させてくれた9枚の中でもマストな1枚。

その他の同時期候補

Negicco「ティー・フォー・スリー」、GRAPEVINE「Burning Tree」、D'Angelo & The Vanguard「Black Messiah」、小沢健二「Eclectic」  、サニーデイ・サービス「サニーデイ・サービス」、シャムキャッツ「AFTER HOURS」 


好きなジャンル、譲れない本質

The Lumineers「Cleopatra」

いよいよ最後。時系列的には上と重なるところもあるのですが、ここでの最大の(というか音楽聴き始めて最大の)トピックはサブスクリプションサービスの登場です。「Apple Music」を使い始めたのは去年(2016年)の1/3。日付まではっきり覚えてます。この日から僕の人生はホントに変わりました。世界のあらゆる音楽を月1000円足らずで、家にいながら発売日に聴けるシステム。毎週TSUTAYA通ってたのがホントに馬鹿みたいに感じるほど。まあ結局聴く枚数が劇的に増えて、中でもリアルタイムの海外の音楽を邦楽と同じテンションで聴くようになったというのが結果なんですが、そうやって色々聴くようになってホントに良かったのは自分が何が好きなのかというのがよりはっきり見えてきたこと。

その中の代表かなーと思ったのがThe Lumineers。ジャンルで言うとアコースティックなフォーク、カントリーの要素があるもの。好きな音楽の特徴を大枠でまとめると、歌を蔑ろにせず大事にしている、しっかり中心にしている、ドラムだったりのリズムに工夫があって良いもの。これがたどり着いた答えかなと思います。振り返ると9枚全部当てはまってるんですよね。こうやって9枚ピックアップして、自分の根本の好きなものって言うのはそう簡単には揺るがないんだなっていうのを知れたのが本当に嬉しかった。

その他の同時期候補

Bon Iver「Bon Iver」、The xx「xx」、Ásgeir「Afterglow」、OGRE YOU ASSHOLE「100年後」


以上ですが、こんな長い自分語りここまで読んでくれた人いるのか。9枚を通して人生22年の音楽の自己紹介をしてきましたが、振り返ってみてみると歴、積み重ねの薄さが見えてくるものになったかなーとは思う。そういう意味で当初のコンセプトだった格好つけずにというのは達成できたのでは。また1年後、2年後とかにやったらどうなのかなー。変わるもロマン、変わらぬもロマンですね。一生新しい音楽にわくわく出来ると良いなー。






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ひいもと

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